洗堰・水位管理に関するお問い合わせと回答

項目内容
問い合わせ日平成20年7月5日
住所(府県)大阪府
タイトル瀬田川洗堰からの放流をもっと絞って!
問い合わせ内容

本年の梅雨明けは意外と早く、今日にも梅雨明け宣言がされそうな状況です。

つきましては、現在の琵琶湖水位は、洪水期制限水位マイナス20cmより数センチ高いですが、所長の裁量の範囲で、放流量をできるだけ絞っていただくようお願いします。

本年の夏は長く暑いと予想されています。

回答日平成20年7月14日
回答

琵琶湖河川事務所です。ご連絡ありがとうございます。

ご連絡いただいた時点から状況も変わり、申し訳ありませんが、お答えさせていただきます。

瀬田川洗堰の操作は、琵琶湖の水位や日々の気象状況、今後の降雨見込み、琵琶湖淀川水系のダムの状況、下流での必要量を把握した上で日々行っています。

例えば、7月11日の操作は、琵琶湖水位が-15cmであったことから、制限水位に向けた水位低下となる操作としています。

具体的には、週間降雨予測をもとに琵琶湖の水位予測を行い、急激な水位低下とならないよう放流量を150m³/sから100m³/sに減量しました。

降雨予測を基に水位予測を行い日々操作を行っていますが、これまでの降雨予測と実績降雨を見ますと大きくはずれることがあります。最近では、ご連絡いただいた後の7月8日に5mm程度の予測に対して40mm程度の降雨となり、琵琶湖水位は-18cmから-13cmに急上昇しました。

このようなことから、渇水にも注意しなければなりませんが、洪水期においては、降雨による水位上昇にも注意しなければならず、そのためには、速やかに水位低下を図る操作を行うことが重要となります。今後も注意深く操作を行ってまいりますので、ご理解をお願いします。

なお、気象庁によると、近畿地方の平年の梅雨明けは、7月19日ごろとなっています。