防災の仕事

宮田 大悟
現在の業務内容と、その仕事をする上で大切なこと、面白さ、やりがいについて教えてください。

私は緊急災害対策派遣隊、通称TEC-FORCE(テックフォース)の派遣に関する業務を行っております。

大規模災害時には道路の寸断、土砂崩れ、落橋、堤防の損傷などがあちこちに発生します。そんな時に、被災地へ災害対応のスペシャリストが向かいます。TEC-FORCEと呼ばれ、全国に隊員と災害対策機械を配置し災害に備えています。

災害現場ではポンプ車で浸水した地域の排水を行ったり、被害の状況や復旧に関する技術的な助言を行うことで、救助活動を支援し、後に続く復旧工事のスピードアップを目指します。

全国各地の被災現場で復旧復興を直接支える仕事は他にないもので、現地での感謝の言葉は何よりの励みになります。

現在の業務をされている中で、印象に残ったエピソード(失敗、喜びなど)あればお教えください。

平成27年の茨城県鬼怒川の水害においても近畿地方整備局のTEC-FORCEが活躍しました。

当時は災害発生の情報を入手し、即座に準備に着手、すぐに近畿のTEC-FORCE隊は関東へ向け出動し、現地での排水活動に夜を徹してあたりました。

72時間の壁という言葉があるように、非常事態においては初動が大きなポイントであり、日頃からの訓練などにより迅速な行動を心がけています。

国土交通省を検討されている学生の皆さんへ、メッセージをお願いします。

国土交通省には様々な分野の技術的なスペシャリストがいます。そして近畿あるいは全国と、強いネットワークで組織され、災害時にただちに駆けつけることができ、地域の防災力を高めているところが、国土交通省の大きな強みであり私達の役割です。

ご自身の目標や夢があれば教えてください。

自衛隊や消防に比べ、被災地でのTEC-FORCEの活動はあまり目立ちません。
しかし救急隊や自衛隊が被災地に向かう道を啓いたり、日常生活を取り戻す復旧復興を支えており、担う使命は大きなものです。

今後は認知度を高めていくような取り組みを進めていきたいと考えています。

近年、巨大台風や局地的な集中豪雨によって甚大な被害がもたらされています。

今後発生が懸念されている南海トラフ巨大地震は、これまで経験してきた災害の規模を大きく超える想定になっています。

これらの自然の脅威から人々の命と暮らしを守るため、総力を結集して防災・減災対策に取り組んでいます。

災害発生時の被害を最小限にとどめるため、防災知識の普及・啓発活動や緊急応急対応など実践的な訓練も行っています。

事業の詳細はこちら
近畿地整の仕事TOPに戻る