東はりま加古川水の新百景

冊子番号93


くにかねのえのきむくのき(つきやまじんじゃ)
国包の榎・椋の樹(築山神社)
■河川名
  加古川
■所在地
  加古川市 上荘町
■参考文献 市提供資料


写真



川、水との関わり(アピールポイント、その他)
川と戦ってきた人々の歴史を語り継ぐ植物。




三木鉄道「国包」下車北西200m
概要
「国包の榎・椋の樹」は、宝暦6年(1756)に築かれた小高い丘である築山の上に植えられたという伝承をもち、市指定文化財となっています。
この築山は、大阪で商人として成功し富を得た国包出身の長浜屋新六郎が、いつも洪水の被害が絶えない加古川沿いの郷里の人々を水害から救うという目的で、出水の際に避難できる場所特に牛馬を避難させるのが狙いだったといわれています。として築いたものです。
国包の榎・椋の樹は、樹齢240年と推定されます。遠くからは1本の大木のように見えますが、実は2本の榎が1本の椋の木を挟むように生えているもので、3本合わせた幹の周りは約7mあります。
また、ここには土地の人々が感謝の気持ちと安全への祈りを込めて建てた築山神社があります。


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