東はりま加古川水の新百景

冊子番号133


おうごがわそすい
淡河川疏水
■河川名
美嚢川淡河川
■所在地
稲美町 
■参考文献 「稲美町史」稲美町
「東播磨用水事業史」近畿農政局
編集・発行/東播用水農業水利事業所
サンスイコンサルト株式会社


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
利水の歴史が刻まれた疏水




概要
「淡河川疏水」は、淡河村木津(現在の神戸市北区淡河町)の淡河川から総延長26.3kmの水路で導水されました。かなりの難工事で、隧道28ヶ所(延長5.2km)はどれもみな大工事でした。なかでも延長682mの芥子山隧道は、土質が脆弱でくずれやすいうえ湧水がおびただしく、請負人の手に負えないため県の直営工事に改めました。しかし、一昼夜の進行は僅か60cmで、完工に3年4ヶ月を要しました。明治24年4月、難工を極めた芥子隧道も完工し、同11日通水試験が行われ、翌25年に初めて宿願の新開田を潤しました。同年7月には当地方一帯が激しい豪雨に見舞われ、築堤は崩壊し、隧道は陥没するなど壊滅的な被害を受けましたが、明治27年(1894)5月、全線の復旧が完成しました。
この淡河川疏水の成功により開田範囲が拡大し、水量が不足したため、当初計画された山田川疏水計画が再燃しました。


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