昔の町並みが今も残る“聖徳太子ゆかりの里”へ。

温かな雰囲気とサービスに心も和む道の駅。
大阪府南河内郡太子町 / 近つ飛鳥の里太子

[道路マップを見る]

駅うらは街道へつづく。

こちらが竹内街道。
のんびり散策もいいもんですよ。

さすがブドウの町、いろんなぶどうが・・・。

駅の人とついついおしゃべり。
 

こちら無料休憩コーナー。

軍手、軍足とは・・・なるほど地場産業。

近つ飛鳥の里太子駅長 吉田 儀雄
7世紀初め、難波と飛鳥を結ぶ“日本最古の官道(国道)”として整備された竹内街道。大陸からの渡来人が行き交い、万葉集にも度々詠まれたこのルートに、今は国道166号が整備され、一日6〜7千台もの車が往来します。道の駅"近つ飛鳥の里太子"はそんな歴史ある街道筋にありました。

駅長「太子町はまさに、聖徳太子ゆかりの町です。千四百年の歴史の中で名所・旧跡も多いし、竹内街道を散策する人や二上山へのハイカーもよく訪れます。また国道166号は大阪と奈良間の主要道で、交通量も年々増えています。そのため早くから道の駅の必要性が指摘され、ちょうど“なみはや国体”があった平成9年に大阪で2番目の道の駅として誕生しました。おかげ様で、最近では休日ごとに1500人近いお客様が立ち寄られるほどのにぎわいです」

30台ほどの駐車スペースにはいつも車がいっぱい。無料休憩所はひっきりなしに人が出入りし、馴染みのお客さんは駅長さんと軽く談笑して行かれます。どうやら人気の秘密は、立地条件だけではなさそうですね。

駅長「何より皆さんに喜んで帰っていただくことをモットーに、サービス向上を心がけています。そもそも道の駅の使命には、“安らぐ・楽しむ・役立つ”の3つがあります。まずは安全運転のためドライバーにゆっくり休んでいただくのが一番。166号は峠道なので、大雨や冬の凍結期には道路情報も提供します。次に、周辺の散策を楽しむ拠点としての使命。うちは近隣市町村と情報交換し、太子町以外の観光案内も行っているんですよ。そして最後が、地域振興に役立つという使命です。そのため土日祝日に地元の特産品や農産物を並べ“わいわい朝市”を催しています。わずかな時間でも、お客様と地元の人の間でわいわいガヤガヤ、コミュニケーションを楽しんでもらいたくて・・・。元来この朝市は他の場所でやってたんですが、地元の要望で駅の設立当初から会場をここに移しました。今では30軒近い農家が野菜や果物などを持ち寄られますよ」

駅の利用者と地元の、いわば“橋渡し役”に徹しておられる吉田駅長。訪れる人にも自分から気さくに声をかけるそのお人柄が、駅をますます活気づけている様子。ところで普段、この駅にはどんなものを置いているのでしょう。

駅長「主に地元の特産物や農産物ですね。太子町特産のブドウやワイン、野菜類の他、近隣市町村の特産物も売っています。それと太子町は知られざる“軍手の町”でもあるので、軍手軍足も並んでますよ。また駅に品物を納入している組合の中に食堂経営をされてる方々がいるので、かやく弁当やバラ寿司、松茸御飯など、日替わりで違うお弁当も販売しています。駅で食べる方はもちろん、二上山に持って登るお弁当としても好評です。だから駅にはあえて喫茶部門しか作ってないんですよ」

道の駅にふさわしくない商品は、いくら売れそうでも絶対置かない、とキッパリ。儲け主義に走らず、いい駅づくりに励む駅長のポリシーが伝わってきます。そういえばこの駅ならではのユニークなイベントもあるとか・・・。

駅長「お客様に感謝の意を込めて、今年7月20日の海の日に“ブドウ祭り”をやりました。ブドウの激安販売や、ブドウの目方を当てた人に進呈するゲーム、それに9時〜13時は自動販売機を無料開放し、ジュースを飲み放題にしました。今年が第1回目の開催でしたが、大盛況でしたよ。また11月23日には3周年記念行事として“感謝デー”を催します。まだ内容は未定ですが、去年は無料のお餅配布やミカンのつかみどり大会をやりました。ミカン農家が10kg箱百杯分のミカンを提供してくださり、時間内に来られた方はほぼ全員もらえました。野菜も市価の半額以下の激安販売をしましたし、今年も期待しててくださいね」

そうした大盤振る舞いが実現するのも、お客様へのサービス精神、そして駅と地元との密接な関係づくりの賜物でしょう。決して現状で満足せず、お客様の要望にもっと応える努力を続けたい・・・と語る駅長さんの元気な声が飛び交う、道の駅“近つ飛鳥の里太子”。多くのドライバーたちがここに立ち寄りたくなる気持ちが、わかるような気がしました。

[目 次] [新・道の駅紹介[近江母の郷][近つ飛鳥の里太子]]
[シリーズ各駅停車<その17>] [道の駅からのお知らせ]