第1回揖保川流域委員会 議事録(概要)
日 時 : 平成14年3月4日(月)10時50分から13時00分
場 所 : ホテルサンガーデン姫路 光琳の間
出席者 : 委員20名、河川管理者3名、傍聴者57名、

1. 開 会
2. 委員長選出
規約第4条第1項にもとづき、藤田正憲委員(大阪大学大学院教授)が委員長に選出されました。
3. 委員長挨拶
4. 議事内容
はじめに、規約第4条第3項にもとづき、道奥康治委員(神戸大学教授)が委員長代理として選出されました。

(1) 揖保川と流域の概要の説明
引き続き、「揖保川と流域の概要」について河川管理者(近畿地方整備局姫路工事事務所長)より、スライドを用いた説明が行われました。
(2) 揖保川流域委員会の情報公開についての審議結果
設立準備会議において審議された、以下の流域委員会の情報公開方法を大筋で確認し、規約第6条第1項にもとづき、これを定めました。

1) 会議の開催案内方法
会議の開催案内の方法は、
  @記者発表、
Aインターネット、
B流域市町村へのポスターの掲示依頼、
Cチラシの流域住民への配布 によるものとする。

2) 傍聴の申し込み方法
一般傍聴の受け付けは事前に申し込むことを原則とし、会場の収容人数に余裕がある場合は、当日会場での申し込みも受け付けるものとする。
事前申し込み者数が会場の収容人数を超える場合は事前抽選とする。

3) 会議資料の取り扱い
当日の委員会資料の配付は、原則として傍聴者を含めすべての委員会参加者に配布することとする。
委員会資料について後日請求があった場合は、部数を制限して無償で送付することとする。

4) 審議結果の公表手段
議事録は、速報、概要および詳録を作成し、ともに公開する。
議事録の概要は、読む人に発言要旨が伝わる程度の内容とする。
議事録の詳録は、姫路工事事務所での文書閲覧と、ホームページからのダウンロードができるようにする。
議事録は、姫路工事事務所ホームページ、ニュースレターを通じて公表する。
速報については、速やかな公表のために委員長一任とする。
5) 記者発表
記者発表は適宜必要に応じて行い、節目ごとに効果的な発表方法を検討する。

6) その他
委員が独自に公表する場合は、庶務の公表後とする

なお、委員からは、会議開催案内や審議結果を公表する際の情報発信先とその媒体について意見が出され、できるだけ多くの人々に流域委員会について知っていただけるように努力することが申し合わされました。

◆委員からの主な発言
1) 会議の開催案内について
開催案内チラシの配布先を図書館や公民館など、もう少しこまめにしたほうがよく徹底する。また、生活情報にかかわる小さな機関誌へも記者発表の資料を送ってはどうか。

開催案内の新聞折込は、流域内の日刊紙の販売店を対象とすれば全紙に行き渡る。また、NHKのご協力をいただいたり、ミニコミ放送局等の小さなメディアを発掘してはどうか。あるいは、自治会の情報伝達手段を活用してはどうか。

今回の開催案内を見て地元の皆さんからよく声を掛けていただいた。あまり十分でないような気もするが、新聞折込は非常に効果があるのだと思う。

電子メールなどのパーソナルメディアを活用して委員会のPRができるような方向性を持たせていただきたい。

各町でそれぞれ生涯学習というものを持っており、そういうところにも学習の資料を送って各地域で学習を深めていただければよいのではないか。

どういう開催案内方法が効果があるのかを見るために、傍聴者に簡単なアンケートを行い、何でこの開催を知ったかということを調べれば、今後力点を置くべきメディアがある程度特定できるのではないか。

傍聴者の方や、地域の中で川に親しむ活動をされているテーマコミュニティのようなものがあるようなので、そういう方へDM(ダイレクトメール)を送ってあげたらどうか。

ポスターの掲載内容に、流域委員会の目的と、各回の審議の進め方が示されているとよい。

実際に流域で活動されている方たちとどのように情報を共有するかは、単に情報公開というより、この流域委員会の活動の一部に含まれるべきだろう。かなり積極的に考えていった方がいいのではないか。例えば、兵庫県では地域ビジョンを策定し、県民参画型で総合計画のようなものを作っていこうとしている。そこで情報のネットワークを今後どうやって構築していくかをお考えになっておられるので、いろいろな形で協力してはどうか。

2) 審議結果の公表手段について
委員会の開催案内チラシやニュースレターは人がたくさん来る水族館などにも送っていただきたい。許せる範囲で広く配布していただきたい。

揖保川流域の川づくりやまちづくりをされている団体、コミュニティの数を一度確認していただきたい。そういったところに対して平生からいろいろな情報を流しておくことが非常に大切ではないか。また、議事録も次回の開催通知と同時にDMで送っていただければなおよい。

DMで、メールマガジンのようなものができないか。そうすれば登録者の推移を見ることで、流域委員会で議論していることに関心を持っていただいている方がわかる。ただし、どれだけ手間がかかるか把握できないので現実的に判断願いたい。

詳録は、言葉を一言一句まちがいなく再現しようというのではなく、趣旨をきちんと踏まえたうえで、わかりやすい文章、例えば主語が欠けていれば補うとかを考えて発表していただいた方が、読む方も非常にわかりやすい。

◆委員長によるまとめ
会議の開催の案内方法、審議結果の公表方法については、できる範囲で庶務にフレキシブルに工夫していただき、より多くの関心を持っている方に本委員会を知っていただくようにする。

情報の提供先として、会場の皆様がご存知の活動グループ、特に委員の方々がご存知の活動グループがあれば、インターネットのグループなども含めて、庶務に情報を伝えていただきたい。

委員が独自に発表する場合は、議事録の概要のホームページ上での公表を受けて、発表していただいてよいものとする。

(3) 今後の委員会審議の進め方について
今後の委員会審議の構成とおおよその予定については、当初の一年間は
@揖保川と流域の現状認識、
A揖保川と流域への想い、
B揖保川の川づくりに向けた課題、を共有し、
C揖保川の河川整備の方向性の検討、
D河川整備計画(原案)の審議、と段階を踏んで進めることが確認されました。

◆委員からの主な発言
何度かはフィールドワーク的に現地に行き、地域の方とともに学ぶということを、この委員会の取り組みの手法として大事にできないか。

2段階目の「揖保川と流域への想い」に重点を置き、流域の皆さんの生の声を聞けるような勉強会やフォーラムを、いろいろな活動をされている団体やその核になる方々を中心に、流域内の何か所かでできるような機会、仕組みづくりを考えていただきたい。

近いところで、積極的に川づくりや川を中心としたまちづくりをやっているところに見学に行くのも非常に参考になる。

近いところで、実際に河川整備をされた結果どうなったか、他の河川整備の結果を資料として教えていただければありがたい。

流域で活動されている方にどういった方がおられ、どういう活動をされているのかという情報を持って、委員会でそういう方にいかにご協力いただくかということを話し合っていきたい。

◆委員長によるまとめ
委員の先生方が持っておられる情報をできるだけ庶務に送っていただき、地域から意見を収集する方法論についても、具体的にどうやっていくかということを考えていきたい。

委員会の開催も、できれば現地で開催することにより、生の情報に接するというようなことを進めていきたい。次回、あるいは次々回ぐらいは川の上流あたりで開催し、現地についての情報も教えていただくということにしていきたい。

次回の委員会は、5月の連休明けあたりに現地を見に行くこととし、行程は庶務と委員長とで相談させていただくことにする。

(4) 次回の予定
次回は、5月頃に現地調査を行うこととなりました。

5. 閉 会

 

 

 

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