九頭竜川流域誌


7.7 その他

(1) 白馬洞(和泉村)
 
白馬洞
白馬洞
洞内に石を放り込んだり、洞内を荒らしたりすると雨が降るといわれており、本来は水神であって、洞窟の奥には神秘的な地下水流があり、それが水神の本拠地であるとして信仰されていたのであろう。
(2) もみ仏(丸岡町)
 
土肥家に保管されているもみ仏
土肥家に保管されているもみ仏
昔、金屋の村の某家では米を粗末にして、はさ場にもみがこぼれていても拾おうとしなかった。ある日の朝、はさ場でピカピカ光っているものがあり、そばへ行ってよく見ると、もみ殻が二つに開いて中の米粒が仏になって光っていた。これは一粒の米にも仏が宿っているという教えに違いないと思い、それからは米を大切にしたという。
 このもみ仏は、現在でも土肥家に保管されている。
図1.5.6 川にまつわる文化遺跡
図1.5.6 川にまつわる文化遺跡


九頭竜川流域誌メニューへ
第5章メニューへ
戻る次へ
TOPに戻る

Copyright (c) 国土交通省近畿地方整備局 福井工事事務所 2001 All Rights Reserved.