写真
川、水との関わり(アピールポイント、その他)
東条川に架かる地場産業を象徴するある構造物。
神姫バス「吉井」下車100m
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概要
東条町の「あさひ橋」は、通称「つり橋」とも呼ばれ、東条町の地場産業である釣針をイメージした親柱が、地域住民に親しまれています。
多品種・高品質を誇る東条の釣針は、町を代表する伝統産業の一つで、江戸時代末期、飢饉に見舞われ困窮する農民たちを救うために下久米村(社町)の庄屋・小寺彦兵衛が土佐に渡り、釣針の製法を学んで持ち帰ったのにはじまるといわれています。
以来、農閑期の副業として受け継がれ、大正から昭和にかけては生産の機械化が図られ、販売市場は国外にまで拡大しています。現在、全国の約90%の釣針を兵庫県が生産していますが、その中でも東条町の生産は県下第1位で、約40%を占めています。
このつり橋は、全国に誇る東条町の伝統産業の象徴ともいえます。 |