河川の仕事

吉田 昌央
現在の業務内容と、その仕事をする上で大切なこと、面白さ、やりがいについて教えてください。

私は堤防・河川管理施設点検、河川パトロールなどの技術担当として、淀川の河川敷を維持管理する職務に携わっています。

淀川の城北地区には、国の天然記念物であるイタセンパラが生息する貴重な淡水生物の宝庫となっているワンドと呼ばれる水たまりがあるのですが、2000年代に入って外来魚が増加したことで、イタセンパラ等の在来魚が減少してしまいました。

そこで城北ワンドにイタセンパラ等を復活させるために、現場監督として環境に適した水制工の整備や維持作業による外来魚駆除を行いました。こうした取り組みによって、外来魚が減少し在来魚の増加が見られるようになりました。

まさに河川管理者冥利に尽きる結果となり、河川敷を現場で管理する立場として大変やりがいを感じております。

現在の業務をされている中で、印象に残ったエピソード(失敗、喜びなど)あればお教えください。

外来魚駆除の効果を上げるために、外来魚駆除に使用するカゴ漁具の大網モンドリに様々な種類の餌を仕掛け、外来魚毎に捕獲しやすい餌の種類を試行錯誤したが、撒餌による駆除効果があまり出なかった事。

国土交通省を検討されている学生の皆さんへ、メッセージをお願いします。

大変な仕事もたくさんありますが、国土交通省の仕事は多岐にわたっていますので、特定分野の専門知識・経験を積めるだけではなく、希望をすれば様々な分野の仕事に携われます。幅広い経験をしたい方には、ウキウキわくわくする楽しい職場ではないでしょうか。

ご自身の目標や夢があれば教えてください。

様々な分野の仕事にチャレンジする事で、バランス感覚に優れた人間に成長していきたいです。

近年頻発する集中豪雨や巨大台風が引き起こす洪水や土砂災害などから人々や地域を守るため、河川、ダム、地すべり、砂防、海岸の整備や管理を行っています。

特に淀川流域は大阪市や京都市をはじめ多くの都市を抱える関西の中心地です。

また、多様な生物が生育、生息する豊かな自然環境もあり、これらを保全するとともに人と河川のふれあいの場を創出することで、うるおいと安らぎをもたらします。

生き物を育む
自然環境を保全する

淀川の代表的ワンドである城北ワンド群は近年、ゴミや泥の堆積、外来種の侵入により本来の環境が損なわれ、在来魚や貝類が激減。魚介類の棲みやすい環境を目指し、ワンド保全事業を推進しています。

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