東はりま加古川水の新百景

冊子番号37


やまだにしきはっしょうのひ
山田錦発祥の碑
■河川名
杉原川
■所在地
中町 東安田
■参考文献 「中町制70周年記念要覧」中町


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
加古川の豊かな水が育んだ酒米の記念碑。




神姫バス「中安田」下車2km
概要
国道175号、中町の石原坂トンネル口に、「山田錦」誕生のきっかけをつくったと伝えられる山田勢三郎翁を讚える「頌徳碑」や、山田錦が稲穂のたれる様子を表したモニュメント・「山田錦発祥の地」の碑が建てられています。
山田錦は酒米の王様と呼ばれる米で、全国で酒米好適米と認定された約30品種のうちの一つです。なかでも加古川の豊かな水が育んだ山田錦はその風味に加え、育成が難しく災害から守り育てるのが並大抵の苦労でなかったことから、幻の酒米として珍重されてきました。
“山田錦”の名前の由来には諸説ありますが、明治の初年頃、中町東安田の山田勢三郎が在来種の中から改良を重ねたことが誕生のきっかけと伝えられています。また、品種としては藤川禎次が昭和11年(1936)頃完成させました。


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