港湾・空港の仕事

竹村 知子
現在の業務内容と、その仕事をする上で大切なこと、面白さ、やりがいについて教えてください。

私が所属する神戸港湾事務所は、神戸港・姫路港・尼崎西宮芦屋港の港湾整備を行っています。港湾は人やモノが行き交う物流と産業の拠点であり、雇用と所得を創出させ経済を支える、島国日本にとって非常に重要なインフラです。現在、神戸港は、大阪港と共に全国で2つしか指定されていない国際コンテナ戦略港湾「阪神港」として、日本経済の国際競争力強化に取り組んでいます。

その中で、私は神戸港の利用企業や船会社にヒアリングしたり、入出港船舶のシミュレーション等を担当し、港湾の利便性や機能強化に必要な対策を提案しています。また、島国日本にとって『みなと』がいかに重要であるかを知っていただくため、住民や企業等、幅広い方々に広報活動を行っています。

「港湾を良くするためには?」「より多くの方に『みなと』について知ってもらうには?」と、業務の進め方について自問自答の毎日ですが、日々の業務が日本の更なる発展の一助になれることに「面白さ」と「やりがい」を感じています。

現在の業務をされている中で、印象に残ったエピソード(失敗、喜びなど)あればお教えください。

近畿地方整備局では、JICA(独立行政法人 国際協力機構)などを通じて、発展途上国の技術者が神戸港を視察して、日本の港湾インフラについて勉強する場を設けております。視察に訪れる外国人技術者は、自国により多くの技術を持ち帰ろうと真剣です。特に印象的だったのがチリの青年です。チリは日本と同じ地震が多い国です。神戸港は阪神・淡路大震災から約2年で復旧しました。「速やかに復旧するためは?」「被災しないためには?」と、熱心に復旧後の神戸港を見ていました。

「自分の国は自分達で守る」。彼らの姿勢に改めて自分の仕事の重要性や責任の重さを感じました。

国土交通省を検討されている学生の皆さんへ、メッセージをお願いします。

私たちの仕事は、白い紙に線を引き(計画・設計)、色を塗り一枚の絵を描き上げ(施工)、それを永きに渡って維持する(維持管理)一連の流れをすべて行う仕事です。一つ一つの作業(仕事)は異なりますが、目標は同じです。一つの目標に向かって、様々な仕事に携わることができることが近畿地方整備局で働くことの醍醐味であり、また、どの目標も地域貢献が基本であるため、非常に責任を感じます。皆さんも目標に向かって一緒に働きませんか。

ご自身の目標や夢があれば教えてください。

発展途上国の技術者とお話する時に、語学(特に英語)の大切さを身にしみて感じていますので、最低限のコミュニケーションが取れる語学力を身につけたいです。また、土木に限らず技術は日進月歩です。技術開発に携わり、その延長線上で『特許取得』なんていうことができたらいいと思います。

「みなと」は、物や人が行き交う場であり、生活や産業活動を支える重要な拠点です。

例えば、私たちの日常生活を支える食料や日用品、さらには産業を支える部品や製品のほとんどが海上コンテナという荷姿で「みなと」を通じて運ばれることから、海に囲まれた島国日本にとって、「みなと」は世界と国内を結ぶ物流のスタート地点と言えます。

港湾空港部では、大型コンテナ船への対応等、時代のニーズにあった「みなと」の整備を進めると共に、津波防災対策や広域防災拠点の運営・管理を通じ、経済と国民の暮らしを守る取り組みを進めています。

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