計画降雨量は、雨量観測所で観測された雨量データを用いて統計解析し決定する。 計画降雨の超過確率(あるいは再現期間)は、現在までに得られた降雨記録に基づいて計算したものであり、将来も同様な降雨分布が期待されるという前提がある。 例えば、10年の再現期間をもつ降雨量は、10年に1回の割合でそれを超えるような降雨量が発生することを意味し、10年のうちどの年も10%の確率でその降雨量が生じることを意味する。超過確率が1/10年の降雨量は、一度発生すれば10年間は決して起こらないということではない。