足羽川ダムについて
事業の経緯
- 昭和43年(1968年)2月
- 九頭竜川水系工事実施基本計画改定(第1回)
「足羽川上流部に多目的ダムを建設して下流の洪水の軽減を図る」 - 昭和58年(1983年)
- 実施計画調査着手。
- 平成4年(1992年)11月
- 美山町長が建設促進陳情、12月町議会でダム受け入れ表明。
- 平成6年(1994年)度
- 建設事業移行
- 平成7年(1995年)9月
- ダム建設事業審議委員会を設置。
<審議委員会12回、勉強会3回、現地視察、意見を聞く会> - 平成9年(1997年)9月
- ダム審議委員会が局長に答申。
答申の内容
・足羽川ダムは治水・利水・環境の観点から必要。
・現ダム計画(美山サイト)は大きな犠牲を伴い地元同意を得ることは困難な状況から、水没世帯が極力少なくなるよう事業者は最善の努力をすべき。 - 平成11年(1999年)11月
- 旧ダム計画と比較できる代替候補案の机上検討結果を公表。
・代替候補案(部子川サイト):ダム(部子川)+導水(4流域)
・今後の方針:「技術的に実現可能か現地調査を実施し……現ダム(美山サイト)と総合的に比較検討して、ダム計画の方針について公表する。」 - 平成14年(2002年)1月
- 県から「足羽川ダムに係る水需要計画」の回答
足羽川ダムの新規利水(上水道・工業用水)は不参加としたい。 - 平成14年(2002年)5月
- 「九頭竜川流域委員会」を設立
- 平成14年(2002年)7月
- 「部子川のダムサイトを足羽川ダム計画として提案していく」と公表。
第3回九頭竜川流域委員会(現地調査)の場で、「総合的に判断し、代替候補案ダムの方が優位」とし、今後は部子川サイトを足羽川ダム計画として提案して行きたいと説明。 - 平成16年(2004年)7月
- 福井豪雨により足羽川流域を中心に甚大な浸水被害が発生。
- 平成16年(2004年)11月
- 第25回九頭竜川流域委員会において、「福井豪雨規模の洪水にも対応した治水容量でのダム建設計画」について、概ね理解を得る。
- 平成17年(2005年)10月
- 第29回九頭竜川流域委員会において、部子川サイトでの足羽川ダム計画について、概ね理解を得る。
- 平成18年(2006年)1月
- 第30回九頭竜川流域委員会において、ダム建設の目的を「洪水調節」とすることについて、概ね理解を得る。
- 平成18年(2006年)2月
- 「九頭竜川水系河川整備基本方針」策定。
福井市長・議長が池田町に対し、ダム建設の受け入れを要請。 - 平成18年(2006年)3月
- 福井市長、三国・春江・坂井町から提出された足羽川ダム建設の早期実現を求める請願が福井県議会にて採択。
- 平成18年(2006年)5月
- 近畿地方整備局長と福井県知事が会談し、足羽川ダム計画について確認。
- 平成18年(2006年)6月
- 近畿地方整備局長と福井県知事が池田町に対しダム事業の説明を行い、協力を要請。
福井市・坂井市が池田町へ足羽川ダム建設に関し要請。 - 平成18年(2006年)7月
- 池田町長が国・県ならびに福井市・坂井市に対し、建設受け入れを伝え、要望書を提出。
- 平成18年(2006年)8月
- 河川整備計画原案を公表。流域委員会、住民の意見聴取。
- 平成18年(2006年)10月
- 近畿地方整備局長、福井県知事、池田町長・議長により「足羽川ダム建設事業に係る基本協定書」を締結。
- 平成19年(2007年)2月
- 「九頭竜川水系河川整備計画」策定
- 平成19年(2007年)3月
- 環境影響評価(アセスメント)の手続きに着手。
部子川ダム対策委員会と足羽川ダム建設事業に係る調査の実施に関する協定締結。 - 平成19年(2007年)7月
- 補償調査に着手。
- 平成19年(2007年)9月
- 足羽川ダム小畑地区対策協議会と足羽川ダム建設事業に係る調査の実施に関する協定締結。
- 平成19年(2007年)10月
- 足羽川ダム下池田対策協議会と足羽川ダム建設事業に係る調査の実施に関する協定締結。
- 平成19年(2007年)12月
- 環境影響評価方法書の広告・縦覧。
- 平成20年(2008年)3月
- 「水源地域対策特別措置法」に基づくダム指定。
- 平成20年(2008年)8月
- 「環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法(アセスメントの方法)」を決定。
- 「九頭竜川水系足羽川ダム事業費等監理委員会」を設立。
- 平成20年(2008年)9月
- 物件等(建物、立木等)の調査に着手。
- 平成21年(2009年)3月
- 環境影響評価準備書の広告・縦覧。
- 平成21年(2009年)12月
- 「新たな基準に沿った検証の対象とするダム事業を選定する考え方について」(12月25日発表)において、検証対象ダムとなる。
- 平成22年(2010年)12月
- 「ダム事業の検証に係る検討に関する再評価実施要領細目(平成22年9月)」に基づき、「足羽川ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」を12月2日に設置し、検証を進めている。
- 平成24年(2012年)3月
- 近畿地方整備局は「ダム事業の検証に係る検討に関する再評価実施要領細目」に基づき、「足羽川ダム建設事業については継続が妥当」とする対応方針(案)からなる検討結果を国土交通省に報告。
- 平成24年(2012年)7月
- ダム事業の検証において、足羽川ダム建設事業は継続とする国土交通省の対応方針が決定。(7月23日)。
- 平成25年(2013年)2月
- 環境影響評価書の公告・縦覧。
- 平成25年(2013年)3月
- 『平成25年3月 部子川ダム対策委員会並びに足羽川ダム小畑地区対策協議会と「足羽川ダム建設事業に伴う損失補償基準に関する協定」を締結』 (356KB)
- 平成26年(2014年)3月
- 「足羽川ダム環境モニタリング委員会 」を設立。
- 平成26年(2014年)4月
- 「足羽川ダム建設事業に関する不当要求行為等対策連絡会 」を発足。
- 平成26年(2014年)6月
- 足羽川ダム建設事業(県道松ケ谷宝慶寺大野線付替工事)着工式を実施。
- 平成29年(2017年)7月
- 足羽川ダム建設事業 水海川導水トンネル工事起工式 を実施。
- 平成30年(2018年)3月
- 転流工事を着工。
- 平成30年(2018年)8月
- 「足羽川ダム工事に関する安全・衛生・環境保全委員会」を設立。
- 令和2年(2020年)6月
- 転流工事が完了。
- 令和2年(2020年)11月
- 迂回路供用及び転流工に通水開始。
「足羽川ダム本体建設工事起工式」を実施。 - 令和3年(2021年)3月16日
- 事業の認定の告示
- 令和3年(2021年)11月9日
- 収用手続き開始の告示
- 令和3年(2021年)12月28日
- 収用手続き開始の告示
- 令和4年(2022年)11月
- 「足羽川ダム定礎式」を実施。
- 令和5年(2023年)12月
- 「九頭竜川水系河川整備基本方針」の変更。