昭和31年(1956)度より着手された九頭竜川再改修工事での築堤工事は、河床掘削土を用いて堤防の裏面を補強する、通称裏腹付け工事であった。 昭和41年(1966)2月まで、日野川において腹付に使用した土量は約185千m3である。 九頭竜川本川では、昭和39年(1964)11月から40年3月まで左岸の三国町下野〜川西町三宅地先の約2.7km、昭和40年(1965)6月から41年2月まで右岸の坂井町木部新保〜春江町正善〜福井市下江守までの約2.5kmの築堤工事を実施した。さらに上流部においては、昭和40年11月から42年(1967)3月まで左岸の新田〜北野〜中ノ郷で約2.9kmの築堤工事および根固工事を実施した。