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川、水との関わり(アピールポイント、その他)
加古川筏運送の要所跡。
JR加古川線「船町口」下車徒歩15分
中国自動車道「滝野社」ICから国道175号北へ30分 |
概要
「筏引持ち越し場所」は船町にあり、筏を持ち込んで組み直し下流に流した場所といわれます。
これは、「三ヶ村井堰」の上流・小苗の河原に筏を引き上げ、ここで筏の縄を解き、一本ずつ井堰を越えさせ、再度、下流の黒田の付近で組み直して流したことを意味しています。後には、小苗村地内にあった掘割を借りて、井堰上流から掘割へ筏を誘導し、下流へ流すようになったといいます。
加古川の筏は、中世頃からはじまり江戸期でもっとも盛んになったようです。氷上郡の佐治川・篠山川、多可郡の杉原川の上流から木材や竹を藤蔓で縛って筏を組み、本流まで下ろしていました。筏は滝野と船町の筏座が管理をしていたといいます。
この筏は大正の終わり頃までは川を下っていたようです。
現在では、この筏流しの歴史をしのび、また河川に親しむための催し「川まつりin黒田庄いかだ下り大会」が昭和63年(1988)から実施されています。 |