九頭竜川流域誌


2.2 目的

  真名川砂防事業の目的は、次のとおりである。 

 (a) 真名川ダムの治水機能の確保
真名川ダム上流域での砂防事業の実施により、流域からの土砂礫の流出を抑制するとともに、流出土砂礫の細粒化を促し、真名川ダムの治水機能を長期にわたって維持する。
 (b) 公共施設の保全
真名川上流域には、福井県と岐阜県とを結ぶ国道157号があるが、流域の荒廃のため交通が途絶することも多い。砂防事業の流域保全により、この道路の安全通行を確保する。また、豊富な水資源を利用した発電施設を土砂災害から守る。
 (c) その他
真名川ダム上流域は、奥越高原県立自然公園に指定され優れた自然環境を有している。この優れた自然環境を保全するとともに、山岳レクリェーションの空間を確保する。


九頭竜川流域誌メニューへ
第2章メニューへ
戻る次へ
TOPに戻る

Copyright (c) 国土交通省近畿地方整備局 福井工事事務所 2001 All Rights Reserved.