洗堰・水位管理に関するお問い合わせと回答

項目内容
問い合わせ日平成19年6月20日
住所(府県)大阪府
タイトル天ヶ瀬ダムの放流について
問い合わせ内容

こないだの土曜日に知り合いから天ヶ瀬ダムの放流があったと聞きました。今年は水不足であるに加え、ダムの水位がけっこう下がっているのと、琵琶湖の水位もマイナス15センチと聞きました。それにもかかわらず、天ヶ瀬ダムの放流があったのは何か理由があるのでしょうか?私にとってはすごく謎であります。

回答日平成19年6月29日
回答

琵琶湖河川事務所です。お問い合わせありがとうございます。

回答が大変遅れまして申し訳ありません。

いただきましたご質問に対しまして、以下の通り回答させていただきます。

琵琶湖の水位管理は、非洪水期には水位+30cmを維持し、洪水期には水位をあらかじめ-0.2m(6月16日から8月31日まで)及び-0.3m(9月1日から10月15日まで)に下げておくことで、洪水時の最高水位を下げるようにしています。また、渇水時には水位-1.5mまでを利用して下流淀川で必要とされる水道用水、工業用水、農業用水、河川維持用水の補給を行います。

その上で瀬田川洗堰の操作は、琵琶湖の水位や日々の気象状況・今後の降雨見込み、琵琶湖淀川水系のダムの状況を把握した上で日々行っています。

お問い合わせの6月16日土曜日の琵琶湖水位は-12cmで、この時期の水位-0.2mにするために瀬田川洗堰から220m³/sの放流を行っていました。

なお、天ヶ瀬ダムからの放流は、瀬田川洗堰の放流に伴い増加した水量に対応するための放流であったと聞いています。