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概要 |
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図4.3.9 無水区間の位置図 |
真名川ダムの貯水池の水は、県営真名川発電所(企業庁)まで導水路で引かれている。そのため、ダム直下から約3km区間は、水の流れていない状態となっている。この区間は峡谷をなしており、清流の回復が望まれていた。
そこで、従来のダムの機能を維持しながら、真名川峡谷の清流回復に必要な放流施設を設置することとなった。工事は、平成5年(1993)度〜8年(1996)度に実施された。 |
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ダム下流約3qまで、河川にほとんど水が流れていなかった。 |
放流設備を使うことにより、ダム下流に清流がよみがえり、親しまれる河川となった。 |
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設備概要 |
既存の発電用導水路トンネルに分岐管を設け、バイパス放流管を設置した。このバイパス放流管を通じて河川維持用水ゲートに水を送ることで、年間を通して一定水量が河川に放流でき、魚類等の生息を可能とした。 |
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