「水制」とは川の流速を低下させたり、流れの方向を変えたりするために、河岸から流れの中心部に向かって突きだして設置されるものである。いろいろな種類がある。 九頭竜川上・中流のように急流な所では、木の枠を組み、それに石を入れた籠をのせて、自重で流れに抵抗できる「牛類」などがよく用いられた。下流では、粗朶の上に石を詰めた蛇籠を置いた「水刎工」が多く用いられた。