九頭竜川流域誌


5.2 水質
5.2.1 概要

 九頭竜川流域は全般的に平地においては農地の占める割合が高く農業地域といえるが、福井市および周辺地域では住宅開発が進み、工場進出のために農地が減少している。また、日野川流域は交通の便が良く、武生の電気機械、鯖江の眼鏡などを中心として産業の立地が進んでいる。全域的には、繊維産業が主産業となっている。
 このように生産、生活活動が活発になるにつれ、汚濁物質量が水域へ流入し汚濁が進んだが、下水道の整備および工場排水の上乗せ条例による規制により水質も良化傾向にある。また、日野川の深谷地点に自動水質監視装置を設置して水質監視体制の強化を図っている。



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