河川の仕事

日裏 義康
現在の業務内容と、その仕事をする上で大切なこと、面白さ、やりがいについて教えてください。

天ヶ瀬ダム再開発事業における工事の施工監督を担当しています。自然を相手にする工事現場では、地質の変状や突発的な湧水等、工事を進めて行く中で設計段階では予想しえなかった様々な問題に直面します。

それらに対し、「コスト、品質、工程、施工の安全性」等を念頭に、現場の技術者の方々と議論し、問題を解決しながら工事を進めて行くことが、施工監督の難しさであり、面白さです。

現在、私が担当している事業は河川事業としては全国屈指の大事業ですが、発注者である我々と、受注者、現場の方々の力が一つになって、見上げるような巨大な構造物が毎日少しずつ形になっていきます。これこそが、この仕事の醍醐味であり、また、そうやって完成した構造物が、今後10年、50年と地域の方々の暮らしを守っていくことになります。

土木に携わる者として、このような事業に関われることは責任もありますが、非常にやりがいを感じます。

現在の業務をされている中で、印象に残ったエピソード(失敗、喜びなど)あればお教えください。

施工監督は、組織の中で最も現場と密接した業務ですが、現場の技術者の方々は、私の何倍も知識と経験を有しています。

失敗と言うほどの話ではありませんが、技術者の方々とのやり取りで自分の知らない用語や工法等の話が出る事も度々あります。現場を指導する立場上、聞きにくいこともあり、打合せの中ではいかにも理解しているような顔で話を聞いていますが、後でインターネットで用語を調べたり、それでも解らないことは、こっそりと現場の方に個別に教えてもらったりしながら、この年齢になっても勉強の毎日です。

国土交通省を検討されている学生の皆さんへ、メッセージをお願いします。

仕事ですから上手くいかないことも、厳しいことも辛いことも、いくらでもあります。

また、最初は解らないことだらけで不安も大きいと思いますが、解らないことは調べればいいのです。迷ったら、どんどん聞けばいいのです。
職場には、頼りになる先輩や上司がたくさんおられるので、何も心配することはありません。

ご自身の目標や夢があれば教えてください。

私は国土交通省における業務の中で、モノを作る現場は特に重要な仕事の一つであると考えています。

これからも社会資本整備として、モノ作りの第一線に立つ国土交通省職員の一員として、熱意と誇りをもって業務に携わるとともに、「現場目線」で日々業務に取り組む中で、同僚からも現場からも信頼される職員になりたいと思います。

近年頻発する集中豪雨や巨大台風が引き起こす洪水や土砂災害などから人々や地域を守るため、河川、ダム、地すべり、砂防、海岸の整備や管理を行っています。

特に淀川流域は大阪市や京都市をはじめ多くの都市を抱える関西の中心地です。

また、多様な生物が生育、生息する豊かな自然環境もあり、これらを保全するとともに人と河川のふれあいの場を創出することで、うるおいと安らぎをもたらします。

ダム機能を向上させ、
流域1400万人の暮らしを守る

天ヶ瀬ダムの放流能力を増強し、ダムを効率的に運用することで、宇治川及び淀川において洪水を安全に流下させ、琵琶湖に調節された洪水の速やかな放流が可能になります。

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