近畿自動車道 紀勢線(田辺ーすさみ)パンフレット

 近畿自動車道紀勢線は、大阪府松原市を起点とし、和歌山県和歌山市及び田辺市等を経由し、三重県多気郡多気町に至る延長約340kmの高速自動車国道です。
 この路線は、京阪神と紀南を結ぶ幹線道路として、輸送時間の短縮や一般道の混雑緩和を図り、地域相互の産業、経済、文化、観光の振興と発展を主な目的としています。

起終点
起点)和歌山県田辺(たなべ)市
       稲成町(いなりちょう)
終点)和歌山県西牟婁(にしむろ)郡
       すさみ町江住(えすみ)
計画延長
38km
幅員
20.5m(完成)
10.5~9.5m(暫定)
構造規格
第1種 第3級
設計速度
80km/h
車線数
4車線(完成)
2車線(暫定)

  • 田辺市
  • 上富田町
  • 白浜町
  • すさみ町

過去の事業状況:

過去の事業状況:

過去の事業状況:

過去の事業状況:

標準断面図

土工部 完成4車線
土工部 暫定2車線 橋梁部 暫定2車線 トンネル部 暫定2車線

道路諸元


南海トラフの巨大地震の危険にさらされている

 地震の発生確率は非常に高く大きな被害があると予想されています。


災害時の代替ルートとしての機能

 国道42号は津波や越波、土砂災害の影響を受けやすく、台風や地震があると複数の箇所で通行止めになることが予想されます。
 紀南地域には、ほかに幹線道路がないため、自然災害時の移動に著しい制限を受けることになります。
 紀勢線(田辺~すさみ)は、最新の道路橋示方書で設計されているので、阪神淡路大震災の地震にも耐えうる構造となります。

阪神淡路大震災
 平成7年の阪神淡路大震災では、高速道路と国道の27路線36区間で通行止めとなり、救援物資の輸送が困難なため、多くの被災者が苦労をしました。
 東南海地震や東海地震の危険にさらされている紀南地域でも、一刻も早い幹線道路の整備が待たれています。


緊急医療に力を発揮

 紀勢線(田辺~すさみ)の整備により、三次救急医療施設(南和歌山医療センター)への緊急患者の搬送時間が短縮されます。また、現道の線形不良区間を回避することにより、安定した搬送が可能となり、患者への身体的な負担の軽減が期待できます。

すさみ町江住から南和歌山医療センターまでのルートと時間短縮

時間短縮で交流も活発に

 紀勢線(田辺~すさみ)が整備されると、京阪神圏と紀南地域が高規格道路で結ばれることになり、各都市と紀南地域との移動時間が短縮されます。これにより、京阪神圏や和歌山県北部との交流、また、紀南地域内の交流が活発化することが予想され、暮らしが便利になることや経済の発展に期待が寄せられています。

各都市からの時間距離

※H22年道路交通センサスより算出


交通渋滞の緩和

 阪和自動車道の整備により、地域全体の交通量は増えましたが、国道42号の交通量は大幅に減少しました。
 特に夏の観光シーズンには、頻繁に交通渋滞が起きる田辺市や白浜町なども、紀勢線の整備により、国道42号の渋滞が緩和されると期待されています。

近畿自動車道紀勢線の交通量の変化(みなべIC~南紀田辺IC間の整備前後)

出展:紀南河川国道事務所資料


観光客の増加

 交通渋滞の緩和と同様に、阪和自動車道の整備は観光客の増加にも役立っています。紀勢線(田辺~すさみ)が整備されると、京阪神圏や和歌山県北部からの交通が便利になり、より、一層、紀南地域を訪れる人が増えると期待されます。

紀南地域観光客の推移

環境影響評価

 紀勢線(白浜~すさみ)環境影響評価書に基づき、ハヤブサの営巣状況、カワヂシャ、キンラン及びタイキンギクの生育状況を把握するための事後調査を、平成25年から平成28年にかけて実施しました。

区間 資料名称
白浜~すさみ     事後調査報告書pdf