東はりま加古川水の新百景

冊子番号32


からたき
唐滝
■河川名
杉原川多田川
■所在地
加美町 岩座神
■参考文献 「兵庫県むかしむかし」
兵庫県老人会連合会
「かみマップ」加美町役場企画課
町提供資料


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
言い伝えの残る美しい滝。




松井庄郵便局から車で15分
概要
「唐滝」は、東播磨の最高峰・千ヶ峰(標高1,005m)の山麓、標高400mの高地に開けた集落である加美町岩座神(いさりがみ)にある美しい滝です。
ここは山間の高地にもかかわらず、古くから開けた地で、この地にある「塔の岩」という巨石の上に神が降臨し坐し給うたという故事や七不思議の伝説が残っています。
唐滝はこの“七不思議”の一つに数えられています。『干ばつの際、この滝でウナギをとれば必ず雨が降る』と伝えられ、農民たちは雨乞いを目的にこの滝を訪れたそうです。また大蛇が棲むため、ここに一人で踏みいったものは誰一人として無事に帰ったものがないとも言い伝えられ、恐れられていた滝です。
また、岩座神地区には、農山村の原風景といわれる棚田が広がっており、棚田を舞台にした都市との交流事業が展開されています。


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