東はりま加古川水の新百景

冊子番号40


りゅうがたき・にじゅうがたき
竜ケ滝・二重ケ滝
■河川名
野間川中の谷川
■所在地
八千代町 大屋
■参考文献 「ひょうご水の文化史」兵庫県企画部
「ひょうごランドスケープ100景」
町提供資料
「兵庫県ふるさとの散歩道」
兵庫県観光連盟
発行/国土地理協会


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
言い伝えが残る雄壮な滝。




神姫バス「大屋」下車徒歩40分
中国自動車道「滝野社」ICまたは「加西」ICから登山道入り口まで車で50分。そこから徒歩20分
概要
「竜ケ滝・二重ケ滝」は、八千代町の屋根・笠形山を源として流れる中の谷川にある五つの滝の中でも、その雄壮さで特に知られている滝です。
「竜ケ滝」は、竜が岩壁を昇っているように見えることから名付けられた滝で、岩壁には少彦名命(すくなひこなのみこと)が笠形山に降臨し、騎馬で下山した時についたというひづめの跡や、食事の時の重箱の跡と伝えられるくぼみがあります。
また、二重ケ滝は二段式瀑布で、水量によってさまざまに変化する豪快な滝です。
この辺りの地形は変化に富み、この二つの滝以外にも笠形山から流れ出る豊富な水によって勝負滝、蛇腹滝、赤滝などが知られています。
笠形山は「笠形山千ヶ峰県立自然公園」の一角をなし、標高939m。山容は美しく、別名播磨富士とも呼ばれています。


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