第5回 北川流域委員会
議事詳録
平成20年5月1日
小浜市働く婦人の家 3階 大会議室
1.開    会
○庶務
 それでは定刻となりましたので、ただいまより第5回北川流域委員会を開催させていただきます。本日、司会を務めさせていただきます近畿技術コンサルタンツの○○でございます。よろしくお願いいたします。
 本日は、○○委員、○○委員が諸事情により欠席されております。○○委員は少し遅れると連絡をいただいており、13名の出席となっております。
 まず、お手元の資料の確認をさせていただきます。両面コピーで表が「第5回北川流域委員会議事次第」、裏面は「席次表」となっております。このたび、○○委員、○○委員、○○委員の所属変更がございましたので、改めまして「北川流域委員会委員名簿」をお配りしております。それと、「北川流域委員会スケジュール(案)」でございます。「スケジュール(案)」は、委員の皆様のみに配付させていただいております。そして、右上に「資料−1」と示した本日の議事の資料でございます。事前に送付させていただいた資料は一部修正がございますので、改めて再度配付させていただいております。それと、右上に「参考資料−1」「参考資料−2」と示した河川管理者からの報告として使用する資料がございます。最後に、本日ご欠席されている○○委員から「第5回北川流域委員会資料についての意見」が届いておりますので、委員の皆様にのみお配りさせていただいております。
 配付資料は全部で7点でございます。揃っておりますでしょうか。
 それでは、これからの進行は○○委員長にお願いいたします。よろしくお願いします。
2.議    事
(1)利水の現状と課題について
(2)河川管理の現状について
(3)河川愛護と環境学習などについて
○委員長
 どうも皆さん、こんにちは。かなり暑くなってまいりまして、きのうは福井でも30℃近くまで上がりまして、夏が近づいてきたなという感じがするのですが、今日は第5回の流域委員会ということになります。
 お手元の「議事次第」にありますように、きょうの議事は三つございます。まず一つは、「利水の現状と課題について」、2番目に「河川管理の現状について」、3番目は「河川愛護と環境学習などについて」ということでございます。では、この議事に従いまして、事務局からご説明をお願いいたします。よろしくお願いします。
○河川管理者
 福井河川国道事務所長の○○でございます。本日は、ご出席賜りましてありがとうございます。
 (スライドNo.1「第5回北川流域委員会」)それでは、資料を説明させていただきます。
 (スライドNo.2 )まず、先ほどの「議事次第」にもございましたように、本日は「利水の現状と課題」、それから「河川管理の現状」、三つ目としまして「河川愛護と環境学習などについて」ということで説明させていただきます。
 流域委員会の第3回で「治水の現状と課題」、第4回で「環境の現状と課題」について説明させていただいております。今回は、利水、管理等について説明させていただくということでございます。
 お配りしておりますパワーポイントの資料の右下にそれぞれページを振っております。前方にもスライドで映しておりますけれども、そちらの数字でもって説明を進めさせていただきます。
 (スライドNo.3「1.利水の現状と課題について」)スライドの3ページ目ですが、「利水の現状と課題」ということで、「@北川の降水量」「A北川の水利用」「B北川の流況」「C平成6年の渇水について」「D流水の正常な機能を維持するために必要な流量」ということで説明させていただきます。
 (スライドNo.4「@北川の降水量」)まず最初に、「北川の降水量」について説明させていただきます。
 (スライドNo.5「小浜の年間降水量の経年変化」)スライドの5ページに気象庁の小浜観測所の年間降水量の経年変化をお示ししております。1900年から概ね100年と少しの期間について経年変化をお示ししております。年間降水量の変動を青色の折れ線グラフで示しまして、あと各10年間、1900〜1910年もしくは1910〜1920年と10年単位で区切りまして、その10年間の平均年間降水量を赤色の線で示させていただいております。一部、青色の折れ線が欠けているところがございます。この部分につきましては、第1回でも説明し、質問がございましたが、国交省のデータも含めて補完した中で、一部、欠測もあるということでございます。
 全体の100年を10年単位で見ますと1950年にかけて若干、増加傾向、その後やや減少。特に1950年代は、昭和28年の台風、昭和34年の伊勢湾台風等も含めて大きな災害、大規模な台風があったということで、1950年代の降水量が多くなっております。特異的な降水量かもしれませんが、その50年代に比べますと近年、1950年代以降は降水量はやや減少していると見られるのではないかと思われます。
 (スライドNo.6「A北川の水利用」)それから、「A北川の水利用」です。
 (スライドNo.7「水利用の現状」)スライドの7に北川の河川水の利用の状況を円グラフで示しております。これにつきましては、国で許可をしている水利権量のみについて記載をさせていただいております。ここに「最大の水利権量」と書いております。農業用水が4.658m3/s、発電用水が0.278m3/s、合計で4.936m3/sの水利権が最大でございます。農業用水につきましては、北川沿川の約900haのかんがい用水として利用されているということでございます。
 「最大の水利権量」と申しましたけれども、この「最大」と申しますのは、農業用水につきましては、しろかき期やかんがい期など、稲作の時期に合わせて期間毎に水利権量を設定しておりますので、各水利権でその期間ごとの水利権量、最大の部分をとりまして合計を表示しているということでございます。
 (スライドNo.8「参考:九頭竜川の水利用」)スライドの8をご覧いただければと思います。これは参考ですが、ちなみに九頭竜川のほうを見ますと、水利権量自体も北川に比べますと非常に多いわけです。発電用水が全体の約9割程度を示しているということで、北川の場合は農業用水が主ですが、九頭竜川については発電が主体となっているということでございます。
 (スライドNo.9「水利用模式図」)スライドの9ですが、模式的な図で、いまの水利権の取水の大まかな場所と水利権量をそれぞれ個別に示させていただいております。模式図の中を説明しますと、楕円形の中に「農・許」と書いてございます。これは農業用水の許可水利権というものでございます。その後に水利使用の名称、それから水利使用者名、例えば左の一番下、北川の下流の右岸側で申し上げますと、「土地改良区」の名称が入っております。そういったところが水利使用者になっているということでございます。
 細かい点ですけれども、それぞれ取水位置点を黄色い「○」で書いております。Pと書いておりますのが、ポンプによる取水ということでございます。
 発電につきましては河内川で1箇所、農業用水につきましては11箇所で取水をしているということでございます。
 国管理区間の水利権につきましては、すべて許可水利権となっております。
 (スライドNo.10「かんがい区域図」)スライドの10枚目を見ていただければと思います。先ほどの農業用水のかんがい区域をそれぞれの水利使用の名称ごとに色分けして示しております。
 (スライドNo.11「農業用水の4月〜10月の水利権量の変化」)スライドの11枚目ですが、農業用水の4月から10月の水利権量の変化をグラフでお示ししております。先ほど申し上げました11箇所それぞれの期間毎の水利権量を積み上げてグラフ化したものでございます。最大の水利権量は4月末で4.5m3/s程度になります。5月から7月はやや少なくなりまして3.3m3/s程度。8月が3.1m3/s程度ということでございます。
 農業用水につきましては、4月から8月の期間における水利権量の合計が多くなっております。
 (スライドNo.12「B北川の流況」)続きまして、「B北川の流況」ということで説明をさせていただきます。
 (スライドNo.13「豊水・平水・低水・渇水流量とは」)スライドの13ですが、説明に入る前に用語の説明をさせていただきたいと思います。ここに「豊水・平水・低水・渇水流量」ということで示させていただいております。上が時系列で日平均の流量をグラフ化したものでございます。これは平成18年を例にとっております。下は、この年間の日平均流量を多いほうから順番に左から並べてグラフ化したものでございます。
 豊水流量と申しておりますのが、1年間365日のうち95日がこれを下回らない流量ということで定義をしております。平水流量につきましては185日、低水流量につきましては275日、渇水流量につきましては355日はこれを下回らない流量ということで定義をしております。
 下のグラフで見ますと、平成18年では、豊水流量は19.2m3/s、平水流量につきましては8.7m3/s、低水流量につきましては3.8m3/s、渇水流量につきましては1.8m3/sになるということでございます。
 (スライドNo.14「北川の流況(高塚)」)スライドの14ページをご覧いただければと思います。北川の高塚地点の、豊水、平水、低水、渇水のそれぞれの流量の昭和47年から平成18年までの経年変化でございます。平均値を見ますと、それぞれ豊水流量が14.3m3/s、平水流量が8.1m3/s、低水流量が4.0m3/s、渇水流量が1.2m3/sになっております。
 先ほどありました期間毎に合計した最大の水利権量4.5m3/sというものは、いまの豊・平・低・渇の流量で見ますと、低水流量相当になっているということでございます。
 (スライドNo.15「月別流量の変化」)スライドの15ページ目ですけれども、「月別流量の変化」ということで、月毎の降水量と河川の流量を一つのグラフであらわしております。降水量につきましては小浜地点の月平均の降水量を棒グラフで、流量につきましては高塚地点の月平均の流量を折れ線グラフで示しております。
 なかなか分析の難しいところがあるのですが、冬の時期につきましては降雪等もありまして、降水量は4月、5月、6月に比べますと比較的多くなっているということと、流量につきましても雪解け等がありまして、3月までは比較的多くなっております。4月以降につきましては、一概には言えないかもしれませんが、農業用水等の利用も始まるということで流量は少なくなっているというような状況かと思います。
 (スライドNo.16「C平成6年の渇水について」)続きまして、「平成6年の渇水について」、その状況を説明いたします。
 (スライドNo.17「平成6年の降水量と流量」)スライドの17ページですが、平成6年の渇水の状況を降水量で申し上げますと、小浜の7月1カ月間の降水量が36mm、8月の降水量が45mmという非常に少ない降雨でございました。
 左のグラフを見ていただければと思いますが、棒グラフの青色が平成6年の降水量を示しております。赤色が明治31年から平成18年の平均の降水量を示しております。平成6年は、7月、8月が平年に比べて非常に降水量が少なかったという状況でございます。
 右のグラフが、7月から8月の終わりにかけての流量を示しております。また、昭和47年から平成18年までの渇水流量の平均値1.2m3/sが赤色の線でグラフの中に示させていただいております。青色の折れ線のほうは平成6年の北川の高塚地点における流量の状況ですが、7月10日ぐらいから8月20日にかけて非常に流量が少なく、1.2m3/sを下回る日が41日間続いたということでございます。
 (スライドNo.18「北川の状況(平成6年)」)続きまして18ページですが、そのときの川の状況の写真をつけております。平野頭首工、世野見井堰のそれぞれ下流側、もしくは頭首工の位置での状況でございます。水が全然流れていないという状況も生じておりました。
 (スライドNo.19「農業用水の状況(平成6年)」)スライドの19ページですが、平成6年渇水のときの農業用水の利用の状況でございます。これは新聞記事ですが、農業用水を北川から取水できない状況もあったということで、水田に穴を掘って地下水をポンプでくみ上げたり、井堰の上流側に残っている水をポンプでくみ上げたりして水を利用したというような状況がございました。
 小浜市の上水道につきましては、地下水を利用しておりまして、給水制限が行われたということでございます。
 (スライドNo.20「D流水の正常な機能を維持するために必要な流量について」)続きましてスライドの20、21ですが、「流水の正常な機能を維持するために必要な流量」ということで説明をさせていただきます。これは前回、検討段階のものを説明させていただきましたが、用語の説明からさせていただきます。
 (スライドNo.21「流水の正常な機能を維持させるために必要な流量とは」)「流水の正常な機能を維持させるために必要な流量とは」ということで、スライドの21枚目にお示ししております。「流水の正常な機能を維持させるために必要な流量」は、「正常流量」という呼び方をしております。これは動植物の保護ですとか、漁業、景観、流水の清潔の保持等を考慮して定めます維持流量と、先ほど申しました水利用、水利流量からなる流量でございまして、低水管理上の目標として定める流量ということでございます。
 また、河川整備の基本方針においても、この流量を設定することになっております。
 (スライドNo.22「正常流量設定手順」)スライドの22ページ目ですが、正常流量の検討、設定の手順ということでフローで説明をさせていただきます。維持流量を検討するための11項目につきまして、ここに列記しております。「動植物の生息地又は生育地の状況」「漁業」「景観」「流水の清潔の保持」「舟運」「塩害の防止」「河口閉塞の防止」「河川管理施設の保護」「地下水の維持」等ということで、11項目をそれぞれ考慮して必要な流量を検討します。
 それを項目別に満足する必要流量を維持流量として検討をしまして、最終的には各項目で必要とされる最大の流量をとるということになります。
 この維持流量に加えて、さらに水利用を含めた水利流量を設定しまして、この維持流量と水利流量をもって正常流量ということで決定をするわけでございます。
 最初の正常流量を検討する段階では、どういった地点を代表として選ぶか。それから先ほどありました水利権量ですとか、維持流量につきましても期別に変わってまいります。そういった期別毎の必要流量を検討します。それから農業用水等いろいろな水利用がございます。その取水量ですとか、川に戻ってくる水の量といったものを検討しまして、最終的に正常流量ということで、代表地点で設定をするということでございます。
 (スライドNo.23「北川の正常流量」)スライドの23枚目に、「北川の正常流量」ということで記載をさせていただいております。北川では、基準地点を高塚地点で設定しております。その設定の理由としては、北川の水利用、主要支川流入後の最終的な流量を確認できる地点であるということ、長期にわたり水位・流量が観測されております。過去の水文資料も整備されているということでこの地点を基準地点ということで選んでおります。
 その高塚地点での必要な流量ということで、期別に記載をしております。表の左の期間を細かくとっておりますが、最終的にはこれをまとめた形で正常流量を決めております。具体的には4月から5月では概ね高塚地点で2.1m3/s、6月から翌3月では概ね1.1m3/sというものを正常流量として設定しております。
 なお、基本方針にもこういう形で数字を設定して記載されておりますが、当然、水利流量が正常流量には含まれておりますので、そういった水利用等の変更があれば、この正常流量の流量も変化するということになります。
 (スライドNo.24「利水の課題と対応」)続きまして、スライドの24枚目でございます。「利水の課題と対応」ということで書かせていただいております。先ほど申し上げました正常流量がそれぞれ期別によって2.1m3/s、もしくは1.1m3/sということで設定をしております。グラフで示しております赤色の線は先ほどの細かい期別でグラフのほうに数字を示しております。これを平成6年の実際の流量と比較して見ますと、赤色の線がそれぞれの期間の正常流量になるわけですが、平成6年渇水時は、その流量が確保できていない期間があるという状況になっております。
 正常流量を設定しておりますが、北川の場合、平成6年で見ましたように正常流量を渇水時に確保するといったことがなかなか難しい状況になっております。
 基本方針の中では「河川の適正な利用及び流水の正常な機能の維持に関しては、広域的かつ合理的な水利用の促進を図るなど、今後も関係機関と連携して必要な流量の確保に努める」ということで、渇水時の対応につきまして、「発生時の被害を最小限に抑えるため、情報提供、情報伝達体制を整備するとともに、水利使用者相互間の水融通の円滑化などを関係機関及び水利使用者等と連携して推進する」と記載しており、こういった形で対応を図っていくということになっております。
 (スライドNo.25「2.河川管理の現状について」)続きまして、「2.河川管理の現状について」ということで、スライドの26枚目以降で説明をさせていただきます。
 (スライドNo.26「堤防の管理」)まず、「堤防の管理」ですが、第2回流域委員会の現地視察の際にも堤防の除草を一部の区間でを行っておりました。堤防の亀裂ですとか法面の崩れを発見するために除草を行っております。
 草刈りは、堤防の法面の状態、状況によって、機械や人力で行っているという状況でございます。
 北川ですと、毎年、6月中旬の出水期までに1回、10月半ば以降から11月ごろまでに1回の除草を行っているという状況でございます。
 (スライドNo.27「施設の管理」)スライドの27でございます。「施設の管理」ということで、北川にも水門、樋門、それから川の中でいいますと床固工といった河川の施設がございます。
 水門、樋門につきましては、当然、洪水時にきちっと作動しないと、場合によっては浸水による被害が拡大するという状況が生じますので、洪水期前などの定期的な点検、操作員の方の講習会などを行っております。
 水門、樋門は国が管理している施設以外にも、福井県さん、小浜市さん、若狭町さんが管理している樋門や排水機場、堰などがございます。これらの構造物につきましても、維持管理水準を確保できるように、適切な維持管理を行っていただくよう、管理者と協議をして管理をしていただいているという状況でございます。
 また、水位観測所や雨量観測所がございます。そういった観測所の機器の点検も定期的に行っているということでございます。
 (スライドNo.28「樹木の管理」)続きましてスライドの28ですが、「樹木の管理」ということで記載させていただいております。河川の中の樹木、特に洪水の阻害となるような樹木につきましては、伐採を適宜、行っているということでございます。ここでは、こうのとり大橋の箇所、三宅橋の箇所について、伐採前後の状況を写真で示させていただいております。
 (スライドNo.29「河道の管理(砂州対策)」)スライドの29ですが、「河道の管理」ということで、平成11年以降、大きな洪水がなかったということもありまして、右側の写真に赤い楕円形で囲っておりますが、こういった形で河口部に砂州ができました。それが徐々に大きくなってきたわけですが、これにつきましても洪水阻害の要因ともなりますので、平成14年に砂州の除去を行っております。
 左側の図面には、砂州の発生している場所と状況を示しております。
 (スライドNo.30「河川巡視」)続きまして、スライドの30でございます。「河川巡視」ということで、こういったパトロール車で堤防ですとか水門に異常がないかどうか、それから水質事故、不法投棄などがされていないかということで、定期的に河川の巡視を行っております。
 北川におきましては、豪雨時、大雨が降っているときとか地震が発生したときなどの緊急時は別ですが、平常時は全体を1週間に2回の巡視を標準として実施しております。
 (スライドNo.31「不法投棄」)スライドの31枚目ですが、「不法投棄」ということで記載をさせていただいております。写真にもありますように、河川敷地内でゴミ等の不法投棄もございます。このようなものが河川巡視等で発見されますと、撤去をしております。また、不法投棄をしないように看板の設置等もしております。
 あと、河川巡視によって発見されたゴミの散乱場所、投棄場所をゴミマップという形で作成して事務所のホームページで公表もしております。
 (スライドNo.32「河川空間の利用」)続きましてスライドの32ですが、「河川空間の利用」ということで示しております。「河川空間実態利用調査」ということで、平成12年、平成15年、平成18年と3年毎に実態調査をやっております。調査日は年間7回、祝日、日曜日などの休日や、月曜日といった決まった日で調査をしております。その結果を、割合だけですが、円グラフで利用の状況ということで、利用の形態、利用している場所をスライドの32にお示ししております。
 利用の形態といたしましては、北川には高水敷に河川公園といった施設がなく、また、高水敷もあまり広くないということで、利用の方法としては散策が最も多くなっております。そういったこともございまして、利用場所別では堤防が最も多くなっております。
 (スライドNo.33「3.河川愛護と環境学習などについて」)続きまして、「河川愛護と環境学習などについて」ということで説明させていただきます。
 (スライドNo.34「河川愛護(街頭広告活動)」)スライドの34枚目でございますが、「河川愛護」ということで、毎年7月が「河川愛護月間」と定められております。その7月を中心に河川愛護運動を実施しております。平成19年度について申し上げますと、小浜市と若狭町において、河川愛護の街頭広告活動を行っております。
 (スライドNo.35「河川愛護(保育園訪問)」)スライドの35ですが、北川沿川4箇所の保育園、保育所を訪問して、河川愛護にちなんだ紙芝居を行い、園児に川の大切さを理解してもらいます。
 (スライドNo.36「河川愛護(河川愛護・美化に関する標語)」)スライドの36ですが、同じく「河川愛護」ということで、平成19年度ですが、北川沿川の小学校10校に河川愛護・美化に関する標語の応募を依頼しまして、その中で優秀なものについて表彰を行うといったことを実施しております。これにつきましては、九頭竜川と合同で行っております。北川からは沿川10校から212名の方の応募をいただきました。
 (スライドNo.37「環境学習(水生生物調査)」)スライドの37ですが、「環境学習(水生生物調査)」ということで、これは前回の流域委員会でも水質の説明の際に水生生物調査について説明させていただきました。小・中学生、地域の住民の方々に参加をしていただきまして水質調査を川に入ってじかに経験して、水質の状況を知っていただくことを目的に行っております。これは昭和59年から、毎年7月から8月ぐらいの夏の時期に実施しております。
 (スライドNo.38「住民協働(川の通信簿)」)スライドの38ですが、「住民協働」という書き方をしておりますけれども、「川の通信簿」というアンケート調査による採点を行っております。「川の通信簿」といいますのは、河川空間の親しみやすさや快適性を住民の皆様との共同作業でアンケート調査を行い、採点していくものでございます。
 スライドの39に、15項目がございます。自然の豊かさですとか、水がきれいですとか、歴史・文化、ゴミがなくてきれいですかといったような15項目を、それぞれ現在の状況、整理の必要性、重要度別に点検していただいて、最終的に総合評価として5段階で採点をしていただきます。点をつけるだけではなく、良い点、悪い点ですとか、コメントもいただき、これからの河川整備、日常の維持・管理に反映していくということで実施をしております。
 第1回を平成15年度、第2回を平成18年度に実施をしております。
 (スライドNo.39「川の通信簿」)スライドの39ですが、総合的な成績としては5段階で三つ星という評価をいただいております。
 特に良い点としては、「晴れた日は景色がきれいである」「水がきれいである」「自然が残っている」といった意見がございました。
 悪い点としましては、「中洲にゴミの堆積が見られた」「河川内に多くの樹木が生育している状況は不安である」「ちょっとした休憩施設や木陰が必要」「水辺に入りやすい工夫が必要」といった意見がございました。
 総合コメントとして、「自然に溢れ、素晴らしい景観を有する散策ゾーンであり、この空間を大切に守っていく必要があります。しかし、その素晴らしい景観を形作っている河川内の樹木は、一方では河川が増水した際の危険性も指摘されています。今後の目標として、これらのバランスを考え、安全でかつ親しみの持てる散策ゾーンを目指していく必要があります」というご意見をいただいております。
 資料の説明は以上で終わらせていただきます。
○委員長
 ありがとうございました。それでは、ただいまのご説明につきまして、何かご質問とかご意見等がございましたらよろしくお願いします。どうぞ。
○委員
 二、三、お伺いしたいのですけれども、13ページの渇水流量ですが、今日は恐らく北川の渇水の程度が他と比較してどれぐらい厳しいかというようなことが一つのポイントになるかと思うのですけれども、この流量は高塚地点の観測流量ですね。
○河川管理者
 13ページはそうです。
○委員
 ということは、農業用水を取水した後の流量だと思うのですね。それで比較していいのかなということ。それから、他の嶺南地域とかの流域と比較するとなると、比流量に直して検討したほうがいいのではないかと。渇水比流量ですね。洪水比流量というのもありますけれども、流域面積で割る流量ですね。例えば佐分利川とかも同じような話がありましたから。
 それと、18ページに渇水の被害の写真等がありますけれども、こういう瀬切れとかは足羽川とか日野川でもありますから、どこでも起こるといえば起こるのですけれども、ここが特に厳しいということを検討するとなれば、定量化というのはどういう具合にされますか。こういう写真だけを見ても、北川の流域が特に厳しいんだというようなことがなかなか言いづらいので、定量的なものが何かないかということ。
 それから、これは○○さんにお伺いしたほうがいいかもしれませんけれども、10ページに「かんがい区域図」がありますけれども、この状況の中でさらにここから追加してかんがい区域を増やすという計画があると思うのですけれども、それはどのあたりにどれくらいのかんがい区域面積を想定されているのか。とりあえずその3点、お願いします。
○委員長
 それでは、渇水関係の話とかんがい区域の面積のことですね。
○河川管理者
 確かにご指摘がございましたように、ここの資料は豊水、平水を単純に並べて、そのご説明とその実数といいますか、北川についてだけのみ記載をしたという形になっております。他との比較については、ご指摘のありました比流量等で比較しているものもございます。いま、手元にデータがないので説明はできかねます。
○委員
 観測流量は取水流量を引いた流量でしょう。
○河川管理者
 豊平低渇は実績流量です。
○委員
 それでいいのですかね。それで比較しても、しようがないような気がするのですけれどもね。まあ、取水量がわかっていたら足せばいいのですけれども。どうなんですかね、これ、かんがい用水を引いてしまっているわけでしょう。
○河川管理者
 引いているというか、実績流量ですので取水後の流量ということになります。
○委員
 ちょっと私もよくわからないので、結構ですけど。
○河川管理者
 そういう意味で言いますと、先ほど説明した正常流量がその数字になってくるかと思いますが、比流量はたしかそのまま実績流量でやっていたかと思います。そういった形での比較は、他の河川もデータを整理して、次回以降に説明をさせていただければと思います。
○委員
 それから、次は渇水の被害の定量化です。17ページ、18ページ、19ページのあたりですね。こういう資料がよく出てくるのですけど、他と比較してここが特に、ということがこれで言えるかどうかということをお伺いしたいと思います。
○河川管理者
 平成6年は、全国的に渇水の被害がかなりあったかと思います。通常、渇水で取り上げられたりしますのは、農業用水、工業用水、上水も含めて取水制限の期間と、あと影響した人口とか、そういったものがよく指標で使われているかと思います。これは必ずしも河川に依存していない、それから地域によっても違ってきますので、一概には言えないのですが、そういった形での指標はあるかと思います。恐らく北川の場合、給水制限期間とか水道用水で何らかの比較ができるかとは思いますが、特に指標的に何か定番的にあるということではないと思います。
 先ほど言ったように、人口ですとかエリアによってちょっと変わってきますので、単純には比較できないかもしれませんが。
○委員
 何らかの比較がもし、国交省さんだけの話でもないので、お願いできればお願いしたい。
 あと、かんがい区域はお答えいただけますか。
○委員
 数字的にはあまりはっきり答えられませんが、いまの状況では渇水時に北川に水がありませんので、いま「増やしてくれ」ということはできないわけです。特定でお願いしたいということで、河内川ダムをありきということで要望はあります。これは鳥羽川流域ですね。鳥羽川流域で100ha単位、150ha〜160haあるかないかなと思っていますし、これは河内川ダムに補給水としてカウントしております。
 それから、していない部分で、高塚の下にD番、「国富頭首工」がありますが、この奥のほうの野木川沿いも100haか150haあるのです。200haから300ha近くは水が欲しいという地域です。しかし、北川からはいまは取っておりませんので、特定でできたらなということはいま考えているような状況です。
○委員
 どうもありがとうございました。
○河川管理者
 一ついいですか、いま河内川ダムのことが出たものですから。福井県の○○でございます。いま、河内川ダムの建設計画の中で特定かんがいにつきましては、鳥羽川流域でかんがい最大で0.36m3/s、226haですか、それを補給する区域に計画として持っておりますのでよろしくお願いいたします。
○委員長
 ありがとうございます。では、○○委員、どうぞ。
○委員
 いま、渇水の話が出ましたので、私のほうからちょっと述べさせていただきたいと思います。いま平成6年の渇水のときのご説明をいただいたわけですけれども、私は河川工学的な専門知識はございませんけれども、随分長い間、川を歩いておりますので、そういう経験の中から申し上げますと、平成6年の渇水のときでも井ノ口橋から上流、それから七屋橋から下には水が流れていたわけです。この写真に載っておりますのは、天徳寺橋のちょっと上流だと思っておりますが、その中流域で瀬切れが起こっているというところに注目したいと思っております。
 いま一つ、ここには載っておりませんけれども、府中頭首工の100mほど先に遠敷川、松永川の支流との合流点がございます。その合流点から27号線までの間は毎年のように瀬切れをしております。
 この二つの件をいつも見ているわけですが、この原因は単に水が少ないというだけではなく、非常に土砂が堆積していると。「では、土砂を取ればいいのではないか」という意見になりますが、あそこは土砂を取ってもすぐたまるという現況を見ておりますと、問題は頭首工や横断工作物にあるのではないかと。府中の堰堤は、高さが約2m余りございます。その高さによって、上流から流れてきた土砂が堆積する。そうすると、遠敷川や松永川の土砂が流れていかない。そのあたりに原因があるのではないかと思っているわけでございます。
 そこで、今回のこの検討委員会の中で、水不足を解消するために正常な流量を流すことは大事だと。あるいはまた、足らないときには河内川ダムから水を流せばいいんじゃないかというような意見も出てこようと思いますし、また森林の合理化というような話も出てくるかと思いますけれども、そういう横断工作物との因縁というのですか、関係というのですか、そのあたりを工学的な立場で検討いただいたらと思っています。よろしくお願いします。
○委員長
 ありがとうございました。瀬切れを起こす区間というのは非常に局所的であって、いまの話でいきますと、頭首工というような横断工作物によっての堆砂等が水の流れを阻害しているのではないかというご意見、ご感想でございましたけれども、これについて何か、事務局、いかがでしょうか。
○河川管理者
 ご指摘にありましたように、遠敷川も瀬切れを起こしている期間がございます。それはご存じの通りだと思います。一概に、いまご説明になった内容が原因かどうか明確ではありませんが、いずれにしましても正常流量のところで説明させていただきましたが、渇水時には過去の実績からどうしても正常流量が確保できない期間があります。どう確保していくかということで、いま、その手段が具体的にはされていないわけですが、全体の水利用も含めて、今後、我々としても検討していきたいと思っております。
○委員長
 ありがとうございます。
 他は。はい、どうぞ。
○委員
 いまの関連ですが、ここに「利水の課題と対応」と書いておりまして、「水利用者相互間の融通といろんな協議をしてやりましょう」と書いてございますが、平成6年だけではなしに、平成10年から後は全般に平均で1.2m3/s以下になっているということですので、全く渇水だと思うのですね。これはやはり全般的に北川では我々が利用する水は確保されないときがあるというふうに思います。ですから、やはりこの中に「正常な水量を確保する必要がある」という文言を盛ってもらわなければならないのではないかと思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。
○委員長
 いかがでしょうか、いまのご意見ですけれども。
○河川管理者
 いま、「必要な流量の確保に努める」という書き方の部分をおっしゃっているのだと思いますが、また繰り返しになってしまいますが、いま具体的に示せないというところもあって、そこは書き方として努力していくと。やらないということではなくて、頑張ってやっていくという趣旨でこういう記載をさせていただいております。
○委員
 もう一つ、よろしいですか。
○委員長
 どうぞ。
○委員
 先ほど、○○委員から話がありました頭首工が不備な場合ということが考えられるので、そういうことを解決するのに統合というのが一番いいのではないかと思うのですね。農業利水者としては、統合が嫌なわけでも何でもないのですが、いまの農業情勢からそういう話し合いになかなかついていけないということもありますので、河川管理、河川改修のほうからそういうことができるのであれば非常にありがたいと思っておりますので、ご検討をお願いしたいと思います。
○委員長
 ありがとうございました。○○委員、どうぞ。
○委員
 いまの話と○○委員のお話ですけれども、前に少しお願いしたことがあるかもしれませんけれども、頭首工とか堰の建設と縦断勾配の長期間の変化を出してもらって、土砂の流送能力がどういう具合に変わったとか、そういうことを検討したらいいのではないかと思いますけど。
 それから、先ほど言われた正常流量の話ですけれども、所長さんは「努力する」と言われましたけれども、この正常流量というのは流れていなくても河川管理者が罰せられるとかそういう性質のものではないわけですね。この川では、特に河川管理者さんとしては努力するのですか。河川管理者としては、これをほっといても別にどうということはないわけですね。正常流量の説明は当然、私たちに対する情報の提供として必要だと思いますけれども、どういう展望を持っておられるのか。強くそう考えておられるのか、どうなのでしょうかね。
○委員長
 それではまず、河川の縦断形状の経年変化等を見てやって、横断工作物の影響等についての影響評価を調べてみるということと、それから「正常流量の維持に努める」の「努める」という意思の度合いというのでしょうか、そのあたりのご意見をお聞かせ願いたいということだろうと思います。
○委員
 誤解されるかもしれませんが、反対しているわけではないのですよ。そういう展望をお持ちなら、全国的にも先駆的な例になる可能性もありますから、そのへんのお考えを聞かせていただきたいということです。
○河川管理者
 先ほど、委員からもご指摘がありましたが、手段がいま具体化されている状況ではございません。しかし、水利用の効率化というところで何らかの形で維持流量を生み出していくことも可能ではないかというふうには考えております。ただ、それはいろいろ関係の方もおられますので、そういう意味で先ほど申し上げた関係機関と連携して調整を図っていき、確保に努めていきたいということでございます。
○委員
 ちょっとよくわからないですけれども、維持流量を生み出すというのは、逆にかんがい用水を減らして、「ちょっと取り過ぎじゃないか」とよく言われていますので、それを維持流量にまわすとか、そういうふうにもとらえられるのですよ。だから、積極的に正常流量を全部流す方向でこの川の管理を考えていくのか、そのあたりはどうですか。
○河川管理者
 基本的には、当然、洪水だけではなくて、ここにも書いていますように、「河川の適正な利用」ということで、「維持流量を確保していきましょう」ということではあります。いま、「確保の策が具体的になっていない」という中で、先ほど言ったような水利用の合理化みたいな話も、我々として調整、検討をしていきたい。我々だけの検討ではできないわけですが、関係機関と連携していきたいという趣旨でございます。
○委員
 おっしゃっていることが全くわかりませんけど、また教えてください。
○委員長
 それから、縦断の形状のことにつきましてはいかがでしょうか。
○河川管理者
 もう1点、縦断勾配等につきましては、以前にもご意見をいただいております。いままでいただいたご質問につきまして、また後ほどご説明させていただきますが、○○委員からご指摘がありました縦断勾配等の部分につきましては、次回以降にまた整理をしてお示しさせていただくつもりで、いま考えております。
○委員長
 じゃあ、それでよろしいでしょうか。
 他は。はい、どうぞ。
○委員
 非常に専門的な話が続きましたが、社会環境の面からも少しだけ気づいた点をコメントさせていただきたいと思います。31ページのスライドに「不法投棄」の写真が挙がっていますけれども、川沿いの高台になったところの道路の脇にゴミのビニール袋が置いてあって景観が台無しになっているということですけれども、こういったものは毅然とした対応をしないといけないと思います。
 ここに書かれているように、持ち帰りやマナー向上の啓発活動、看板の設置と。もちろん、啓発活動も非常に大事だとは思うのですけれども、やはり廃棄物処理法違反の疑いもありますし、そのあたりの抵触もあるので、やはり毅然とした対応があってしかるべきなのではないかなと。そういったことをされていますかという点ですね。警察であったり、あるいは市役所の担当部署への通報ですとか、当然、現状回復されるのだと思いますけれども、それこそ現状回復の処分業者に対する求償ですね。「一罰百戒」とも言いますけれども。もちろん、啓発活動も大事なのですが、ケースによってはある程度、毅然とした対応が必要となってくるのではないかなという点が少し気になったのですけれども、いかがでしょうか。
○河川管理者
 不法に投棄をした方が分かれば、当然、しかるべき対応をしていくのですが、なかなかわからないというのが実態でございます。不法投棄の物によっては警察とか、こちらも調べようがあるときは調べたりということはしております。こちらが何も踏み込んだ対応をせずに処理をしているということではございません。ただ、なかなかわからない場合も多いので、そういう対応も含めてやりますが、不法投棄が比較的多い場所というのがございます。そういうところには、我々としてもきちっと看板を示してやっていくということもあわせてやっているということでございます。
○委員
 廃棄物処理法違反というのはケースにもよりますけれども、結構、重いのですね。5年以下の懲役か、または1000万円以下の罰金か、その併科だったと思いますけれども。いまおっしゃったように、肝心の投棄者がわからなければ責任追求しようにも、という点はもちろんあると思いますけれども、姿勢として、そういったものについては毅然と取り組むと。警察への通報もより積極的にしていくんだという形の、姿勢としてそういう形があるべきなのかなということを思いました。
○委員長
 ありがとうございました。
○委員
 河川管理のことについてもよろしいでしょうか。
○委員長
 はい。
○委員
 河川管理の件ですが、堤防がございまして、堤内地のほうに法面がきますね。そうしますと、土地改良なんかで用排水路がありますと、「2Hルール」で土地改良区の土地とか個人の土地が残っております。この部分について、河川管理者さんは自分の敷地内だけを管理しておりまして、土地改良区の敷地なり個人の敷地は、ハンノキやらネムノキやらいっぱい生えておりましても、全然、関知しないということです。そうしたときに、「2Hルール」の観点からすれば、その部分に根っこが張り出した場合は堤防として安全が確保されないために「2Hルール」があると思いますので、少し片手落ちではないかなと。「自分の土地だから自分でせえ」と言われれば、しないといけないのかもわかりませんけれども、実態としてはいま、できていないのですね。
 この前から、農水省の「農地・水・環境保全対策事業」というのがございまして、私どものところでは先般、木を全部切ったところです。今年は菜の花も咲きまして、木もないものですから景観がよくなっていいなと思っているのですが、全部はなかなかできませんので、このへんを管理の中に、「2Hルール」で確保させている土地はこの管理の中で一緒にやっていただくことはできないかと思っているところです。
○委員長
 いまの伐採に関することで、いかがでしょうか。
○河川管理者
 おっしゃることはよくわかるのですが、河川管理をしている我々の立場から言いますと、敷地を管理している方なり、木の持ち主の方に逆に「きちっと管理してください」という言い方になるのが通常だと思います。そういう意味で、こちらの費用を使って何らかの処理をするというのは、通常では恐らく難しいと考えております。逆に、持ち主の方にきちっと管理していただきたいということになるのではないかと思います。
○委員長
 それぞれの敷地のところはそれぞれで管理をしてくださいということでしょうか。どうぞ。
○委員
 海の関係の立場として言わせてほしいのですけれども、26ページに「堤防の管理」ということで、年に2回、春と秋に除草をされているということでした。最近は伐採された後の草を回収してどこかへ除去していると思いますけれども、以前はそれがそのままになって、台風とかで大雨が降ったときに最終的に海に流れてきまして、私は甲ヶ崎の横ですけれども、西津の界隈に北川から来たものがほとんどたまるのですね。ちょうどたまり場になって。そして、海の状態が草木だけではなくて、先ほどの話にもありましたけれども、枯れ木とかいろいろなものが漂流物になって、船の航行なりいろいろなことで障害が起きるわけです。
 その流れたものに対してどうするのかというと、結局、どうしようもなくて自分らで取るわけですけれども、とてもじゃないけれども処理できないので、結局、市とか県に頼むのですけれども、「基本的には海に流れたものは海のほうで処理しなさい」と言われるのですけれども、現実的に大量のものを処理する経費とかいろいろなものが非常に難しい。
 そういったものに対して、これは北川だけの問題ではありませんけれども、河川から流れてくるものに対して海の者だけで処理をしなければならないということについて何かいい智恵とか方法がないのか、聞かせていただきたいと思います。
○委員長
 なるほど。ありがとうございます。一般的にこういったことは、どこでもよく起きている問題かなと思いますけれども、どうでしょうか。いろいろ難しい点もあろうかと思いますが。
○河川管理者
 北川に限らず九頭竜川もそうですけれども、洪水で出水した際に河口にゴミが流れてくるという状況がございます。海の部分は我々自身も河川を管理する立場として難しい面がございますが、我々がいまやっておりますのは、これも啓発活動という形になってしまうのですが、ゴミの場合ですと、やはりゴミを捨てないように、先ほどの河川愛護・河川美化の活動にもなってくるのですが、やはり啓発をしていくということがまず重要だと考えております。
 具体的な対策というのは、先ほどの不法投棄のようなものは当然、処理していくわけですが、個別に個人が捨てるような細かいゴミはやはりそれぞれが気をつけてやっていかないと難しいかなと思っております。
○委員長
 どうぞ。
○委員
 29ページの「河道の管理」というところで、平成15年の8月に砂州の除去をなさって、うまくいくはずだったのでしょうね。ところが、平成16年の台風23号のときに、上流のほうにございます国富地区の江古川が水没しているのですね。今後、水没しないようにするにはどういう方法をしたらいいのかということです。専門的なことはわかりませんが、河道の部分を管理することによって、今後、上流の江古川が水没しないようにする方法を考えていただきたいと。計画の中に入れていただきたいと思います。
 平成16年台風23号のとき、北川の合流地点の水位が2.68m、道路の高さが2.1mということで、道路の高さよりも北川合流地点の水位のほうが高いのですね。上流の江古川が、床上浸水等、かなりの戸数が出ておりますので、河道の管理がこれに関係あるかどうかわかりませんけれども、このへんも少し考えていただきたいと思います。
○委員長
 いかがでしょうか。
○河川管理者
 福井県です。ただいま江古川の管理の話が出ておりましたけれども、先般、25日の北川の河川基本方針の河川部会の中でも、霞提の話が出ておりまして、閉める閉めないという話がいろいろございましたけれども、一応、北川の方針としては、歴史的治水上のものという位置づけで保全するものは保全する。あと、そういう浸水対策の中では国交省さんとの絡みもございますけれども、検討いたしまして、地元の方、小浜市さん、若狭町さんの方々と十分にお話をさせていただきながら、今後の整備計画の中で取り組んでまいりたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
○委員長
 いまのご意見の中での、そういった河道の整備ということですけれども、これにつきましては、当然、下流側で河道を何らかの形でいじくりますと、それは基本的には上流側のほうにも全部、影響してまいりますので、そのあたりのところはちゃんと国・県等で検討していただいて、局所的というよりも一つの河川系として考えていただくということをやっていただけると思いますけれども、より一層、細かい注意を払って河道計画、河道改修をお願いしたいということでございます。よろしくお願いします。
 どうぞ。
○委員
 堤防の管理ということで教えていただきたいのですけれども、以前に、たしかNHKか何かの番組で聞いたことがあるようなないような記憶なのであやふやなのですが、春に堤防とか河川敷で菜の花が咲き乱れるのは非常に美しいのですけれども、菜の花の根っこというのはすごく発達して芋状になって、それが枯れた後にミミズがすごく繁殖して、そこをモグラがほじくりまわすので、堤防とかに菜の花を生やすというのは実はあまりよくないんだというようなことを聞いたような記憶があるのですが、そのことについてはいかがでしょうか。
○河川管理者
 そういう話が川によっては問題になっている河川もあると聞いています。どこまで事実関係がきちっと整理されているのかわかりませんが、そういうことも考えられるということは、私も過去に聞いたことはございます。
○委員
 そういうことが指摘されているとすると、北川についてはどういうふうにやっていこうか、あるいは菜の花だけの問題ではなくて、河川敷なり堤防なりについてどういうふうに管理していこうかということは、いろいろな市民団体の方が善意でいろいろなものをつくられるということもあると思いますので、そのあたりは地元といろいろ意見交換をして話をしながら、こういう形で進めていこうというようなことが必要ではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○河川管理者
 「堤防に花を」というお話も場所によってはあります。基本的には管理の面からは「花を植えてもらっても構いません」ということは我々からは申し上げてはおりません。「植えないでください」という形で、お願いというか話をさせていただいております。そういう意味で、基本的に堤防の堤体自体に何かを新たに植えることはしないようにということで話をさせていただいております。
○委員
 菜の花は勝手に広がってしまったわけですか。誰かがまいておられるのですか。
○河川管理者
 菜の花についての話ということですか。
○委員
 それも含めて。
○河川管理者
 確認をしないと分かりませんが、菜の花によって北川でどこまでどうなっているかというのは、影響が出るほど十分確認されていないのではないかと思います。そこはもう一度、確認させていただきたいと思います。
○委員長
 他はいかがでしょうか。どうぞ。
○委員
 32枚目の「河川空間の利用」のところですが、平成12年から3年毎に統計をとられているのですが、まず実数がどの程度ふえているのか、減っているのか、変わっていないのかということを教えていただきたいと思います。水遊びがふえておりますけれども、このアンケートを取られたのは、例えば子供さんなどが水遊びをされる、それを引率する大人の方だけにアンケートを取られたのか、子供さんも含めて取られているのか、そのあたりを教えていただきたいと思います。
○河川管理者
 数はいますぐわからないので、後日になりますが、またお示しをさせていただきます。
 まず、調査の方法ですが、先ほど概略的に申し上げましたのでもう少し詳しく説明させていただきますと、口頭でわかりにくいところがあるかもしれませんが、調査の日を7日間、特定しております。平日も入っております。4月29日、5月5日といった祝日でございます。それから5月の第三月曜日、7月の最終の日曜日、その翌日の月曜日。最初が春、いまのが夏ですね。それから秋に11月3日、これも休日になります。冬に1月の第二月曜日、これは成人の日で、多くは休日にやっております。
 その日に、ずっとカウントしているという形ではなくて、二つのやり方がございます。一つは定点観測といって、ある決めた地点を2時間毎に利用者数を調査するというような形でやっております。対象は、観測をした時点におられる方すべてが人数としてカウントされるということでございます。
 もう一つ、区間で観測をするということもやっておりまして、川の調査する区間をブロックで区切って、その区間である調査をした時間に利用者が何人いたかと。これは歩くなり、移動しながらカウントするという形で、そういう調査のやり方をやっておりますので、12時間はりついてすべてをカウントしているという形にはなっておりません。ただ、対象としては、観測した時点で水遊びなり散策をしている方はすべて数に入れております。数字はまた改めて後日にお示しさせていただきたいと思います。
○委員長
 ありがとうございました。
○委員
 ありがとうございます。ちょっと実数がわからないので、例えば釣りをされる方が、割合は減っていますけれども、実際の数はそんなに変わっていないとか、そのあたりが読み取れない図なので、そのあたりをまた教えていただきたいということなのですが、水遊びがふえているということは、水際まで近づきやすく川が整備されていったというふうに解釈してよろしいのでしょうか。それとも、地域の方の川への関心が高まって、休日などに利用されることがふえたのか、そのあたりの読み方というのですか、それを教えていただけたらと思ったのですが。
○河川管理者
 これも、最終は確認しないとわかりませんが、平成12年から平成18年の間に、場所的に数多く水辺に近づけるように整備をしたかというと、この6年間ではそれほどないと思います。そういう意味では、いまご指摘がありましたように、数がどうなっているかわかりませんが、施設整備をかなり大規模にやりましたという状況ではないと思います。
○委員
 私、水生生物の調査などの指導をさせていただいているのですが、例えば調査地点へおりるというのも、平成12年ごろは結構難しかったので、草刈りなどをお願いしました。平成12年から今日までの間、それらのことをきちっと実施されているように思います。比較的近づきやすくて、我々が調査している間にも保育園とか幼稚園の子供さんが引率者のもとで水遊びをされているのを最近、見かけることもあったので、その間に何かそういう近づきやすいようなことを実施されたのかなと。もしあれば、そういうことも今後の整備の中で検討していただきたいなと思いました。以上です。
○委員長
 ありがとうございました。空間利用というところで、こういった利用形態とか場所等というアンケートのまとめ方、プラス、例えば利用される方のご要望であるとか、そういったものも少し吸い上げてみて、今後の空間利用の仕方をどう考えたらいいかというようなご意見もとることができたらなということも、恐らく含んでのご質問だったかと思います。
 他は、いかがでしょうか。どうぞ。
○委員
 29ページの「砂州の除去」というところですけれども、ここで除去された土砂はどちらのほうに処理されるというか、持っていかれるものなのでしょうか。
○河川管理者
 ここは「除去」という言葉を使っているのですが、土砂は実際、外には持ち出していません。川の中に敷きならしたという形でやっております。外には持ち出していません。そういう意味で「除去」という言葉は正確ではないのですけれども。
○委員
 基本的にはこういう形で常によく出てくるのですけれども、土砂はそういう形でどこかに持ち出すのではなく、砂州のあたりで何とかするというのが基本ですか。
○河川管理者
 県管理の部分につきましては、皆様もご承知かもしれませんが、16年の福井豪雨によりまして、足羽川がほとんど満砂のような状態になりましたので、その土砂につきましては全部搬出していまして、他部局とも調整して周辺の圃場整備等といったところに持ち出しております。
○河川管理者
 実はいま北川は、別の法律で砂利採取の法律がございまして、土を持ち出せない規制がかかっております。それは川の工事をやる際も基本的には持ち出せないということになっておりますが、今後、河道掘削をやる中でも当然、必要になってきますので、そこは今後の状況を見て、その規制をどうするかというのは検討していきたいと思います。基本的にいまは持ち出せませんので、現状では砂州とか砂だまりがあった場合は中で処理をするということになります。
○委員
 基本的には川から流れた砂というのは海岸のほうにたまっていくということで、それが波の影響とかでここに砂州ができてしまうのだと思いますけれども、川と海をまたぐということでなかなか難しいことなのかもしれないのですけれども、どんどん海岸がやせていっている状態があります。うろ覚えで申し訳ないのですけれども、三重県だったか静岡県だったか、そのあたりのところで国と県をまたいでとか、国交省と他の省をまたいだ形で、海岸がやせていっているところとか必要なところにその砂を持っていくという事業をしている。それもNHKか何かで見たのだと思うのですけれども、そういうことも含めて今後、考えていただけないかと思います。特に、海岸線はアユですとか川にのぼっていく魚にとっても大事なところだと聞いておりますので、そのへん連携してやっていただけると大変ありがたいと思います。
○委員長
 ありがとうございます。いまのことについてですか。はい。
○委員
 いまのことに関連してですけれども、先ほど河床の縦断の話もありましたが、遠敷川からどれぐらいの土砂が出ているかという実態はわからないのでちらっと見ただけの話なのですが、ああいう堰で河床をコントロールしている格好になっていますから、その上流側にたまっている土砂もあって、本来、河口まで行くべき細かい砂みたいなものも、実は随分その場所にトラップされているわけですね。それを見直して、土砂が本来流れるべき格好に流していきましょうということになると、ここ数十年の間で見ますと、どちらかというと土砂の動きは緩慢になっていく方向になっていたのが、本来の川らしい姿に戻そうということになると、ますます出てくる形にはなります。
 海岸から見れば、土砂の供給がちょっとふえるのかなという期待はできるわけですけれども、そう都合よく思ったところにたまってくれるということではなくて、まさにこういう形であまりたまってほしくないところにたまって、肝心のいってほしいところにはいかないというようなことも当然、出てくると思います。それは技術的に解決できる問題なのかもしれませんし、ある程度、人的なパワーで、それこそ機械力をもって動かすしかないのかもしれないですけれども。昔のままの川の姿に戻すということはなかなかできないかもしれませんけれども、少し人間が足してやることで、なるべく望ましい形に変えるということは可能なのかなと思っていますけれども。
○委員長
 ありがとうございます。
 いまもご意見がございましたように、いわゆる河川の管理につきましても、土砂等がたまったものを遠くに運ぶという形になりますとお金もかかりますし、それに伴って二酸化炭素の排出等もふえてまいりますから、できるだけ近隣で処理できるような形でやっていくほうが、土砂を必要とするところ、それから土砂を必要としないところがうまくマッチングできるような形で管理が進められるということが、今後、望まれることだろうと思います。ありがとうございます。
 どうぞ。
○委員
 いまの点で、再度お聞きしたいのですけれども、たまる場所ですね。小浜中学校のところだと思うのですけれども、そのたまっていたところをコンクリートで法面をつくる工事をいまされていますね。
○河川管理者
 昨年行っていた工事です。
○委員
 いままではその場所に砂があったのに、それができて、見かけ上はなくなったように見えるのですけれども、法面をつくってそこに矢板を打って工事をやっていると思いますが、そうしたやり方をすると、今後、その場所には砂がたまらないのか。恐らく、港の関係とか波の関係もあると思うのですけれども、それでたまることがないのかということ。
 それから、今後、たまった場合は、先ほどのようによそへ持って行くとか、近くでという話もあるのですけれども、例えばお金の面があるのかもしれませんが、1年なり2年の間隔でやるとか、具体的にそういう方法は考えておられるのですか。
○河川管理者
 まず、1点目ですが、工事後どうなるかというのは、正直なところわからないところがございます。ただ、河口ですので、さらに堆積するということもあり得るのではないかと思いますが、そこはちょっと確定的に言えないところがございます。
 現地のときにも説明いたしましたが、あの工事は堤防の継ぎ目から土が吸い出されて学校の敷地側に空洞が発見されたということもありまして、その対応も含めて工事をやったということですが、今後、砂州がどうなるかというのは、予測するのが非常に難しい話ですので、そこは何とも申し上げられないかなと思います。
 それから、今後ですが、以前のような形で砂州が長期にわたって存在するというか残る形になりますと、やはり対応が必要になってくるとは思いますが、定期的にどうしようとか、そこはやはり実際の状況を見ながらやっていくことになるかと思います。
 先ほどの資料の説明にもありましたが、特に平成14年に敷きならしをしましたが、長期間、出水がなくて砂州が大きくなっていったということもございますので、今後の気象の状況、要はある程度の出水があれば、その砂州もできずに、もしくは大きくならずに洪水で流されることも考えられますので、そこは実際の状況を見ながら対応していくということになるかと思います。
○委員長
 どうぞ。
○委員
 「河川愛護」の標語募集等をなさっておりますし、環境学習とか「川の通信簿」をやっていらっしゃるのですが、募集なさって掲示して皆さんに見てもらう機会を与えてくださっているのかなと思うのですが、冊子とかにして多くの方にどれほどPRなさっているかということ。
 それから環境学習も、受けてみた子供たちの感想とか、「川の通信簿」も結果が出ていたら、多くの人に広報的なもので、「こういうことをやって、こんなのですよ」というのをなさっているかどうかということをお聞かせいただきたいのと、もし、そういうのがあるのであれば、委員さんに「結果的にこういうものが出ていますよ」というのをお配りいただけると大変ありがたいと思います。
○委員長
 ありがとうございます。
 いかがでしょうか。
○河川管理者
 標語などは、ご指摘があったような冊子とか何らかの形ではまとめておりません。環境学習については、実際にやっていただいた方にアンケートといいますか、ご意見みたいなものをお聞きしております。実際に我々行政がやる中ではそれを生かしていくわけですけれども、それを使って積極的に広報をやっているというところまでにはなっておりません。ご指摘を踏まえて、広報のやり方も考えていければと思います。
○委員長
 どうぞ。
○委員
 ○○委員の先ほどのお話でお伺いしたいのですけれども、海岸浸食のことを言われていましたけれども、ダムの環境への影響の一つにダム堆砂というものがあり、それと海岸浸食は関係あるのですけれども、先ほど言われたNHK云々というのは、遠州灘の天竜川の河口域の話で、ここはそれとは規模もメカニズムも全く違うと思って、ダムの環境への影響の一つのダム堆砂はここでは考えなくてもいいと思っていたのです。それで、海岸浸食のことをいま言われたので、その状況をもうちょっと教えていただけますか。
○委員
 海岸がどのぐらいなくなっているかとか、そういうことですか。
○委員
 小浜湾の中ですよね。
○委員
 はい。全般的に海岸が小さくなっているというので、それから時期によってかなり移動しているので、全体量としてどれだけという言い方はできないのですけれども、例えばすぐ横の、この下のところに大きな海岸があったのが全然なくなってしまっている。それから漁港の影響とかもありますので、漁港ができるまではずっと甲ヶ崎にかけて砂浜が続いていたのですけれども、そういうものがなくなっているとか、そういうことが実際に起こっているのですけれども。
○委員
 そういう具合にお感じになる?
○委員
 はい。
○委員
 福井県さん、このへんは福井県さんの管理でしょうか。何らかの把握はされているのでしょうか。いまは結構ですけれども、また実態調査をお願いします。
○河川管理者
 小浜湾の中ですかね。ちょっと調べさせてください。
○委員
 結構、大事になる可能性がありますから、お願いします。
○委員長
 他はいかがでしょうか。どうぞ。
○委員
 いま、○○さんの言われたことですけれども、時期的にも動くというようなことであれば、1年の間でも様子が結構、変わったりするという側面もあるし、年を経ていって変わっているというのと、どんな感じですか。
○委員
 多分、○○さんのほうが私よりも少し年上なのでよくご存じかと思うのですけれども、私の知っている限りでは、やはり10年、20年単位の大きな動きがあります。あとは、構造物がいろいろできたりしていますので、その結果として1年、2年で変わるということもありますけれども、大きな変化というのは多分、10年、20年、あるいはそれ以上じゃないかと思います。
○委員
 そうすると、何か調べていただく場合に、例えば衛星画像なんかも10年、20年ぐらいだと使える可能性もありますよね。
○委員長
 どうですか。いまのことについて、事務局からコメントをいただきたいということでしょうか。
○委員
 はい。せっかく調べていただくのですから。的確な資料が出ると、ちゃんとした考えができるわけなので、そのあたりをカバーできるような調べ方をしていただけると嬉しいなということです。
○河川管理者
 航空写真がどういう状態の中で撮影されているかということも、いまは何もありませんので、一度、そのあたりからみてみたいと思います。そのことはまた次の機会にでも話ができればさせていただきます。どういうデータがあるのかもわかりませんので、そのあたりからお願いしたいと思います。
○委員長
 どうぞ。
○委員
 32ページの「河川空間の利用」のことでお尋ねしたいと思います。平成12年、平成15年、平成18年の形態別の調査の資料が出ておりますが、この中で、平成12年は「釣り」が18%ですね。平成15年が13%、平成18年が7%と、年々、急激に減っているわけでございます。釣りの対象の魚は、北川ですと恐らくアユではなかろうかと推測しております。もし、アユということでこれをお調べになっておられましたら、このように急激に釣りが減少している原因は何であろうかということがもしわかりましたらお知らせいただきたいと思っています。
 平成18年は限りなくゼロに近いというのが実際でございます。なぜなのかなと思うわけです。北川というのは日本でも指折りのきれいな水で、いい川だという評判なのですが、どうも魚から見ますとすみよい川ではないのではなかろうかなと思うわけでございます。そういった観点から、おわかりになりましたら、次回で結構ですのでお聞かせいただきたいと思います。
○委員長
 ありがとうございます。
 他はいかがでしょうか。
 それでは、大体時間になってまいりました。きょう、出てまいりました宿題といいましょうか、次回に用意していただくもの等につきましては、また事務局で精査をしていただきたいと思います。それから、きょう、いろいろご意見が出てまいりましたけれども、ここでの課題となりましたのは、河川の管理、愛護等につきましては、川というものがその上流にあります山間部あるいはその下流にあります海、こういったようなものと直接結びついたものでありますし、北川のように農業用水が水の利用の中での比重をかなり占めているということで、特に農業、海といったところで異常時の問題、渇水のときであるとか出水のとき、こういったところでどういうふうな総合的な管理の仕方を必要とするのかというような話し合いを、こういった機会をもとに今後いろいろ検討していただければというのが意見の中にあったような気がいたしました。
 それでは、きょうの議事につきましては、このへんで終わりにしたいと思います。
 では、進行を庶務のほうにお返ししますので、報告等につきましてよろしくお願いいたします。
3.報    告
(1)流域委員会での質問について
(2)北川水系河川整備基本方針の報告
○庶務
 それでは、次に、議事次第の「3.報告」の「(1)流域委員会での質問について」に移らせていただきます。河川管理者からの説明がございます。それでは○○所長、お願いいたします。
○河川管理者
 (スライドNo.1「流域委員会での質問について」)それでは「参考資料−1」になりますが、これまでの委員会でご指摘、ご質問をいただいた中で、すべてではございませんけれども、その中で一部、資料等の整理をさせていただいておりますので説明させていただきます。
 (スライドNo.2 )4点ございます。「1.水質評価」「2.シラウオ・アユ等の産卵場について」「3.北川の河川水辺の国勢調査結果の文献調査について」「4.水生生物と水質の関係について」ということで説明させていただきます。先ほどと同じく、スライドの番号で説明させていただきます。
 (スライドNo.3.「1.水質の評価について」)まずスライドの3枚目ですが、「水質の評価について」ということでございます。以前、「平常時の水質の調査をする場合、天候などによっても大きく変動するので、平常時の調査結果だけではなくて異常時の発生頻度の確認、それから異常時を含めた総合的な評価をすべきではないか」とのご質問がございました。ちょっと型通りの説明になってしまいますが、いま、我々が則ってやっておりますのが、スライドの2段落目にありますが、環境省で「水質調査方法」を定めておりまして、その中で、先ほどもありましたが、低水流量時および水利用が行われている時期を含めて、採水日は、採水日前において比較的晴天が続き水質が安定している日を選ぶこととしているということです。いわゆる環境省の水質調査方法に則った形では、晴天時を選んで全国的なデータとして整理をしているということで、以前にお示したデータにつきましても、こういった形で調査をしている中でお示しをさせていただいたということでございます。
 (スライドNo.4「2.シラウオ・アユ等の産卵場について」)スライドの4枚目ですが、「シラウオ・アユ等の産卵場について」ということでございます。これは、シラウオ、シロウオ、それからアユ、サケの産卵場を確認というか、特定したといいますか、「その根拠を教えてほしい。提示してほしい」というご意見でございました。
 具体的には、ここにも書いておりますように、若狭河川漁業組合さんに聞き取り調査をさせていただいております。もう少し細かく申し上げますと、アユ、サケにつきましては、過去の産卵を確認したものを含めて、実際に確認したものをもとに聞き取り調査をした結果であるということ。それから、シラウオ、シロウオにつきましては、直接は確認されていませんが、生息している範囲がわかっているということで、そこから推定される箇所ということでお話をお聞きしております。
 そういった意味で、我々の調査のほうで直接確認したわけではございませんが、漁業組合さんのほうで過去に確認したもの、それから推定も一部入りますが、そういったものを含めて聞き取り調査をした結果ということでございます。
 (スライドNo.5「3.河川水辺の国勢調査結果の文献調査について」)それからスライドの五枚目ですが、「北川の河川水辺の国勢調査結果の中の文献調査について、確認した文献名を提示してほしい」というご意見がございました。スライド5のほうに、それぞれ魚類、底生動物、鳥類、陸上昆虫類について、文献の名称を挙げさせていただいております。
 (スライドNo.6「4.水生生物と水質の関係について」)スライドの6枚目ですが、これは前回だったと思いますが、「河川水質の新しい指標、豊かな生態系の確保のランクづけの根拠を示してもらいたい」というご意見がございました。まず、この表の下に文章で書いております。水生生物と水質の関係につきましては、河川に生息する生物のうち、全国各地に広く分布し、分類が容易で、水質に係る指標性が高い30種を指標生物とする水生生物調査における水質階級と水質濃度の間に相関関係が見られ、それが、水質階級の表現が、A〜Dランクに相当すると判断できることとして判定しております。
 ちょっとわかりにくいですが、「水生生物の生息」がT〜Wという分類がされていますが、これにつきましては、国立環境研究所の「指標生物と水質階級の関係」を使用させていただいております。それをA、B、C、Dというランクに分けておりますけれども、国立環境研究所の調査結果をもとにしつつ、ランク分けについては国土交通省で説明のランクの分類をしているということでございます。ですから、もう一度申し上げますと、右側にあります「水生生物の生息」T〜Wという分類に対する、これは「等」となっておりますので他にも水生生物があるわけですけれども、こういった水生生物の種類については国立環境研究所の調査結果といいますか、整理されたものをもとにやっているということでございます。
 以上、4点ですが、以前いただきましたご質問等について整理をさせていただきました。
○庶務
 ありがとうございます。それでは、ただいまの説明につきまして、ご質問等がございましたら伺いたいと思います。どうぞ。
○委員
 一つは水質のことで、私が質問させていただいたので伺いたいのですけれども、たしかに全国的にいろいろ河川を比較するという上で環境省の定められた水質調査法に則ってやるというのは、それはそれでいいと思いますけれども、北川の河川をどういうふうに考えていって、どういうふうに管理していこうかということのためのデータとしては、必ずしも低流量時の晴天続きの水質が安定している日を選んでデータをとって、それをもとに考えるというのは不十分じゃないかと思うのですが。
 それとかかわってきて、4番目の水生生物というのは、より長期的な河川の指標をあらわしているものとして使えると思うのですけれども、こちらのほうの指標では北川はどうだったのですかね。こちらのほうの水生生物の指標で北川を評価するとどうだったのでしたか。
○河川管理者
 まず2点目ですが、前回のスライドはないですね。3地点でやっております。評価の指標が水質のDOとアンモニア系の濃度、それから水生生物の生息という三つを指標にしているわけですが、高塚橋、天徳寺橋、三宅橋の3地点でやっております。ただ、水質のデータがないところもありますが、この指標で評価したものは3地点とも総合評価でAということで、4段階で一番いいランクという結果になっております。これは平成18年の調査結果でございます。いま出ましたね。
○庶務
 後ろのほうにスライドで出しております。
○河川管理者
 (スライドNo.20(第4回委員会資料)「『豊かな生態系の確保』の調査結果(H18)」)ただ、いま申し上げましたように、天徳寺橋につきましては水生生物調査しかデータがございません。三宅橋についてはDOと水生生物の二つのデータしかないという中での評価でございます。
 それから1点目のほうです。我々、当然、いままでデータはそういう形で取っておりません。そういう意味で、我々自身もそういうデータを取ったとしてどう評価していくのかというところが非常にわかりにくいところもございます。また、委員にもいろいろご相談といいますか、意見交換させていただいて、どういう形で評価できるのか、評価していくのか、やっていくのか、やっていかないのかというところは今後、相談をさせていただければと思います。
○庶務
 他に。どうぞ。
○委員
 もっと質問した覚えがあるのですけれども。環境マップをつくってほしいとか、きょう申し上げた縦断勾配の経年変化のことも申し上げた覚えがあるのと、遺伝的対応性を検討したらどうかということも申し上げた覚えがあるのですけれども、きょうの「流域委員会での質問について」は何なのですか。
○河川管理者
 ○○委員からも、いまお話しいただいた点をご意見としていただいております。私どもも当然わかっております。なかなか整理ができていないものもございまして、まだご質問等にお答えできていない部分につきましては、次回以降にお示しさせていただきます。今回は、今回できる部分についてでございます。
○委員
 わかりました。反映されないのなら、来ても意味がないのでね。
○河川管理者
 はい。
○庶務
 ○○委員、どうぞ。
○委員
 いまのご意見に私もすごく賛成です。これは5回目ですけれども、各会議ごとで例えば質問項目としてあがったことを整理して箇条書きにしていただいて、それを我々委員に示していただければ、「これは抜けているのとちがう?」とか「こういう意味ではなかった」というようなことも、お答えいただく前に事務局にお返しできると思うし、時間がたつと自分が何を質問したかも忘れてしまいますので、こういう会議が無駄にならないようにお互いにやっていけたらいいなと思うのですけれども。
○河川管理者
 はい。
○庶務
 ○○委員、お願いします。
○委員
 1点だけ。先ほど、○○委員からもあったと思うのですけれども、私は長いこと北川の高塚橋のあたりの土手をずっと通って北川を見ていたのですけれども、南川と比べると北川は確かに資料ではきれいな川だと思います。ただ、北川のイメージというと、最近はまだよくなったと思いますけれども、以前はとにかく泥水がよく流れてくる。それはどこかで工事をやっていたのかよくわからないのですけれども、始終、泥水が流れていて濁った水が流れているのが普通のようなイメージしかなかったものですから。最近も場合によっては流れているときがありましたけれども、以前よりはよくなったかもしれません。そういった濁水が流れたときの過去の資料があるのかどうかわかりませんが、そのあたりで比較して、いまはどの程度よくなっているのか。そのあたりの資料がもしあれば、教えてほしいなと。それで、いい方向に向かってほしいなと思いますのでよろしくお願いします。
○河川管理者
 先ほどあった、定期的にやっている水質のデータはありますが、いま委員がおっしゃったような形で整理ができるかどうか確認をさせていただきたいと思います。
○庶務
 他にございませんでしょうか。
 ないようでしたら、続きまして、議事次第の「3.報告」の「(2)北川水系河川整備基本方針の報告」に移らせていただきます。河川管理者から報告がございます。○○所長、よろしくお願いいたします。
○河川管理者
 それでは、基本方針の説明を「参考資料−2」でさせていただきます。基本方針の案自体は13ページまでで、その一番後ろに「概要」を添付させていただいております。それで簡単にご説明させていただきます。
 前回もご説明させていただきましたが、作成にあたりましては社会資本整備審議会にかけることになっておりまして、現在の状況は最終の審議会本体への報告まではまだいっておりません。まだ案という状態ですが、その途中段階の小委員会ですとか、分科会には既に報告、審議がされているという状況でございます。まだ案という段階ですが、報告をさせていただきます。
 左側の大きな枠は「流域及び河川の概要」ですので割愛させていただきまして、その右側の「災害の発生の防止又は軽減」というところでございます。これも前回、基本の部分は説明させていただいております。いまあります工事実施基本計画、これは基本方針に類するような前の計画ですが、この計画を変更するような洪水は発生しておらず、流量データによる確率からの検討、それから時間雨量データによる検討、既往洪水からの検討、1/100確率規模モデル降雨波形による検討等により総合的に検討して、河川整備基本方針においても既定計画と同様に基本高水のピーク流量を基準地点高塚で毎秒1900m3と、案の中で設定しております。
 基本高水流量と計画高水流量、計画高水流量につきましては「流量配分図」という模式図がございますが、これは高塚地点で1800m3/sとしております。1900m3/sと1800m3/sの差分については、洪水調節施設で対応するということでございます。具体的には河内川ダムで100m3/sのピーク流量を調節するということでございます。
 それから、治水安全度を向上させるため、自然環境や風土、歴史等に配慮しながら、堤防の拡築、河道掘削、橋梁や堰の改築等により河積を増大させるとともに、護岸を整備するということ。
 「●」の三つ目、堤防の質的安全性が低い箇所においては、質的強化対策を実施する。
 「●」の四つ目、現存する霞堤は、沿川の状況を踏まえ、関係機関や地域住民の理解のもと、適切な維持、保全に努めるということでございます。
 それから、左下の「河川の適正な利用及び流水の正常な機能の維持」ということで、きょう、ご説明させていただきました。「■」で二つ書いております。流量的には、先ほど申し上げました4月から5月が概ね2.1m3/s、6月から3月までは概ね1.1m3/sということでございます。
 右下ですが、「河川環境の整備と保全」ということで、ポイントとして3点あげております。
 一つ目が、上流部では、魚類等の生育場となる瀬・淵の保全に努める。
 二つ目が、中流部及び遠敷川では、アカザやスナヤツメが生息するきれいな瀬や、カワヂシャ、ミクリなどが生息する湿性環境について、河川整備で出来るだけ配慮し、保全・回復に努める。
 それから、下流部では、シオクグ・ヨシ等の生育する塩性湿地環境やシラウオ・シロウオの産卵場について、河川整備でできるだけ配慮し、保全・回復に努めるということでございます。
 以上、簡単ですが、河川整備基本方針の概要でございます。前回、ご説明したところと基本のところは変わっておりません。以上でございます。
○庶務
 ありがとうございました。
 それでは、ただいまの報告につきまして、ご質問等がございましたらお伺いしたいと思います。いかがでしょうか。○○委員、お願いします。
○委員
 洪水調節の流量配分図のところで、ピーク時の流量と実際に流す流量の差を河内川ダムで調節されるということなのですね。河内川ダムの諸元として、貯水容量が三つ示されているわけですが、これは実際の運用としてはどの値を使って、どういうふうにしようということなのでしょうか。
○河川管理者
 申し訳ございません。総貯水量というのは、ダムの天端までの高さでため得る水の量。有効貯水容量720万m3は、サーチャージまでだったかな。あとの洪水調節容量240万m3が、いまの100m3カットの分の操作によって調節する分です。
○委員
 有効貯水容量というのはどういう意味ですか。
○河川管理者
 100年の堆砂容量を見込んでいますので、ダムにも上流域から土砂等が入ってきますのでそれを、堆砂容量があるものですからその分を引いた分が720万m3になるわけです。
○委員
 そうすると、ダムをつくったときは800万m3あったけれども、砂がたまって実際には720万m3になりますということですか。
○河川管理者
 将来的になるということです。
○委員
 それで、運用するときは、洪水調節容量が240万m3ということは、240万m3ためられるように天端から少し水位を下げるのですか。
○河川管理者
 洪水のときに240万m3ためられるように水位を下げます。
○委員
 240万m3を毎秒100m3だと、どれぐらいでいっぱいになるのですか。
○河川管理者
 詳細は私もわかりませんが、若干説明しますと、すべてため込むということではなくて、徐々に雨と川の水の流れ具合を見て放流もしていますので、すべてを一気にため込むという形にはなっておりませんので。
○委員
 もちろん、流量を見ながらですけれども。いずれにしても予測されている雨の量のピークのときがそんなに長いこと続かないという想定なのですね。
○河川管理者
 洪水ピークのときに100m3カットしますので、それの洪水波形の時間帯を見ますと、細かい数字は載っていませんので、いまグラフでパッと読みますと、9時間ぐらいですかね。
○委員
 9時間ぐらい100m3をカットしないといけない時間が続くということですか。
○河川管理者
 100m3カットするまでに、降り出しからピークになりますから、これが大体100m3カットの最高になるのが、前後で9時間ぐらいの間ためているという格好になると。
○委員
 100m3カットしないといけない時間が9時間あるということですか。そうじゃないのですか。そうじゃないですね。
○河川管理者
 そうではないです。
○委員
 その時間は何時間ぐらいと見込んでおられるのですか。100m3カットしないといけない時間というのは。
○委員
 また系統的にご説明いただいたほうがいいのではないですかね、この点は。
○委員
 別に、いま答えていただかなくても結構です。
○河川管理者
 一度、整理しまして、ご説明させてもらいます。
○委員
 結構、難しい。
○委員
 そうですね。
○委員
 ですけど、いま9時間と言われましたけれども、基本方針のほうの継続時間は5時間と聞いたのですけれども、それは本当ですか。そちらじゃないです。国交省のほうです。国交省のほうの基本方針の継続時間は5時間と聞いたのですけど。何か普通ではあり得ないようなことをやっておられるなと思っていたのですけれども。
○河川管理者
 そうですね。5時間で確率降雨とかをチェックをしています。
○委員
 いまの9時間というのと何か矛盾するなと思いながら。また、系統的に全部。
○河川管理者
 はい、ちょっと確認をします。
○河川管理者
 いま、大きいメッシュのところでパッと読んだだけなので。すみません。
○河川管理者
 いずれにしても確認します。
○委員
 県さんと両方を合体して説明していただけるとわかりやすいと思います。
○庶務
 それでは、他にございませんでしょうか。
 ないようでしたら、お時間も経過しておりますので、次のほうに移らせていただきます。
4.事務連絡等(次回開催予定時期等)
○庶務
 それでは、議事次第の「4.事務連絡等」に入らせていただきます。庶務から2点、連絡事項がございます。
 まず1点目、委員の皆様には、今後の北川流域委員会の開催予定を「北川流域委員会スケジュール(案)」としてお配りさせていただいております。これは、あくまで予定でございます。各委員のご都合や今後の審議状況に応じて変更していくことも予測されます。ご了承のほど、よろしくお願いいたします。
 2点目は、次回の開催予定についてでございます。次回の委員会は6月を予定しております。第6回流域委員会の日程調整表をご提出いただいていない委員の方は、ご提出をお願いいたします。以上でございます。
 何かご質問等ございませんでしょうか。
5.閉    会
○庶務
 特にないようでしたら、本日の委員会はこれで終了させていただきます。
 委員の皆様、長時間にわたるご審議ありがとうございました。これで第5回北川流域委員会を閉会させていただきます。どうもありがとうございました。