東はりま加古川水の新百景

冊子番号72


すいてんぐう
水天宮
■河川名
東条川鴨川
■所在地
東条町 黒谷
■参考文献 「兵庫県 ふるさとの散歩道」
監修/兵庫県観光連盟
発行/国土地理協会
町提供資料


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
東条湖の守護神社。




中国自動車道「ひょうご東条」ICから車で10分
概要
「水天宮」は、鴨川ダム(東条ダム)建設により水没した大小の神々を鎮め、ダム湖である東条湖を護る目的で昭和34年(1959)に社殿を建立し、水神をお祀りしたものです。
ダム建設で集落が水没する以前には、この水天宮の近くに八幡神社や大小の名も知れぬ神様がお祀りしてあり、その雑木の繁みに白鱗の蛇が住んでいたとの言い伝えもあります。
水没した八幡神社は黒谷の若宮八幡神社に合祀されましたが、その他の諸神諸仏を放置するに忍びないという声を反映して神殿が建てられました。こうして、湖上の景観のうち最も素晴らしい場所に設けられた水天宮は、以来“東条湖八景(水天宮・不動岩・屏風岩・妹背岩・五所峡谷・鞍馬峡・鷲ノ巣窟・蓬莱峡)”の1つとして東条湖の守護神となり、また湖底に沈んだ集落への感謝の意を表すとともに観光の発展も祈願されています。
水天宮では、観光協会をはじめ関係者により、豊富な水資源と湖上の安全を祈る“水天宮祭”が、毎年春に行われています。


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