写真
川、水との関わり(アピールポイント、その他)
加古川の治水・利水目的の構造物(大堰)。
JR加古川線「厄神」下車西北1.5km
JR加古川線「神野」下車北東1.5km |
概要
「加古川大堰」は、治水及び利水を目的として平成元年(1988)3月に完成した堰です。河口より約12km、本流の左岸八幡町から右岸上荘町に渡る長さ422.5mの大堰です。
加古川には、大規模な利水ダム施設がなく、流況は不安定で、また河川水は既得水利権が飽和状態にあることから、夏季渇水時には各用水の取水制限という事態が発生し、水供給に行き詰まっていました。このような事態に対応するために、河川水の流れの妨げになっていた五ヶ井堰および上辺井堰を撤去すると共に当時計画中であった加古川工業用水・兵庫県水道用水の取水を統合して加古川大堰が建設されました。
この堰はローラーゲート式可動堰で、高さ5.30m、総貯水容量1,960,000m3、有効貯水容量1,640,000m3です。
現在、大堰の下流部左岸の草谷川との合流部には加古川大堰記念公園、下流に向けては河川緑地公園などが整備され、市民の憩いの場ともなっています。また、大堰上流では水面を利用したレガッタ大会などが開催されています。 |