九頭竜川流域誌


2. 建設省直轄の真名川砂防事業
2.1 概要

  真名川の砂防区域は、真名川ダムより上流の223.7km2の面積を有し、笹生川および雲川の2支川からなっている。
  笹生川は、伊勢峠に源を発し西流しながら、途中において屏風山(標高1354m)を源とする中ノ水谷川、蠅帽子峠(標高1037m)を源とする蠅帽子川、越山(標高1129m)・姥ヶ岳(標高1454m)に連なる峰々を源とする小沢川などの諸河川を集め、笹生川ダム貯水池に至り、ダム下流からは流れを北西に転じて、狭窄部を曲流しながら中島で雲川と合流し、真名川となって仙翁谷・モッカ谷を合わせ真名川ダムに至る。
  雲川は、上流を温見川と呼び越美山地の能郷白山(標高1617m)に連なる温見峠に源を発し、途中で白谷を合わせ1,000mを越す山岳地域の谷を貫流して雲川ダム貯水池に至り、若丸山(標高1286m)を源とする左支川の熊河川と合流して雲川となり、雲川ダムを経て北東に流れを変え、左から巣原鎌谷川、右から巣原川を合わせて下り、部子山(標高1464m)を源とする大雲谷川を合わせて中島にて真名川ダム貯水池に入る。



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