猪名川河川事務所

神崎川水質汚濁対策連絡協議会 猪名川分科会

   神崎川水質汚濁対策連絡協議会は、神崎川ならびにこれに流入もしくはこれから分派する河川及び水路について水質調査し、その実態を把握すると共にその汚濁の機構を明らかにし、河川管理上必要な水質管理の方法並びに汚濁防止対策について検討し、神崎川水質改善の実効をあげることを目的とし昭和44年4月に設置された協議会です。
   猪名川分科会は「神崎川水質汚濁対策連絡協議会」の下部組織として平成22年2月に設置されました。 この猪名川分科会は、猪名川流域の水循環をふまえた統合的な流域水質管理システム構築をめざし、猪名川流域の河川管理者、自治体及び住民・住民団体等が連携し行動することを目的する会で、大阪府、兵庫県、豊中市、池田市、箕面市、能勢町、豊能町、尼崎市、伊丹市、川西市、宝塚市、豊能町、能勢町、猪名川町、独立行政法人水資源機構一庫ダム管理所、猪名川河川レンジャー、猪名川漁業協同組合、アスビ友の会、池田・人と自然の会、生物多様性ふるさと川西推進隊、自然と文化の森協会、流域ネット猪名川、猪名川流域ヒメボタルネットワーク、近畿地方整備局猪名川河川事務所(分科会事務局)が参加しています。


猪名川流域の水質管理の方向性と目標

   猪名川流域の河川水質は、社会経済の発展及び都市化に伴い昭和40年代前半頃までが最も悪い状況でしたが、昭和50年頃から大幅に改善されてきており、下流の一部で水質が悪い箇所があるものの、上流・中流では比較的良好な水質となっています。
   しかし、流域住民の猪名川流域に対する印象は汚いと感じている人が多く、魅力あふれる川にするためには、住民と行政が連携し行動していくことが大切です。このため、住民と行政でつくる「神崎川水質汚濁対策連絡協議会 猪名川分科会」を設立し、流域一体となって連携して取り組むため「猪名川流域の水質管理の方向性と目標」を策定しました。
   猪名川分科会では、「方向性と目標」の3つの基本目標を実現するため、流域住民、関係機関、河川管理者等が連携・協働して猪名川の水質管理を推進するために、情報の発信や共有、意識啓発活動、各種対策を始めています。

 猪名川流域の目指す将来像を実現するため、三つの基本目標を掲げ、住民と行政とが協力し水質管理に取り組んでいくものとします。

基 本 目 標
昭和40年代の社会経済の発展や都市化に伴い悪化した河川水質に対し、水遊びや魚取りができるきれいで多くの生物が生息する水質を目指す。
水質の改善や河原の清掃・除草活動などの維持管理を行うことにより、人が集まり、川とふれあえる水辺の確保を目指す。
河川環境に対する住民意識の向上を図るため、猪名川を「知って」「学んで」「行動する」機会の提供を目指す。

公表資料: 猪名川流域の水質管理の方向性と目標について  [PDF形式:3.3MB]

このページに関するお問合せは【工務課(旧管理課):072-751-1986】までお願いします。

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