国土交通省 近畿地方整備局

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紀伊山地砂防

紀伊山地砂防

紀伊山地砂防の概要

 奈良県と和歌山県内において、平成23年台風12号に伴い、河道閉塞が17箇所形成されました。一部の河道閉塞は降雨中に満水となって越流・決壊したため、上下流域の集落に多大な被害が生じました。
 現在、河道閉塞5箇所、大規模斜面崩壊3箇所、土石流発生1箇所について、二次被害の防止並びに地域の安全確保のため、特定緊急砂防事業を実施しています。
台風12号による河道閉塞発生箇所および緊急調査対象箇所
台風12号による河道閉塞発生箇所および緊急調査対象箇所

緊急対策工事の実施

 奈良、和歌山両県知事からの要請を受け、緊急調査結果に基づき決壊や氾濫のおそれが特に高い河道閉塞箇所と、大規模斜面崩壊箇所、崩壊した斜面の対策が必要な箇所、同時多発的に土石流が発生した箇所について、地域の安全安心確保のため、緊急対策工事を実施しています。
赤谷、熊野地区(河道閉塞箇所) 平成23年9月16日着手
北股地区(河道閉塞箇所) 平成23年9月30日着手
長殿、栗平地区(河道閉塞箇所) 平成23年10月8日着手
那智川(土石流発生箇所) 平成23年10月31日着手
清水(宇井)、坪内、三越
(大規模斜面崩壊箇所)
平成23年12月15日着手

緊急対策工事の実施

 熊野地区と北股地区については、湛水池の規模が小さいことから、崩壊土砂により湛水池の埋め戻しを行い、他の河道閉塞については、ポンプによる排水を併用しながら、仮排水路の建設工事を実施しました。大規模斜面崩壊の箇所では河道確保のための仮設護岸の設置、土石流発生箇所では砂防堰堤の設置を実施しています。

紀伊山地で発生した過去の土砂災害

H23年台風12号によりもたらされた崩壊は、豪雨による土砂災害としては戦後最大規模を記録しました。

台風12号による三重県・奈良県・和歌山県の崩壊諸元

崩壊(発生域)箇所数(N) 3,077箇所
崩壊(発生域)面積(A) 約950万m2
崩壊土砂量(V)
(うち緊急調査箇所)
約1億m3
(約3,500万m3)
空中写真撮影範囲面積(Ar) 約4億8,000万m2
崩壊面積率(A/Ar×100) 約0.20%
  • 崩壊地分布図
    崩壊地分布図