第2回設立準備会議 議事録(概要)

日時 平成13年12月11日(火)14:00〜16:00
場所 ホテルサンガーデン姫路 光琳の間
出席者 設立準備会議委員10名、
河川管理者6名、 一般傍聴19名、事務局2名
合計37名



第一部(非公開審議)
  1. 開会
  2. 審議-1 流域委員会の委員構成について
    第一部は、前回の設立準備会議で委員候補として決定した「設立準備会議委員の内の14名」に追加する委員候補者について、審議が行われた。この審議はプライバシー保護のため非公開で実施され、審議後、藤田議長より以下のような結果報告があった。
揖保川流域委員会の追加委員候補として6名を選定した。氏名の公表については、本人の委員就任の了解後とする。
第二部(公開審議)
  1. 第1回設立準備会議審議結果の報告
    事務局より、第1回設立準備会議の審議結果について報告が行われた。
  2. 審議-2 流域委員会の情報公開について
    第二部は、揖保川流域委員会の情報公開について審議が行われた。情報公開の方法については、前回、「設立準備会議及び流域委員会の情報公開」の審議で検討した結果を踏まえて行うことが確認された。 また、流域委員会の開催をきっかけとして、地域住民の方に揖保川の川づくりに興味を持っていただけるような情報公開方法が重要である、という点について、委員の方から意見が出された。
    【主な発言内容】
    • 地域住民の方々は、揖保川についての興味をお持ちで、以前から熱意を持って取り組んでおられる。このような方々とともに、この委員会が考え、実行に移していくという協同の歩調がとれれば、よい形での成果が生まれるのではないか。(和崎委員)
    • 今から大きくなっていく小学生、中学生たちにいかにわかりやすく「揖保川を大事にしようじゃないか」「揖保川の生物を見守り育てていこうじゃないか」と教えることも大事で、情報公開の一つの重要な柱として、小・中学生にどのように情報公開していくかということについて研究していってはどうか。(森本委員)
    • 委員会の委員候補の中にはいろんな専門家、外部との人脈を持っておられる方もいるので、そういう知恵を動員して情報を公開していくとおもしろい。(中元委員)
    • ニュースレターは狭いスペースだが、幅広い情報を詰め込んでいけば、付加価値が出て、周辺の人たちも知識が得られる場になる。(中元委員)
    • 傍聴の方の中には、この川がどうなっていくのかということに強い関心を持って参加されている方があると思うので、その意見をアンケート等で集約して伝えていただければ、非常に参考になるのではないか。(栃本委員)
    • 情報公開は、いかに伝えていくかという点が重要と思う。区切り区切りでそれまで討議した内容を事務局に発表をお任せするだけでなく、協同してまとめる、あるいは討議する時間をとっていければよいのではないか。(浅見委員)

    また、事務局より、現在、議事録(速報、概要、詳録)の公表は、全出席委員の確認後となっているが、今後は、速報については、速やかな公表のために議長一任とすることが提案され、委員の承認を得た。
  3. 流域委員会への要望等
    第1回流域委員会及び今後の流域委員会への要望として次のような意見が出された。
    【主な発言内容】
    • 第1回委員会では、流域の概要、水質・水量など流域について説明していただきたい。(藤田議長)
    • 行政として、これまで、現在、そして今後、こういう点が困るとか、切実だと感じておられる点があると思う。委員会の第1回で、公開でき得る範囲内で、行政の立場で問題提起していただきたい。(井下田委員)
    • 1〜2回でいいが、現場、現地に学んでみる。設立準備会議のメンバーに、新しい委員のメンバーを加え、揖保川とかかわる専門的な話のあれこれをコメントしていただく。また、地元の方にも語り伝えていただければもっと良いかと思う。(井下田委員)
    • 今後、何回かの委員会は姫路でするのではなく、揖保川は南北70kmに近い長い川ですから、全地域ではできないが、流域市町の公民館等で開催すると、地域の人たちがさらに集まれるかもしれない。(井下田委員)

    また、藤田議長より、本日追加委員候補としてあげられた6名の方の意向確認が終了した段階で、設立準備会議は終了し、次回は第1回流域委員会を開催することが提案され、委員の承認を得た。
  4. その他
    その他に、流域委員会等に関する意見として次のような発言があった。
    【主な発言内容】
    • 来年4月から新しいカリキュラムのもとに総合学習が始まるが、この格好のテーマとして揖保川と関わる部分がクローズアップされるに違いない。おそらく揖保川流域の、あるいは、その周辺の小学校、中学校の教育実践の中にも既に蓄積、積み上げがあるのでは。したがって、学校をキーステーションとして取り組んでみることが切り口の一つかもしれない。(井下田委員)
    • 基本としては、「揖保川をきれいにするんだ、よくするんだ」という1点に尽きる。(丸山委員)
    • 地域の方々は「こうしたら揖保川がよくなる。揖保川流域がよくなる」というアイデアをお持ちと思う。そういうアイデアを伺いながらつなぎ、流域委員会で形にしていくと、情報公開もできるし、一緒に協働で揖保川をよくできる、という流れが生まれるかもしれない。(和崎委員)
  5. 傍聴者からの発言
    • 設立準備会議委員の専門分野に、「森」「森林」という言葉が出ていないのは残念である。(議長より、追加候補の中には上流部で森について見ておられる方もおられるので、流域委員会に期待していただきたいというコメントがあった。)
  6. 閉会
以上

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