[l.gif] 近畿の最奥で、村の活性の主役となった駅 [r.gif]

『日本でここだけ!』が3つもそろう山村で珍体験。
和歌山県東牟婁郡北山村/おくとろ
おくとろ




おくとろ温泉は駅の横(0735-49-2575)


焼肉ハウスと喫茶店。前は大きな芝生広場。


テニスコート7面、多目的グラウンド、バンガロー7棟。


16台収容の7オートキャンプ場。他にもキャンプスペース有り。


じゃばらのお求めはこちら。


休憩室は資料豊富。


夏の賑わいに合わせレストランは2つ。


けいちゃん定食1000円。



おくとろ駅長
奥田 貢
道の駅『おくとろ』のある北山村は『瀞八丁』で有名な小さな村ですが、『日本でここだけ!』という珍事が3つもあるとか…

駅長「まず全国で唯一の『飛び地』であり、唯一の『じゃばら』の産地。そして唯一『筏下り』をやっている村なんです」

???、…もう少しご説明を。

駅長「ここは奈良・三重県の山々に囲まれ、和歌山県から離れた和歌山県の飛び地なんです。歩ける程度の道しか無かった昔から、木材を筏にして北山川を新宮まで流していました。村の暮らしが川で新宮とつながっていたことから、村は和歌山県になったんです。じゃばらは柚に似た柑橘類で、この村でしかつくっていません。筏下りは木材運搬の歴史と技術を活かし、全国でここだけ観光営業をしています」

じゃばらとは聞き慣れませんが…

駅長「『邪をはらう』というのが語源です。昔からこの地にあって、柚より果汁が多く、ポン酢など柚のように使ってきましたが、近年果汁を飲んだお客様から『花粉症に効果があった』などのお便りがあり、口コミで広がって、さらに昨年TVに出たことで、人気急上昇。予想外の品薄、早期売り切れとなりました(笑)。放映直後は問い合わせが殺到して、『電話がなかなかつながらない!』という声もあったほどです。以前からインターネットでも販売していましたし、認知度も上がって、かなり遠方からもお客様が来られますよ」

観光筏下りは村営ですか。

駅長「はい、観光センターでもある駅が窓口になっています。専用バスで駅から下流へ5分で乗り場です。コースには急な瀬もあり、腰まで水を浴びますから、着替えをご用意いただいてます。5月頃から夏中の土日は予約でいっぱいですね。このコース下流がジェット船の瀞峡めぐりの循環コースで、乗り場は駅から15分です」

まさに駅が地域活性基地ですね!

駅長「ええ、元々観光センターと公園施設はあったのですが、一般のお客様の休憩スペースや食事・販売の施設が無かったことから、駅づくりとなったんです」

それでは他の施設もご紹介を。

駅長「オートキャンプ場・バンガロー、ナイター照明付きテニスコートにグラウンド。そしてバーベキューコーナー等々(全て予約制)。レストランも2箇所あるので、団体のお客様もご安心ください。その他ラフティング(ゴムボートでの急流下り)体験もでき、宿泊施設はおくとろ温泉が隣接しています」

特産品はもちろんじゃばら商品ですね。

駅長「ポン酢、ワイン、くず餅、こんにゃく…いろいろありますが、まずはじゃばらドリンク、ゼリーがお勧めですね。他、木工製品や有名な『那智黒』細工ですね。碁石、硯等の石・那智黒は那智勝浦町のものだと思われがちですが、ここの少し上流で掘られています」

駅のある国道169号は奈良公園から吉野を経て新宮市までの、奈良・和歌山を結ぶ縦のルート。

駅長「縦ルートは他にもあるので、この辺りの通過交通量は少ないですね。ほとんどこの近辺に観光レジャーで来られるか、当駅へのお客様でしょう」

駅の裏には北山川の流れが。

駅長「上流のダムにはブラックバス釣りの有名スポットも多く、ここも小森ダムのダム湖になっていて、周辺でも釣りができます。また近くには四ノ川という水遊びに最適な渓流もあり、熊野市まで30分という立地から、海川両方を楽しまれるお客様も多いですね」

筏下りのコースでは鮎釣りも盛ん。カヌースポットでもあり、毎年大会も行われている。

駅長「お盆には駅で村の盆踊りが行われますが、今後はさらにお客様と村の皆さんがふれあえる駅の使い方を考えていきたいですね」

村の方々の参加する『日本でここだけ…』が生まれてきそうな、楽しみな村の駅でした。
※じゃばらの出荷は11月ですが、今年から予約受付を10月1日より始めるそうです。特に花粉症の酷い方はお試しの価値ありですよ。
(注/現状では医学的実証はありません)


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