年齢400万歳の琵琶湖

琵琶湖の推定年齢は400万歳。バイカル湖、カスピ海、タンガニーカ湖と並んで古い湖と考えられています。湖の寿命はふつう10万年以内であることからも、琵琶湖がいかに古い湖であるかということが分かります。誕生した頃は、今よりもずっと南、現在の三重県伊賀盆地付近にありました。その後、地殻変動などによりゆっくりと北へ移動を始め、約30〜40万年にほぼ現在の大きさ、形になったと推測されています。
琵琶湖周辺には、縄文・弥生の昔から人々が暮らしており、湖の底から多くの遺跡が発見されています。

琵琶湖のすがた

分類
約400万年前

約400万年前

伊賀盆地の東部に誕生し、その後、湖面積を広げながら北西に移動していきました。

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約300万年前

約300万年前

日野から甲賀地方にまで広がる、大きく深い湖になりました。この時代は約80万年もの間続いたと推測されています。

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約200万年前

約200万年前

南の伊賀盆地が隆起するとともに、北の近江盆地が沈降。
琵琶湖も北へ移動し、現在の蒲生郡(がもうぐん)一帯が浅い湖になりました。
湖岸には、アカシゾウやスギヤマゾウが生息していました。

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約100万年前

約100万年前

鈴鹿山脈が大きく隆起し、これまでの古琵琶湖は消滅。
新しく現在の琵琶湖が誕生しました。
琵琶湖固有種のセタシジミが生息するようになったのもこの頃からです。

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約30〜40万年前

約30〜40万年前

鈴鹿山脈や比良山地が急激に隆起。
琵琶湖は現在の約2分の1の大きさまで縮小しますが、再び沈降が始まり、ほぼ現在の大きさ、形になりました。


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