東はりま加古川水の新百景

冊子番号105


かこがわかいしゅうきねんひ
加古川改修記念碑
■河川名
加古川
■所在地
加古川市 加古川町
■参考文献 「日本の川 加古川」姫路工事事務所
一般提供資料
市提供資料


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
加古川の治水の歴史が刻まれた碑。




神姫バス「加古川橋東詰」下車
山陽本線「加古川」下車徒歩20分(西北1km)
国道2号加古川橋東詰南にすぐ
概要
「加古川改修記念碑」は、加古川橋東詰め南の春日神社横、堤防より一段低くなった場所に建てられています。改修に携わった人は延べ人数121万人、うち死傷者312人という大工事によって流域の人々を水害から開放した、改修の記念と慰霊の意を込めた碑です。
この碑には、当時の内務大臣の筆による碑銘、裏面には県知事の文(書 樋口尾山)が刻まれています。
加古川は大洪水の度に流路を変え、特に下流では幾本もの旧河道が走り、また地名や古記録などからも、いかに“暴れ川”であったかを知ることができます。
本格的な河川改修は、姫路藩の存亡をかけて万治元年(1658)に開始された升田築堤に始まるといわれます。その後、明治に入ってもその被害はおさまらず、大正7年(1918)から国に直轄されて河川改修が開始されるに至りました。大正10年(1921)5月22日に起工式が催され、その改修区域は、左岸は加東郡市場村、右岸は加東郡来住村以下海にまで及びました。工事は16年と約600万円の巨費を投じ、昭和8年(1933)に完成、同年11月19日に加古川大橋南の磧(かわら)で内務省主催の盛大な竣工式典が行われました。



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