◆第回九頭竜川流域委員会の審議骨子

1.九頭竜川水系の治水について
  今回の流域委員会では、主に直轄管理区間の流下能力の現状と重要水防箇所、及びH14.7出水における
 九頭竜川ダム群の効果等について河川管理者から説明がなされ、委員から質問や意見が出されました。

 ・流下能力の説明では、既往最大洪水や1.5倍までの降雨に対する現況河川の安全度、洪水が発生した場合の
  被害のシミュレーション等が示され、委員からは、計算条件や確率評価に関する質問や意見が出されました。
 
 ・重要水防箇所については、その評価方法について詳細な説明が求められました。

 ・流域の土地利用の変化等がもたらす影響に関する質問も出され、これらの質問等については、引き続き次回
  以降で河川管理者が説明することとなりました。

 ・今回説明のあったダムの効果や情報に関して、住民や市民団体等に広く情報提供することが望ましいといった
  意見が出されました。

 ・次回は福井県が管轄する指定区間について、河川管理者からの説明が行われる予定です。


     


2.住民意見の聴取について
  河川整備計画案に対する地域住民の意見聴取を図る方法について、次のとおりとしました。なお、
 具体的な進め方については今後引き続き意見交換を行うこととしました。

 ・意見聴取は委員会の意見を踏まえた方法により河川管理者が実施し、河川整備計画に反映する。ただし、
  集会形式の意見聴取の場においては、流域委員会の委員は、オブザーバーとして参加することがある。

 ・意見聴取の時期は河川管理者から「河川整備計画(原案)」が提示された段階とする。

 ・意見聴取の手法はひとつに限定せず、できる限り広範囲の住民の意見を得られるよう努める。

 ・公聴会等の集会形式を基本とし、その補完として他の形式(ホームページ等)を組み合わせて行う。

 ・意見聴取を図る地域の区分は河川整備計画を策定する河川別(6区分)とする。

 ・次回以降、具体的な意見聴取方法を提示する。





3.その他
  前回までに委員から質問のあった、足羽川ダムの利水者不参加に伴う地元説明状況、福井県の負担割合
 及び足羽川ダムの予算について河川管理者等から説明がなされました。