東はりま加古川水の新百景

冊子番号45


なまずおさえしんじ(いそのかみじんじゃ)
なまずおさえ神事(石上神社)
■河川名
野間川
■所在地
西脇市 板波町
■参考文献 「兵庫の民俗芸能」兵庫県教育委員会
「西脇市の文化財」
西脇市、西脇市教育委員会
「ふるさとの散歩道」兵庫県観光連盟


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
川にまつわる民俗行事。




JR加古川線「西脇市」下車徒歩10分
神姫バス「板波」下車徒歩3分
概要
「なまずおさえ」は、正暦3年(992)とも永承5年(1050)の勧請(かんじょう)とも伝えられる古社、石上神社の境内で毎年10月10日に行われる神事です。
ご神体は刀で、神事の由来は次のように伝えられています。天文11年(1542)に石上神社を現在の地に移すとき、神殿に奉納されていた白鞘の宝刀一振が、ある夜、盗賊に盗まれました。そこで、占い師に伺をたてたところ、『賊は南より侵入し、宝刀を鞘から抜いて木綿に巻き、右腕に抱えて川の中を逃げる途中、姫滝に落ちて死んだ』と告げられました。そこで、潜水夫を姫滝に潜らせ、木綿に巻かれた刀を回収、これを神殿に奉納しようとしましたが、そこには木綿に巻かれた大鯰(おおなまず)がいました。この時から神罰をおそれ、川の中で宝剣を捜すふりを神事として行うようになったといいます。
神事の由来は口伝によるものですが、実際の神事の記録としては江戸中期が最も古く、神事の役付などが記されています。


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