九頭竜川流域誌


6.2 国営第2九頭竜川地区農業水利事業

 鳴鹿堰堤右岸側の土砂吐と洪水吐の上下流に堆砂現象を生じて、ゲート開閉に支障をきたした。また、計画取水量の取水が困難となったため、堰堤固定部の可動化ならびに堤上下流に導流壁を設置し、土砂掃流を円滑にしてゲート操作と取水が確実に行われるように実施した。また、御陵地区162haを灌漑するサイホン(内径:1,500mmヒューム管)の一部が露出しているので、これを補修することとなった。
 この工事は、国営第2九頭竜川地区農業水利事業として、昭和39年度から41年度に約4億2千万円をかけて実施された。
  完成した施設は、堰堤と右岸は四郎丸分水工、左岸は中ノ郷分水工までを、九頭竜川堰堤土地改良区連合が受託管理することとなった。


空から見た鳴鹿堰提 下流から見た鳴鹿堰提
空から見た鳴鹿堰堤 下流から見た鳴鹿堰堤
十郷用水 芝原用水
十郷用水 芝原用水
図3.2.2坂井平野の灌漑系統(※日本地誌 第10巻 福井県)
図.3.2.2 坂井平野の灌漑系統(※日本地誌 第10巻 福井県)
図3.2.3福井市付近の灌漑系統(※日本地誌第10巻福井県)
図.3.2.3 福井市付近の灌漑系統(※日本地誌 第10巻 福井県)


九頭竜川流域誌メニューへ
第2章メニューへ
戻る次へ
TOPに戻る

Copyright (c) 国土交通省近畿地方整備局 福井工事事務所 2001 All Rights Reserved.