| 森林の香りの中、熊野川の眺望を楽しむ |
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駅長「遠方からの方はまず“川”に驚かれますね。とにかく河原が広いでしょ。これは珍しいそうですよ。」 駅近くには有名な「瀞峡めぐり」の遊覧船の発着地が。 駅長「川は上る途中、二股に分かれます。本川の東・北山川をさらに上れば、写真で見られる切り立った崖の峡谷『瀞峡』です。水も景色もとてもきれいですよ。 そろそろ夏、川のシーズンですね。 駅長「はい、ここは鮎釣りでも有名なんですが、釣人にも河原が広くて釣りやすいのが魅力らしいですよ。」「それとカヌーも多いですね。毎年大会もやってますし、夏場は大変賑わいますよ。 山と川が入り組んだこの町は国内ではかなり珍しい“飛び地”の町でもある。駅の対岸は三重県。瀞峡の上流は和歌山・三重・奈良の三県境となっている。 駅長「ほどんどが山となる町の暮らしは昔から林業が中心ですね。開発もなく、川をはじめ幾つかの滝など、自然がそのままに息づいています。 この辺りは「温泉」が多いですね。 駅長「はい、ここにも。駅の少し北に『熊野川温泉』があり、平成7年に公営の宿ができました。 駅は町を走る国道168号の南端に。 駅長 「ええ、新宮市まで数分の場所です。町の中心は駅のすぐ北ですから、海からだと、町の玄関になります。」 奈良県五條市から和歌山県新宮市を南北に結ぶ国道168号ですが・・・ 駅長「最近は奈良でなく、大阪へ行き来する車が多いですね。道も良くなり、途中で311号に移り、龍神、美山、金屋を経て海南湯浅道路の吉備ICへ出るのが最速ルートになっています。和歌山市まで約3時間なので、勝浦からでも海岸沿いを走るより早く行けるので、このルートの利用が増えています。」 ところでこの駅、どこか駅らしくない? 駅長「ええ、ここは元来『林業総合センター』という森林組合の施設なんです。それに地域と森林のPRを兼ねた物販所『杉っ子』を併せてやっていました。そこへ道の駅に、という話が持ち上がったんです。 なるほど中は森林、木のぬくもりを感じるものばかり 駅長「木工品のほとんどは地元の林業関係者の方が作られたものです。それにここは柚子づくりも盛んで、『ゆず酢、ゆず味噌』などを置いています。その他『押麦味噌、鮎味噌』なども人気がありますね。」 現在別棟が工事中のようですが・・・ 駅長「『かあちゃんの店』ですね。町の婦人グループが茶粥、餅、すし等を売る店で、ここで食べられるようにします。また地元野菜等の販売も考えています。この号が発行される頃にはオープンしていますが、それに合わせて現在の展示販売もリニューアルできているでしょう。」 これから益々活気づきそうですね。 駅長「ここは紀南では交通量が多いので、この店ができればと、私たちも期待しています。これからは立ち寄られる方に見てもうのでなく、見るために立ち寄ってもらえるような駅づくりを考えています。 目の前には熊野川。駅長が自慢する駐車場からの景色。河原への小道を伝い、お弁当を広げる家族の姿も見られ、のんびりとしたひとときが過ごせる駅でした。
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