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一面の田園風景…米作のまち坂井町。以前から『農業のまちの中心的施設』を求める声を受け、農業振興と地域交流の施設を設立、道の駅『さかい』が生まれた。館長・江端さんにお聞きした。
館長「駅のある主要地方道福井金津線は通称『空港道路』と呼ばれています。東の国道8号はトラックが多いですが、ここは生活道路として一般車が多いですね。町には観光資源は無いですが、観光バスは増えました。芦原・加賀温泉の往復路、永平寺等観光の寄り道に丁度いいそうです」
それでは農業振興のお話から。
館長「農産物直売所には農家の方の持ち寄りの産物が並びます。農家の収入は流通ルートより、ここに出す方が多いそうです」
お客様は地元中心?
館長「調査では4分の1以上が意外にも福井市内からでした。鯖江・武生、石川県からもお見えです」
近くにショッピングセンターがありますが…
館長「やはり並ぶものが農家で食べるものなので安心できるからでしょう」「葉菜等は虫喰い穴のあるものも並びますが、多くの方はむしろ安心だと…」
安くて新鮮、『無農薬』。しかも朝7時営業!
館長「7時までは持ち込み時間ですが、週末など7時にはレジにお客様の列ができるといった具合です」
さまざまな加工施設がありますね。
館長「『とうふ工房』では地元産大豆のとうふを作っています。オープンの頃、テレビ取材で試食されたアナウンサーから『とうふってこんな味?』と聞かれました。いつも食べているとうふは、こんな豆の味・香りはしないと言う訳です。放送後問い合わせ、大量買い付けが増えました」「『みそ工房』には冷暖房完備の熟成庫があり、無添加で発酵を止めない生きたみそを製造しています。ですからカビも生えるし、発酵ガスで爆発することもあります」
県の認めるこだわりの『Eマーク』とは?
館長「とうふ・みそは地元素材使用、生産者出荷伝票…等、県の厳しい認証をパスしています」
直売所にとうふ・みそ。それに…揚げたて厚揚げ?
館長「ここのとうふの揚げたてを並べます。時々『熱っ!』と、びっくりされています(笑)。10時半の揚げたてを、お待ちになるお客様もありますよ」
醤油も並んでいますが。
館長「大野市のメーカーにオリジナルを依頼しています。1年半かけて作る人気商品で、昨年も1600本が4カ月程で売れました。多くの方にぜんぜん違う!≠ニいった感想をいただいています」
『たくみ工房』や『料理工房』では?
館長「県知事承認の制度『村の達人』が、町に8人おられます。郷土食ぶっかけ汁、豆板・わら細工や竹細工…等々。達人を講師に、しめ縄・竹馬・ちまき…等の講座を開きます」
建物裏側に菜園がありますが。
館長「『いねす野菜塾』です。県の技術者の講座を駅内交流ホールで開きます。農家でも野菜作りはまだプロと呼べない方もおられるので、無農薬生産の技術・知識のレベルアップを進めているわけです」「駅裏休耕田にはコスモス園を設け、摘み取り園やコスモス迷路を楽しんでいただいています」
ところで中央の大きなガラスケースは?
館長「恒例『ふるさとまつり』のメインイベント、『かかしコンテスト』のからくり部門入賞作品を1年間保存展示する展示室です」
イベント開催も頻繁ですね。
館長「この6月の「美空ひばり展」の来場はすごかったです。京都のひばり記念館の未展示品も並び、ファンの方にはたまらなかったでしょう」
こちらは視察が大変多いとか。
館長「北海道から九州まで、今までに多くの団体(1120名)が、農業振興施設のモデルとして視察に来られました。またマレーシア等海外10カ国の政府関係者も来られました。外国の方は勉強熱心で、特にとうふは質問づくしでした。あちらにとうふはないですからね(笑)」
農産物・加工品製造販売大ヒットで、全国農業関係の熱い視線の的「さかい」。第二、第三のさかいが登場するのも近々かも…。
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