森を愛する町に生まれた東播磨のオアシス。

立ち寄るだけで森林浴気分満喫の道の駅です。
兵庫県多可郡加美町/R427かみ
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兵庫県の加美町は、国道427号を軸にして南北に伸びる、林業の町。道の駅“R427(ルート427)かみ”は、江戸時代からの豊かな植林の森と川に囲まれた、オアシスのような谷あいの駅です。

駅長「国道の名前、R427をそのままつけた道の駅も珍しいのではないでしょうか。この道は18年前までは県道で、道を軸にしてこの街が発展したんですね。それで町の人々の思い入れも強く、道の駅をつくろうという時に、この名前をつけることになったんですよ。国道427号は、阪神地区と但馬地方を結ぶ国道として、クルマの通行も増えてきていますね」

“R427かみ”は、東播磨では初めての道の駅ということもあって、人気も上々。この10月には駅誕生2周年のイベントも催され、先着427名に、地元で育てた新米コシヒカリをプレゼントされたとか。

駅長「建物にもこだわりがあるんですよ。素晴らしい木肌にぜひ触れてくださいね。ほとんどが地元の木材なんです。それに建物の入り口は、屋根のあるオープンスペースを広く取って、森の解放感を感じられる休憩スペースにしてるんです。雨の日でもこの町の緑と空気に、気持ちよくふれあっていただけるとともに、朝市空間にもなっています」

朝市では、地元の農家の皆さんが、その朝収穫した野菜の直販が行われているそうですね。

駅長「ええ、毎週日曜日、朝7時頃から開いています。都市部から来られる皆さんとも直接ふれあえますし、何度も来られている方からは感想などもお聞きできるので、たいへんやる気になってがんばってるんですよ」

朝市、と言えば・・・・加美町は確か地鶏でも有名でしたね。

駅長「はい、加美町の特産“百日地鶏”は、普通ならば60〜70日で出荷されるいわゆる若鶏を100日間育てたものなんです。一般に言うブロイラーの育て方とは違って放し飼いですから、運動不足にもならず、脂肪が少なく肉も締まってるんですね。駅では、特産品として地鶏の燻製や鶏ごはんの素などを用意させていただいていますが、これが皆さんにご好評いただいていましてね、何度もお買い求めに来られる方が多いんですよ」

この地鶏、レストランでも味わえるとか。

駅長「ええ、お得でおいしい、と評判なのは、特に“日替わり百日地鶏ランチ”でしょうか。もちろんその他にも、地鶏を使ったメニューはいろいろあります。そうそう、ごはんは地元のコシヒカリなんですよ。このあたりは海抜264メートルの高地の山あいで、昼夜の気温の差が大きく、おいしいお米がとれるんです」

ところで、お土産としては、美しい和紙なども並んでいますね。こちらの特産なんでしょうか。

駅長「杉原和紙ですね。そう、7世紀後半から始まったと推定されている、県の重要無形文化財なんです。昔、このあたりはこの手漉き和紙・杉原和紙の産地として栄えたそうなんですが、時代とともに1度は廃れてしまいました。しかし現在では、この駅の隣にある杉原和紙研究所で、昔ながらの杉原和紙の技術を復活させてるんです。その研究結果として、駅でもレターセットなどに加工されたものを皆さんにお分けしてるんですよ。いま、杉原和紙の資料館も建設中なんです」

素朴な手触りの杉原和紙・・・・研究所では、平日だけですが、予約すれば手漉き和紙の体験学習もできるそうです。水がキリリと冷えた冬がいちばんのシーズンだそう。ご家族での思い出づくりにいいですね。そして、和紙づくりには澄み切った水がなくてはならない条件ですが、駅のすぐそばを流れる川、ほんとにきれいですよね。

駅長「杉原川ですね。駅から水辺に降りられますよ。アマゴの住む川なので、本当に水はきれいです。夏はよくお子さま連れが水辺に降りてくつろいでらっしゃいますね。このきれいな水を育んでいる加美町の森も、ぜひ散策して行ってください。特に国道を挟んで駅の向い側にある青玉神社の境内にある、樹齢千年とも言われる杉の巨木群は圧巻です。自然のいとなみの長い歴史を感じさせられますね」

道の駅“R427かみ”・・・・春から秋は美しく歴史の長い森での散策や登山、アマゴ釣り、冬には手漉き和紙づくりの体験などが楽しい、谷あいのオアシス。また、地元ならではのさまざまな四季の展示を心がけていらっしゃるとか。「訪れた人々が、何かほっとできる、暖かい空間をつくりたい」と語る駅長さんは、森を愛する林業の方。心優しく豊かな自然いっぱいの“R427かみ”へ、ぜひお立ち寄りくださいね。


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