本来河川内の環境は、洪水の度に植生の破壊と河原の裸地化を受け、やがて植生が回復するというサイクルを繰り返す動的な環境でした。 しかし近年では、こうした河川特有のサイクルが減少し、レキ河原が少なくなり陸域化が進んでいます。そのため、河川特有の生物種の生息環境が少なくなりつつあります。 洪水によるかく乱と植生の回復がくりかえし行われる河川の動的な環境を再生し、河原環境の再生、河川特有の種の回復をめざしていきます。