HOME > 主な事業 円山川緊急治水対策

円山川緊急治水対策
 
台風23号による洪水は、円山川、出石川で堤防決壊を引き起こし、流域に大きな被害をもたらしました。このとき立野上流で2日間の降雨は計278mm。40年に一度の確率でしか降らないような大雨でした。河川激甚災害対策特別緊急事業においては、同じレベルの雨が降っても、堤防から洪水があふれ出さないよう、川底を掘削し、洪水時の水位を低くしました。また、洪水の流れに大きく影響を及ぼす橋粱、堰を改築しました。

円山川沿いには堤防のない地区が残っています。河口から奈佐川までの下流域では、関係機関と連携し、家屋の浸水被害を最小限に食い止める対策を実行します。また、稲葉川付近など上流域では築堤を行います。


堤防をはさんで私達の住んでいる所を堤内地、川側を堤外地といいます。これより、堤内地にたまる水を内水、堤外地の流水を外水といいます。

【内水被害の仕組み】
 


平常時は、支川の水は本川へ自然に排水されます。

 


大雨が降り、本川の水位が支川の水位より高くなると、本川から支川に洪水が逆流し、支川を流れる雨水が行き場をなくすことで、内水被害が起こります。

 
【内水被害の対策方法】
 


支川の末端に水門を設置すると、本川からの逆流を防ぐことができます。ただし、山などから流れ込む雨水は、本川に流れません。

 


排水ポンプを設置することにより、堤内地にたまった内水を本川に排除することが出来ます。

 

台風23号による円山川の流量は、豊岡市立野で4,900m³/秒でした。私たちは、このあたりの軟弱地盤に配慮しながら、細心の注意を払って堤防を強化しました。また、大雨が降ると水面下に潜り、川の流れをさまたげてしまう橋を架け替え、けた下が高く、橋脚の数の少ない新しい橋をつくりました。

さらに、洪水時の川の水位を下げるため、川底を掘り広げ、増えた水を一時的にためておく「遊水地」も整備します。

円山川全域では、普段からCCTV(監視カメラ)で危険箇所をしっかり見守っていきます。また、テレメーターで雨量や水位データーを自動的に集計し、その結果をインターネットや携帯サイトからリアルタイムでアクセスできるようにしています。
防災情報携帯サイト&防災ホームページ
 →防災情報携帯サイトはこちら
 →河川の水位や雨量はこちら
豊岡市防災マップ
 →豊岡市防災マップ(ハザードマップ)はこちら

円山川の監視カメラ
 →円山川のライブ映像はこちら


但馬に設置された「まるごとまちなかハザードマップ」 まるごとまちごとハザードマップって?
避難するために必要な浸水情報、避難情報などを分かりやすく表示したものです。円山川水系は、平成16年の台風23号により、甚大な被害を受けました。豊岡河川国道事務所では、浸水深や、最寄りの避難所の情報をまちなかに表示する「まるごとまちごとハザードマップ」の設置を兵庫県、豊岡市との連携のもとで進めています。

災害に備えて
「まるごとまちごとハザードマップ」は、まちの皆さんに普段から洪水への意識を高めてもらうことが目的です。またそれにより、災害時に安全かつスムーズに避難してもらい、洪水による被害を最小限にすることを目指しています。自分の住むまちの情報を知り、いざという災害時に役立てましょう!
「まるまち」ハザードマップの設置場所はこちら>>



これまで水防に使われてきた用語には専門用語が多く、水防警報がどのくらい危険なのかがわかりにくいという問題がありました。また、気象庁の出す気象警報(大雨洪水警報)と混同されやすいという問題点もありました。そこで、平成17年度から検討会を立ち上げ、防災用語の見直しが行われました。豊岡市立野の観測所では、危険度レベルを段階ごとに色分けし、橋脚に表示しています。

超過水位危険度レベルの表示(豊岡市立野)

●防災用語の見直しと危険度レベルの表示

防災用語の見直しと危険度レベルの表示

円山川の流れる豊岡盆地一帯は、地盤沈下が特徴です。そのため、円山川の堤防は、一度築堤しても数年後には沈下が避けられず、継続的な高さ管理と維持が重要課題と なっています。そのため定期的な堤防高さの計測と築堤による高さ管理を実地しています。