約1年と半年をかけて、わんどのパンフレットが完成しました。ひとつの大きな目標が実現した今、下河原の環境改善のため次なる目標に向けて進んで行かなくてはなりません。
 そこで今回は、新たな目標を決めるためのワークショップとなりました。2001年1月に始まった5年間の下河原エコアップワークショップの歴史を振り返り、また、わんどでの生きものの生息状況について報告を受けて、ワークショップとわんどのこれからについて協議しました。
越知さんと伊丹市立北中学校の生徒さん4名、佐藤さん、澤邊さん、高津さん、谷本(充)さん、藤原さん、松本(馨)さん、水野さんと秦野小学校の5年生とOBの中学生たち11名、吉田さん、それから事務局の6名の合計29名でした。  
   
 
   
◆猪名川の情報システムについて   ◆外来生物法について
 猪名川河川事務所の川西専門員からは、猪名川の電子管内図(猪名川流域の衛生画像)や、インターネットで発信しているe-ina.netについて紹介いただきました。電子管内図は、画面をタッチするだけで、情報の表示や写真の拡大・縮小ができるすごいもので、みなさんも驚いていました。  メンバーの松本さんからは、近年制定された外来生物法について話題提供していただきました。猪名川でもたくさん生息しているウシガエルやオオカワヂシャが特定外来生物に指定され、今後は捕獲や展示する際には許可が必要であることなど、取り扱いには注意が必要であることを説明してもらいました。
   
 2000年度(2001年1月)から始まったエコアップワークショップ。下表にこれまでの歴史を整理しました。5年間でいろいろなことを行ってきました。幾度かの自然観察やわんどの改良など、とても有意義だったと思います。
 
 
◆わんどの変化
1999年 2003年 2004年 台風23号の後  
 これまでのわんどの生きもの調査結果の整理。2005年はワークショップで行ったわんど観察の結果しかないので、確認種数が少なくなっています。調査を継続し、わんどの生きものの生息状況がどうなっているのかを解析する必要性も示唆されました。











       
 これまでのわんどやワークショップの歴史を振り返り、今後のワークショップについて協議しました。4班に分かれ、①わんどができて良くなったこと、②思ったほど良くなっていないこと、③まだまだ、やりたりないことなどについて協議しました。
   
 各班の意見をまとめると、「わんどをもっと知ってもらいたい」、「生きもの調査を継続する」、「猪名川に自然にできたわんどのような所を観察して比較する」などの課題が出ました。これを受けまして、事務局で来年度のメニューについて検討して、提案するということになりました。