東はりま加古川水の新百景

冊子番号69


つくばねのたき
つくばねの滝
■河川名
千鳥川鹿野川
■所在地
社町 畑
■参考文献 「国宝・朝光寺」社町


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
川が育む貴重な植物・ツクバネが生息する滝。




神姫バス「上久米朝光寺口」下車徒歩50分
中国自動車道「滝野社」ICから北東12km
概要
「つくばねの滝」は、国宝朝光寺の正面参道の南側を西に流れる鹿野川にかかる滝で、寺の周辺にツクバネが多く自生しているところからこの名で呼ばれ、親しまれています。
ツクバネはビャクダン科の植物で、果実の形が羽子板で突く羽根に似ているので、衝羽根(つくばね)と名付けられました。全国的にも大変珍しく、昭和58年(1983)10月に社町の天然記念物に指定され、保護されている植物です。滝と貴重な植物のおりなす珍しい景観は、植物にぞうし造詣の深い人だけでなく、幅広く人々を魅了しています。
なお、朝光寺の本堂は昭和29年(1954)に国宝に指定され、毎年5月5日に五穀豊穣と無病息災を祈って「鬼追踊」が演じられます。


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