九頭竜川流域誌


12. 水制工

 「水制」とは川の流速を低下させたり、流れの方向を変えたりするために、河岸から流れの中心部に向かって突きだして設置されるものである。いろいろな種類がある。
 九頭竜川上・中流のように急流な所では、木の枠を組み、それに石を入れた籠をのせて、自重で流れに抵抗できる「牛類」などがよく用いられた。下流では、粗朶の上に石を詰めた蛇籠を置いた「水刎工」が多く用いられた。

図-9水制工の種類 図−10牛枠と大聖牛


九頭竜川流域誌メニューへ
河川に関わる用語メニューへ
戻る
TOPに戻る

Copyright (c) 国土交通省近畿地方整備局 福井工事事務所 2001 All Rights Reserved.