豊かでうるおいある琵琶湖を目指して

上流の滋賀県と下流の府県が協力しあい、昭和47年から平成9年までの25年間にわたり実施してきた琵琶湖総合開発事業。
この事業では、琵琶湖の自然環境の保全と水質の回復を図りながら、水資源の開発や洪水・渇水被害の軽減、人々が水と親しむ憩いの空間づくりなどに取り組みました。

琵琶湖総合開発事業

琵琶湖総合開発事業のしくみ

琵琶湖総合開発事業のしくみ

琵琶湖総合開発事業は、水資源開発公団が実施する「琵琶湖開発事業」と国、県、市町村などが実施する「地域開発事業」で構成されました。主に琵琶湖治水と水資源開発を行う「琵琶湖開発事業」は、わが国で初めて水資源開発と水源地域開発を一体的に進めた事業でした。また「地域開発事業」では地域整備を中心とする事業を行いました。

琵琶湖総合開発事業のしくみ

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水資源開発公団事業(琵琶湖開発事業)

湖岸堤

湖岸堤

琵琶湖の洪水を防ぐため、湖周辺の地盤の低い地域に堤防を設けました。

内水排除

内水排除

田畑などにたまる水を琵琶湖に汲み出す排水ポンプを、大雨などで湛水被害の大きい地域に設置しました。


湖岸堤

瀬田川浚渫

水の流れがスムーズになるように、また水位が低下しても船舶の航行に支障がないように、瀬田川の川底を掘り下げる工事を行いました。

内水排除

瀬田川洗堰改築

渇水期に貴重な水をムダに放流しないために、水位が低くても放流量を正確にコントロールできるバイパス水路を瀬田川洗堰の横に設置しました。



内水排除
烏丸半島:烏丸記念公園

琵琶湖開発事業の竣功(しゅんこう)を記念してつくられた烏丸記念公園には、博物館や水生植物園など、楽しみながら琵琶湖を理解できる施設や空間などが用意されていて、琵琶湖畔の公園にふさわしいアメニティです。


水のめぐみ館アクア琵琶も琵琶湖開発事業の一環として建設され、ダイナミックでリアルな感動もいっぱいで、びわ湖を学び、びわ湖とふれあう新しいコミュニケ−ションスペ−スとして多くの人々に親しまれています。

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水資源開発公団事業(琵琶湖開発事業)と地域開発事業

河川

河川(湖岸堤関連河川を含む)

折れ曲がった川や川底の高い川などの氾濫を防ぐため、川筋をなおしたり、川を掘り下げたり、川幅をひろげたり、堤防のかさ上げなどの改修を行いました。

水産

水産(施設対策)

琵琶湖の貴重な水産資源であるアユを守るため、湖の水位が低下したときの産卵場として安曇川河口と姉川河口に人口河川をつくりました。


上水道

上水道

琵琶湖の水位が低くても水が確保できるように、取水施設の沖出しやポンプの増設を行いました。

港湾・漁港

港湾・漁港

琵琶湖の水位の低下によって、船舶の航行や停泊に支障をきたす港湾や漁港などで、繋船岸などの改築と航路、泊地の浚渫を行いました。

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