| 雪にスキーに・・・但馬の駅で“腹ごしらえに足元固め”。 |
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兵庫県但馬・村岡町。このあたりは「ハチ北」、「スカイバレー」等のある関西のスキーのメッカ。スキー場と同じ名前の「ハチ北」はその名の通り、スキーヤーを迎える玄関口のような道の駅です。 駅長「実は村岡町には道の駅が3つもあるんです。近畿で1町にこんなに駅があるのはこの町だけです。そしてここを含む2つは国道9号沿いにあります」 町を貫く国道9号は京都と鳥取・九州までもつなぐ、いわば山陰の大動脈。普通車はもちろん、大型トラックの利用も大変多く、遠くは九州からも・・・。 駅長「スキーヤーとともに観光の方が多いですね。鳥取の三朝・湯村等の温泉や、香住へカニを目当てに行かれるお客さんが立ち寄られます。ここのスキー場民宿街にも温泉があり、冬は外湯もありますよ。 ところでどうして3つも駅が? 駅長「これには訳があって、道の駅より以前に“冬のチェーン着脱場”が必要だったんです。このあたりは特に雪が多く、まあ、だからこそスキー場があるんですが・・・、国道からスキー場への道の交差点なんです。国道は散水融雪もあり、除雪がしっかりできてますが、スキー場への道は雪が残っていたりします。ですから以前の、この周辺の国道ではチェーン着脱のために停滞が起こり、除雪車も通れなくなっていたんです。この駅ができて、“雪のない駐車場”で安全にチェーンが付けられるようになりました」 なるほどここは標高340mの積雪地。駅から国道の和田山方面は峠を背負うかたち・・・雪が多いのもうなずけます。では、除雪は大変でしょうね。 駅長「いいえ、ここには大がかりな融雪装置があるので雪の心配は全くないんです」 見渡したところ、特に変わったものは見あたりませんが・・・ 駅長「大きくは3つ。システムが全て地下にあるんです。一つは夏の間に焼けたアスファルトの熱で水を温め、そのまま冬まで地下の大型タンクで貯湯し、積雪時に駐車スペースの地面に通して雪を溶かす『地下タンク集熱無散水融雪システム』というもの。二つ目は地下100mの岩盤まで不凍液を循環させ、地熱を利用して歩道部分の雪を溶かす『熱交換杭無散水融雪』。三つ目は車道部の散水融雪装置です。さらにこの場所は山あいの傾斜地ですから、それを利用して、雪解け水が溜まらないようにしてありますし、駐車場の中央には、雪を避けて着脱作業ができる大屋根も設けました。ぜひ地面を触ってみてください。温度の違いがわかりますよ」 ところで施設が、2つに分かれてますね。 駅長「休憩所と食堂・特産品販売所に分かれてます。休憩所にはこの辺りの道路の積雪状態がリアルタイムで見られるモニターも設置されてます。歴史街道の『iセンター』でもあり、案内設備も完備。スキー場の紹介パネルやゲレンデコンディション等スキー関連の情報はお任せください。それから食堂では、うどん・そば・丼物他をご用意してます。冬場限定の但馬牛を使った「牛トロ丼」が好評です。特産品販売コーナーでは山の幸を中心に周辺地域のものを、地元としては薫製工房でつくった肉類やチーズ、おもしろいところでは薫製のタクワンまで置いてます。野菜等の生鮮ものも、地元農家の方が持ち込まれますから、これらも見ていただきたいです」 野菜や果物の露天売りは、今や道の駅の定番風景。それでは最後に催し物等について。 駅長「年4回、季節ごとにイベントを行ってます。大したことはできませんが、草餅つきや大鍋などをご用意して、楽しんでいただける駅づくりを心掛けています」 近くには数年前の植樹祭を記念してつくられた「但馬高原植物園」や「木の殿堂(資料館)」もあり、スキー場は夏でもパラグライダーなどの高原スポーツでにぎわいます。スキーのメッカですが、それ以外でも訪ねたい但馬の駅でした。 |
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