東はりま加古川水の新百景

冊子番号76


ろっかいせき
六ケ井堰
■河川名
東条川
■所在地
小野市 住吉町
■参考文献 「東播用水事業誌」近畿農政局
編集・発行/東播用水農業水利事業所
サンスイコンサルト株式会社
市提供資料
「播磨国大部荘現況調査報告書・」


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
加古川の利水の歴史が刻まれた井堰。




神姫バス「住吉町」下車南東500m
概要
「六ヶ井堰」は東条川の中流に設けられ、下流に広がる309.6haの耕地を養っている“井堰”です。
めずらしい円形の円筒分水が設けられたこの井堰は、もとは久保木、物部、尼、古川、高田上、高田下の合計六つありました。この六ヶ井堰の起源は、中世にさかのぼる可能性が高いといわれています。しかし、それらが台風により決壊したため、統合することになり、昭和42年(1967)に久保木井堰の下流約50mにあたる現在地に改修されています。
この統合により、各井堰の修理負担がなくなり、用水不足も解消されました。
なお六ケ井用水は、戦後の工場立地に伴い、その大部分が工業用水に転換されるようになりました。


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