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地域連携(パートナーシップ)計画

   近年、自然と共生する社会の実現と自然環境の保全が重要な課題となっており、生態系の保全や生物種の保護のための取り組みを推進することはもちろん、過去に損なわれた自然を積極的に取り戻す「自然再生」によって自然環境を蘇らせることが必要となっている。 猪名川においても社会経済の発展、人々の生命や財産を守ることを最優先とした治水・利水事業に伴い河川環境は大きく変化し、現在はかつての猪名川とは異なった環境へと遷移してきており、自然再生事業が急務となっている。

現在、淀川水系では今後概ね30 年間の河川整備の目標や実施内容を定める、淀川水系河川整備計画が策定されつつあり、「淀川水系河川整備計画(案) 新訂版H20.7.11 訂正」(以下、「河川整備計画(案)」)が公表されたところである。

その河川整備計画(案)では、自然環境の保全・再生に関して、今後の河川整備の基本的な考え方の中で以下のとおり記述している。


○これまでの河川整備においては、結果として川と田んぼの関係に見られるように水と水を途切れさせてきた面もあることから、水生生物や緑も途切れ、川と人とのつながりも希薄になり、さらに川の上下流間などでは人と人とのつきあいも途切れてきた。 これからは徹底してそれらの関係をつないでいくべきである。そのため、水、生物、ひと、まちづくりなどとのつながりをもった川とするとともに、住民等の参画や情報共有を推進する。


○「生態系が健全であってこそ、人は持続的に生存し、活動できる」との考え方のもと、生物の生息・生育・繁殖環境の保全・再生の取り組みを順応的に実施し、清らかな水と多様な生態系を有する淀川水系を次世代に適切に引き継げるよう努める。 また、「川が川をつくる」のを手伝う」との認識のもとで、水陸移行帯の保全・再生をはじめとして河川の縦断・横断方向の連続性が分断されている状況を修復し、さらには河川・湖と陸域との連続性を確保する。


このような背景のもと、本計画は、川自体の自然の復元力を利用しながら、かつての猪名川に存在した多様な生物がすむ身近な河川環境を回復させるための実施内容を定めたものである。

なお、自然再生はモニタリング結果を計画にフィードバックしながら順応的かつ段階的に進めることが重要であることから、Plan(計画)、Do( 実施)、Check(点検・評価)、Action(処置・改善)のサイクルを考慮し、随時、進捗状況を点検して、必要に応じて見直しを行う。

[昭和60年撮影] [平成17年撮影]
[昭和60年撮影] [平成17年撮影]
河原環境の消失(猪名川8.4k付近)

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