猪名川河川事務所

余野川ダムについて頂いたご意見と回答 平成15年7月5日 意見交換会

今までの説明会など

テーマ:淀川水系河川整備計画策定にむけて

【淀川水系河川整備計画策定にむけてのご意見及び回答】


自治体からのご意見
みなさまからのご意見
余野川ダムについて頂いたご意見と回答
平成15年6月24日~7月5日まで
平成15年7月5日 意見交換会
平成15年7月6日~平成16年1月24日まで
平成16年1月25日 箕面会場 第1回討論会
平成16年2月14日 箕面会場 第2回討論会
平成16年8月21日~9月4日まで
平成16年9月5日 川西会場 説明会
平成16年9月6日~9月10日まで
平成16年9月11日 尼崎会場 説明会
平成16年9月12日~10月2日まで
平成16年10月3日 川西会場 第3回討論会
平成16年10月4日~10月9日まで
平成16年10月10日 箕面会場 第4回討論会
平成16年10月11日~
その他のご意見と回答

 
■ みなさまからのご意見 【 平成15年7月5日 意見交換会 】
ご意見・ご質問
ダム建設の真の目的は?
今さし迫って必要なのか?
建設のメリットは?
不足の水源はどれくらのなのか?
今は不足していないが、将来を見すえてなのか?
ダムを造りすぎて余りはしないのか?
以上どれか答えてほしい。
回  答  ご意見ありがとうございます。 
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。 
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。 
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。 
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。 
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。 
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。 

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。 
 
ご意見・ご質問 P28 森林の保水機能について
 「中小洪水では機能するが、大洪水では効果は期待できない。」からとりくまないのですか。ダム周辺では樹木がしげりすぎ地面まで雨が届かずひびわれをしているところがありました。雨がふったら山に水がしみこむよう、整備が必要と思います。山地が流域に61%もあるのですから、多様な生物が住める環境をとりもどすためにも山林に目を向けてほしい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 森林は土砂流出防止、景観、レクリエーションなど様々な機能を持っています。
 このため、流域内の森林の整備や保全は重要なことと考えています。
しかし、説明資料でお示ししたように日本学術会議(答申)(農林水産大臣の諮問に対する答申「地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について」(平成13年11月))において、「森林は中小洪水においては洪水緩和機能を発揮するが、大洪水においては顕著な効果は発揮できない」との見解が示されています。
 また、猪名川の土地利用の現状をみても、これ以上、森林を増やすことが困難です。
 このため、今回の多田地区浸水被害軽減の検討における対象洪水である昭和35年8月洪水に対しては、森林による流出量の抑制効果は小さいと考えます。
なお、ダムの洪水調節計画は、現在の森林が将来にわたって保全されることを前提に計画しています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 「精査確認」は具体的にどんな事をするんですか?
回  答  ご意見ありがとうございます。
 将来の水需要の予測については、水道事業者などの利水者が行います。その結果を受けて、河川管理者は予測の妥当性について審査(精査、確認)します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 今日の説明をきいても余野川ダムの必要性を感じられません。
1. 狭窄部上流多田地区は橋を支えるコンクリート部分が川の半分以上を占めています。そこをけず(削)る方が浸水被害を防げるのでは?
2. 余野川ダム建設に関する意見交換会がなぜ箕面市 止々呂美で行われないのか?
3. 意見交換会は今回一度だけなのか? その理由は?
4. 余野川ダム建設と水と緑の健康都市の開発関連は? 2006年をピークに人口は減少するという統計が出ているのに、これ以上の開発は税金のムダ使いではないのでしょうか?
回  答  ご意見ありがとうございます。
 現在ある橋脚は橋桁を支えるために計画設計されたものであり、「削る」というのは構造安定上問題が生じます。また、狭窄部の開削については、堤防強化の検討(工法、安全基準)結果が定まった時点で、下流部の河川整備を実施した後の整備計画に位置付けるかどうかの評価を行います。
 なお、「狭窄部」とは銀橋部分だけでなく、銀橋の上下流も含めた区間を意味しています。

 今回の説明会は、余野川ダム計画の見直し結果を中心に実施したものです。したがって、余野川ダムとの地理的な条件やダムの影響を受ける地域を考慮しました。また、流域住民の交通の利便性を考慮して会場を設定しました。
 今回の会場は席も十分に用意することが可能なことから1会場としましたが、今後開催する場合は、開催内容も踏まえると共に、皆様からの意見も参考にしてできるだけ多くの人に参加してもらえるよう会場を設定したいと考えています。

 余野川ダム建設事業は国土交通省が事業主体であり、一方、水と緑の健康都市事業は大阪府が事業主体となって整備を進めています。双方は別事業ですが、事業地が近接しているために事業工程や運土計画並びに環境調査などについて両者で協議・調整を行っています。

 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 ただいまの説明は降雨災害、利水対策の対応のみで此れはいづれも解るのですが私の希望する多田より下流のいわゆる川原きれいなみんな遊べる小魚の住む川がほしいのです。かんきょう等考えるのであれば当然下流部川原の整備(野球場等不要)を望みます。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの流域における社会活動、河川の整備や利用が河川や我々自身の生活環境に与えてきた影響を真摯に受け止め、今後の河川整備は、水辺にワンドやたまりが数多く存在し、水位の変動によって冠水・攪乱される区域が広範囲に存在し、変化に富んだ地形と多様な生体系が形成されていた頃の河川環境を強く意識し、各河川に応じた河川の横断的・縦断的形状の改善、残された環境の保全や失われた環境の再生、住民が安心して利用できる水質の改善等を目指していきます。
 河川空間は、水面や高水敷或いはその間に挟まれた水陸移行帯等、その姿は特有のものであり、多様な生物が存在しています。高水敷利用にあたっては、周辺環境・地域性に配慮し、その特性を損なわないで「川でなければできない利用・川に活かされた利用」という観点から、現状の利用形態を見直し、グランド等のスポーツ施設のように、本来河川敷以外で利用するものについては、縮小していくことを基本とします。しかしながら、既存の利用施設が数多くの人々に利用され、また住民や自治体等からはグランド等のスポーツ施設に対する存続及び新設の強い要望或いはまちづくり全体の中での議論等の意見があります。このことから、河川敷の利用については、個々の案件毎に、学識経験者、関係地方自治体等関係機関や流域住民等の意見を聴き判断していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 質問. 私の聞きもらしであったのだと思いますが余野川ダム計画の見直し案の説明ということですので、原案のどういうことをどの様に見直しされたのかということが知りたいです。
回  答  ご意見ありがとうございます。
これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に取水、することを目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成、に留意し計画の見直しを行います。
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 余野川ダムの水辺空間の活用について
この間余野川ダムの水辺空間の活用について、市民地元民に行政(国交省、府)の協力で検討してきた。これらは地元がダムをつくるにあたっていろいろな協力をしてきたことに対して、止々呂美のまちづくりに寄与するものでもあった。
ダムが見直となることは、大切なことですが社会的影響を考えるとこれらのワークショップで考えてきたことのうち、現在でもとりくみ可能なものについては すみやかに実施することが大切ではないかと考える。 いかがでしょうか。
見直については すすめるべきであり、さらに必要な見直し項目がないかも しんちょうに検討すべきである
回  答  ご意見ありがとうございます。
 周辺環境整備等については今後、関係地方自治体や流域住民の皆様と検討していきたいと考えています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 見直し案説明資料 P45
余の川ダムが利水専用となる との考え方について
これまで治水利水ダムだったものが、いとも簡単になぜ利水専用という考え方に転身できるのか。
これまでの治水の必要性の放棄ではないのか。
回  答  ご意見ありがとうございます。
7/5の説明会で説明した内容は、一庫ダムの利水容量の一部を余野川ダムに振り替えた場合の余野川ダムの規模であり、余野川ダムを一庫ダムの利水容量の一部振り替えだけの目的で建設すれば、「利水専用ダム」になるということです。したがいまして、余野川ダムを利水専用ダムとして今後計画していくという意味ではありません。

 また、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおり、狭窄部上流多田地区の浸水被害を早期に軽減するために、既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効であり、また、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する効果があります。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 余野川ダム見直し案説明資料について
特にございませんが、平易な語句を多用された方がよろしいかもしれません。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 ご意見を参考にさせていただき、今後はできるだけ分かり易い言葉で説明するよう努めたいと思います。
 また、説明資料においても用語集を添付するなどして、内容の理解をより深めていただけるよう配慮いたします。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問
1. 計画案が淀川流域委員会の検討をふまえたものになっているのか疑問
2. 猪名川総合開発計画のパンフ「水を活かし、豊かな安全な暮らしをめざして」H13年11月1日作成の基本になっていると思われます。まず「ダムありき」の基本方針ではないのか
3. 一庫ダムの利水の掘り替え、需要の減少などをみて検討すべきである
4. 多田地区の狭窄部の検討、下部流域の浸水 S28年、S35年の洪水から河川の整備すすんでいて、1.2、1.5、1.8倍となることは考えられないのでは。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。
 これからは、委員会の提言を踏まえて、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。
 狭窄部上流多田地区の浸水被害を早期に軽減するために、既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効であり、また、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する効果があります。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。

 狭窄部上流の浸水被害軽減の目標は既往最大規模の洪水としますが、下流部については破堤による壊滅的な被害の回避を目標としていることから、既往最大規模以上の洪水も対象とします。
  今回はあくまで昭和28年9月洪水について倍率を変えて説明しましたが、今後は他の洪水波形、降雨倍率についても必要に応じて提示したいと考えています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 一人ではやくちにつづけさまにシュミレーションの結果を話されたところで、計算ではそうなのでしょうというより他はない。
うしろに坐っている係長たちはあれじゃわからないと思う所はないのであろうか。
もう少し、分かりやすい云い方はないものだろう。
余野川ダム流域委の答申に不満なのが結局どのくらいの見直しをするのですか どういう点ですか。流域委員会はなるほどと諒承したのですか。

流域委員会の方の意見をお聞きしたい。
箕面市で水枯れがおこっていると聞いている ダムをやめたとき すでに 被害の出ている所についてどういう対策をとるのですか。

回  答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。 狭窄部上流多田地区の浸水被害を早期に軽減するために、既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効であり、また、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する効果があります。
利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 5/16の流域委員会や7/5の説明会では余野川ダムの治水面での効果・有効性について説明しましたが、今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。

 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明し意見を頂くことを考えています。

 現在、ダムおよびダム以外の治水対策の方法について併せて検討を行っています。検討にあたっては、周辺自然環境への影響、社会的な影響、事業の効果などを考慮し、今後検討・見直しを行い、結果がでた時点で、流域委員会や関係住民、関係地方自治体等の意見を伺った上で決定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問
1. 上水の必要料と人口の急速減少のバランスはお願えですか。
2. 多田地区間題について一庫ダムがえいきょうしている今、これ以上にダムを増すと、又、違った問題が発生すると考えられますが。
3. アメリカにおいては、数年前からダムをこわし森林に戻す事が進められている事が、今日の総ての答に成ると思います。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を余野川ダムの見直しに反映させます。
 一庫ダムは猪名川下流の洪水調節に効果を発揮します。また、一庫ダムにおいては、ダムに流入する水量以上の水を下流に放流するような操作は行っていません。
 一方、本整備計画では「狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減」に留意し、計画の見直しを行った結果、一庫ダムの機能アップ対策のひとつに利水容量の振り替え(余野川ダムに振り替え)が有効であることがわかりました。

 米国の民間団体(アメリカンリバーズ等)の調査によると、米国では既に467のダム・堰が撤去されているといわれています。撤去された施設のうち9割以上は高さ15m未満であり、我が国ではダムと呼ばず堰と呼んでいるものです。
 なお、これまでに撤去された施設は、その大半が小規模な取水堰であり、撤去の理由は既に使用不能な施設や老朽化等により安全面で問題のある施設、維持修繕費がかかりすぎ経済的に成り立たないなどによるものです。
 アメリカのダム事情については、国土交通省のホームページ
(http://www.mlit.go.jp/river/opinion/america_dam/
america_dam.html)をご参照下さい。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 時間のスケールについて
昔、大阪市の関市長が御堂筋をつくる際 狂人扱いされた。 現在、関氏を狂人呼ばわりする人がいるでしょうか?
ダム建設もそれと同じでどうか目先のことにとらわれないよう、長いスケールで判断して下さい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今回策定する河川整備計画は、当面20~30年間の河川に関する整備内容を確定するものです。ダムにおいては、20~30年を経過した以降も効果を発揮する施設であることから、当面20~30年間の効果と併せて将来的な効果についても検討し、投資効果、周辺自然環境および社会環境への影響、対策等からその必要性について検討・見直しを行います。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 多田地区の浸水対策について
1. バイパストンネル案がどうして駄目なのか。のせ電の鼓み滝より、覚の森を経て、滝山以南に、導水トンネル(バイパス)をつくることの検討が不十分と思われる。バイパスの出口を余野川との合流地点までにもってくれば良いのではないか。
2. 余野川ダム周辺の土地売収が済んでいることが前提で、他の案は、費用がかかるとの結論のようだが、実際には、余野川ダム計画前に、これらの他の案との比較がなされたのでしょうか。
回  答  ご意見ありがとうございます。 
 バイパストンネルを設置すると、狭窄部を開削する場合と同じように、下流河川の流量が増加し堤防破堤の危険度を増大させることになります。このため、バイパストンネル案により多田地区の洪水調節の効果を得るためには、トンネル呑口の上流側に貯留施設を有するか、トンネル内で貯留するしかありません。
 当該流域は流域面積が小さく、上下流の洪水ピーク時間がほぼ同じであることから、調節することができないと判断し、詳細な検討は行っていません。

 従来の猪名川の治水計画は、一庫ダム及び余野川ダムにより猪名川の洪水を調節し、堤防の拡築、掘削護岸等の施工を行うものとしてきました。この中で、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する施設として計画されました。事業実施にあたっては、猪名川下流部の浸水被害を軽減する他の案(河床掘削案、堤防嵩上げ案、一庫ダム嵩上げ案等)の事業費を算出し、最も経済的となる余野川ダムを選定しました。

 本整備計画では「狭窄部の開削は、下流への流量増により破堤の危険度を増大させるため、下流の破堤の危険度を増大させないという観点から、下流の河川整備の進捗状況等を踏まえて実施の判断を行う」ものとし、狭窄部の開削が当面できないことにより、新たに狭窄部上流対策を検討しました。

 この中で、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であることがわかりました。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 基本高水流量と計画高水流量について
 小戸地点で、日雨量374.6mm (1/4054年確率)という猛烈な降雨であったと思われる事は説明のあった S35年8月洪水時ですら 小戸地点での猪名川の流量は1660m3/sです。同じく、S28年9月洪水では、小戸地点の日雨量は148.3mm(1/7年確率)流量は1090m3/sを想定されています。
 小戸地点でのダムによって流量調節した後も2300m3/sという計画高水流量や、3500 m3/sという基本高水流量設定はあまりにも高すぎると言わなければなりません。
 基本高水流量と計画高水流量は見直しがなされる必要があります。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 これまでは、洪水の度に破堤し水害を蒙り堤防の嵩上げ等を行い、整備後も洪水で破堤し水害を蒙り堤防の嵩上げを繰り返してきました。このため、実績洪水流量を計画目標とする方式から計画降雨量から流出計算により計画流量を算出する方式に変更することとし、昭和46年に淀川水系工事実施基本計画を改訂し、小戸地点で昭和28年9月(台風13号)が基本高水流量3,500m3/sとなりました。計画高水流量は、一庫ダム及び余野川ダムで1,200m3/sの洪水調節を行い河道で洪水を安全に流下させる流量を2,300m3/sとしました。
 本整備計画では、「狭窄部の開削及び無堤部の築堤は、下流への流量増により破堤の危険度を増大させるため、下流の破堤の危険度を増大させないという観点から、下流の河川整備の進捗状況等を踏まえて実施の判断を行う。以上を基本方針とした上で、破堤による被害の回避を究極的な目標として、そのための施策を最優先で取り組む。」こととしています。
 しかし、堤防補強を全川的に実施するためには多額の費用と時間を要することから、緊急に補強する区間の選定は実績洪水を目標として破堤する恐れのある区間を対象としています。また、狭窄部上流の浸水被害に対しては、下流堤防の破堤危険性を増大させるような狭窄部の開削は当面できないことから、既往最大規模の洪水に対する浸水被害の軽減を目標として対策を検討することとしております。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 一庫ダム堆砂容量利用の件について
 堆砂問題対策として3つの方法を述べられていたが、その一つの浚渫について質問させていただきます。一庫ダムの底に堆積した土砂は、微生物の活動などによって腐敗しているものと考えらます。この土砂を浚渫した場合に処理方法と対策についてご答弁いただきたいと思います。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 浚渫した土砂の具体的な処理方法については今後詳細に検討を行う予定です。
 実施にあたっては、他ダムの事例や文献などもを参考にします。
 浚渫した土砂について検討すべき主な事項として以下に挙げる内容などがあります。
ダムの下流河道の河床低下への懸念や土砂移動の上下流の連続性を確保する観点から、極力、河道に土砂を戻すべきであるが、腐敗している土砂などについて河川の生態系などに及ぼす影響が大きいと判断される場合は、産廃処理場へ運搬し処分する。
不純物の除去や選別を行い、骨材などへの再利用を図る。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問
狭さく部対策にもっと地域治水を行なえないのか。市街化率25%など他省庁との連けいについて。
狭さく部と下流の既往実績について、下流、中流、上流の確率について
流域に新法の適用を。
ダム災害は大丈夫か。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今回説明しました狭窄部上流対策におけるハードによる効果以外にも、総合治水的なソフト面での効果も併せて実施していきます。
 また、流域内における保水機能や貯留機能の保全、増大方策について土地利用計画の見直しも含めて、自治体と連携して検討します。

 平成15年6月5日に「特定都市河川浸水被害対策法」が成立しました。この法律では総合治水対策を実施している17河川を含め、おおむね全国で30~40河川が適用されることとなり、猪名川もこの法律が適用されると想定しています。法律の具体的な施行時期や内容について定まった後、あらためて流域委員会や流域住民の皆様に説明したいと考えています。

 ダム築造により、築造以前の状況より下流河川が被害増となるような操作や管理は原則いたしません。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 前回池田の時にも出席したが、説明が立板に水で一般住民にはスライド等も、もう少し(ほんの一時 ひととき )長く出して欲しい。
説明資料もせめて申込者に事前に送付して貰わないと読んで、聞いて、見て、理解を深める迄は行き着かない。
多田地区の洪水対策として採用しておられる既存の池等の決定過程、今后の運用等も地域住民としては物足らない説明であった。
又、古江橋、絹延橋あたりに出来ている可動堰と思る施設の設置目的、治水利水面の効用影響等も私共一般住民に今迄何程の説明があったのか、又その情報等は何処で分かる様になっているのか教えて欲しい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 狭窄部上流対策については今後さらに実施に向けた調査・検討を行います。
 調査検討の結果がでた時点で、改めて流域委員会、関係自治体、流域住民の皆様に説明します。
 ご指摘の堰は加茂井堰です。平成11年から新可動堰工事に着手し概成し、現在は旧堰の撤去中です。
 旧堰は、亨保5年(1720年)に農地のかんがいを目的に設けられ、昭和30年代に改築されましたが老朽化が進んでおり、また、固定堰でもあり河床から約4m突起し洪水の流下阻害となり、池田市木部町中の島付近は浸水被害を蒙っていました。このため、加茂井堰の改築を実施しております。
 住民の皆さんには、平成8年より当所の事業概要や記者発表等で公表し、地元では説明会を行っております。なお、新しい加茂井堰はゴム引布製で出来ており、平常時はゴム引布製がふくらんで川の水をせき止め、安定した取水位を確保します。また、洪水時にはゴム引布製をしぼませ洪水の水位を下げ安全に洪水を下流へ流すこととなります。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 多田地区狭窄部対策について
バイパスを設けた場合、下流の流量が増加するので川巾を広げるとか、堤防を嵩上げするとかの対策は、物理的に出来ないのですか? 予算上ですか?
余野川ダムは、ご説明を受けたところでは、殆んど完成している様に感じますが、有効な様ですから、引き続き工事を行い、100%完成したらと思います。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 猪名川のような河道周辺に家屋が密集しているところでは、川幅を広げることは家屋の移転補償などを要し、社会的な影響が大きいと考えます。また、堤防の嵩上げについては、河道内の水位が上昇し、破堤による被害ポテンシャルを増大させることとなります。その他に、河床を掘削する方法もありますが、河口から掘削しなければならず、また、橋梁などの河川横断工作物の架け替え等が生じ、事業費および工期の点で当面は実施困難と考えます。

 余野川ダムの現在の事業の進捗は導水トンネルが概成し、付替市道や工事道路の一部が完成しており、また、事業用地の約99%が取得済みです。この余野川ダムの事業地を有効に利用することにより、狭窄部上流多田地区や猪名川下流部の浸水被害軽減など、治水面で効果があることは5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおりです。ただし、利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。

 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問
1. 森林の保水機能について、日本学術会ギの答申には現在の植林地(針葉樹)の保水能力の低下についてふれていないのでしょうか? 猪名川上流の17本の1次支川、13本の2次支川、10本の3次支川上流には、手入れが出来ていない森林(民、国有林)があります。長野県では林務課が新しいとりくみを始めています。脱ダムの思想は米ではあたりまえです。
2. この余野川ダムは何年の使用に耐えられますか?
3. ある自治体に制度がある「雨水しんとうマス」の積極的な設置支援策により、下水に雨水の流入がさけられますが、参考にした事がありますか?
4. S28の洪水は提防のケッ壊によるものが原因なのではないですか?
5. S35の洪水の最大の原因は何だったのか?
回  答  ご意見ありがとうございます。
 森林は土砂流出防止、景観、レクリエーションなど様々な機能を持っています。このため、流域内の森林の整備や保全は重要なことと考えています。
 しかし、説明資料でお示ししたように日本学術会議(答申)(農林水産大臣の諮問に対する答申「地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について」(平成13年11月))において、「森林は中小洪水においては洪水緩和機能を発揮するが、大洪水においては顕著な効果は発揮できない」との見解が示されています。
 また、猪名川の土地利用の現状をみても、これ以上、森林を増やすことが困難です。
 このため、今回の多田地区浸水被害軽減の検討における対象洪水である昭和35年8月洪水に対しては、森林による流出量の抑制効果は小さいと考えます。
 なお、日本学術会議の答申には針葉樹など樹種の違いによる洪水緩和機能については特に記述されていません。

 アメリカのダムについては、ダム建設を全面的に中止・休止したわけではなく、西部の州においては現在も州政府により大型ダムを建設中であり、また、米国陸軍工兵隊においても洪水調節用ダムを建設しています。
 森林による流出量の抑制効果及びアメリカのダム事情の詳細については国土交通省のホームページをご参照下さい。

森林の保水機能:
(http://www.mlit.go.jp/river/opinion/midori_dam.html)
アメリカのダム事情:
(http://www.mlit.go.jp/river/opinion/america_dam/
america_dam.html)

 ダムの施設や機器及び貯水池について適切な維持・管理がなされれば、ダムは100年以上経過しても十分に機能を発揮すると考えます。
 また、ダムの堆砂容量については、洪水調節のための容量や水道などの利水目的の容量とは別に、100年間に貯水池に堆積する土砂量を推定し計画堆砂容量として設定します。このため、計画堆砂容量を越えて堆砂が進めば利水機能は徐々に支障をきたしますが、治水や利水の機能が一度に失われるものではありません。また、近年は貯水池に堆積した土砂を排出するための様々な取り組みが行われています。

 各戸に設置する雨水浸透ますは流域で流出を抑える良い方法のひとつであり、その効果を否定するものではありませんが、対象とする洪水に対する河道流量の低減効果を定量的に算出することの困難性や、各戸にますを設置することの保証がないことなどを考えると、河道への流出低減効果を計算に組み入れることは難しいと考えます。

 昭和28年9月洪水は、淀川水系宇治川左岸が破堤するなど、近畿地方整備局管内の多くの河川が流量改訂を行う端緒となったもので、猪名川の被害も大きく、中橋下流左岸で堤防が決壊したため、民家が倒壊したのをはじめ、軍行橋、桑津橋、上園橋が流出しました。
 昭和28年9月洪水と同様、昭和35年8月洪水は阪神間に大きな被害をもたらしました。特に猪名川においては上流域で時間30mm以上の降雨が降り、堤防が決壊したり、橋梁が流出したりしました。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問
一庫ダムの通常洪水に対して、なぜ150トン/秒 放流を考え、100年確率洪水の調節を放棄したのか、そのいきさつ。尚 これは現在とりやめになった?と聞くが、本日の説明では現状とされている。どちらが正しいのか。
銀橋狭窄部が問題になっている。宅地化した多田地区は遊水機能は持っていない。(水を流す訳には絶対いかない)
 河川敷に河道貯留機能もない。
 なぜ銀橋付近を掘削できないのか。 渓谷保存のためか。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 旧操作では、100年に1回程度の確率で発生する規模の降雨によってダムに流入する流量毎秒1,320m3のうち、毎秒670m3をダム貯水池に貯留し、毎秒650m3放流する計画となっていました。
 しかしながら、中小規模の洪水(概ね20~30年に1回)が発生した場合、ダムの洪水調節容量に空きがあるにも拘わらずダムから多くの流量を放流することから、下流の浸水被害に洪水調節効果がありませんでした。
 これに対し平成12年に変更された現行操作では、20年に1回程度の確率で発生する規模の降雨によってダムに流入する流量毎秒790m3のうち毎秒640m3をダム貯水池に貯留し、毎秒150m3を下流に放流する計画としています。
 今回説明しました「現状」は現計画である、毎秒150m3の一定量放流です。

 狭窄部の開削は、下流への流量増となるため破堤の危険度を増大させます。今後は、下流の破堤の危険度を増大させないという観点から、下流の河川整備の進捗状況等を踏まえて実施の判断を行います。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 多田地区の浸水、余名川ダムの利水について
1. 猪名川本流での洪水ダム計画はないのですか?
 一庫大路次川+田尻川etsの流域面積と猪名川流域面積(一庫ダム合流地点)の比率は?
 猪名川本流上流にダムが出来れば解決されと考えるか?
2. 余野川ダムは池田、豊中市下流洪水カットには大変有効であると考える。
イ. ダムまでバイパスによる貯留であり、大水を留める訳であり、流域面積(本流)自流が少なく水質に問題が発生しないか? (利水の場合)
ロ. 余野川ダム型式の洪水調節ダムは他府県に存在し、その活用例はありますか?
回  答  ご意見ありがとうございます。
 猪名川と一庫大路次川の合流点より上流の猪名川筋の流域面積は102.9km2で、一庫大路次川筋の流域面積は132.3km2です。
 猪名川本川にダムを建設すると下流への洪水調節効果は大きいですが、家屋の移転補償など社会的な影響が大きく、事業費も莫大なものとなるため、実施は難しいと考えます。

 余野川ダム計画の見直しで説明したように、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて余野川ダムの貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、貯水池の水質について、汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 洪水調節や利水上の目的から、間接流域を持つダムは全国に数多くあります。国土交通省の管理するダムで、余野川ダムと同様に間接流域をもつダムには、宮ヶ瀬ダム(神奈川県)や竜門ダム(熊本県)などがあります。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 余野川ダムは必ず建造して頂くとして、これに関連する河川整備に対する要望を是非ともお聴き願いたい。
流量を調節することによって 中・下流域での河川敷を市民(住民ら)に開放することは可能ですか。
 桜や百日紅(さるすべり)等の樹木を植えて遊歩道を構築することは可能ですか。周辺道路整備と合わせて是非実現して頂きたい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 河川敷は公のものですから、排他独占的な利用や他人に迷惑をかけるようなことがなければ、自由に利用していただけます。
 水辺は貴重な水と緑の空間であり、河川および堤防は地域社会の憩の場として貴重な役割を果たしてきました。市街化等に伴い緑が減少し、良好な水辺空間の整備等の要望は多くだされています。
 国土交通省では植樹について、昭和63年から「桜づつみモデル事業」を実施し、猪名川では、伊丹市森本地先(神津大橋上流左岸)で実施しております。
「桜づつみ」を作る条件として堤防から住宅地側に土地を提供していただき堤防を住宅地側に盛土して、植樹しても堤防に影響がないよう植樹するものです。
 これらについて、地元自治体から要請を受け、基礎工事を河川管理者が行い、土地の提供・植樹や維持管理は地元自治体となっています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問

この種の説明会を聞いたのは始めてですが、大変参考になりました。種々の観点からの検討は必ず万全を期して欲しいです。
本日の説明はよくわかりました。
個人的な疑問ですが、

浸水が起きるような天災がどのような頻度で発生しているのか
浸水が起きるような土地になぜ宅地開発が続くのか
堤防のかさ上げなどの対策はとれないのか
など感じました
以上意見です。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 猪名川流域で近年浸水被害が発生した洪水は、昭和28年9月、昭和35年8月、昭和42年7月、昭和43年8月、昭和47年7月、昭和47年9月、昭和58年9月、平成元年9月です。昭和28年から現在まで約50年間で8回の浸水被害が発生しています。
 浸水の可能性がある区域に宅地開発が進むことは、河川管理者としても重要な課題であると認識しております。このため浸水実績表示板を現地に設置し、また、浸水予想区域図を市役所等での閲覧やHP等で公表し、住民の皆様に周知しています。
 堤防の嵩上げは、下流へ洪水の流出量を増大することとなります。これより洪水の水位は、従前より堤内地(住宅地側)の比高差が大きくなり破堤した場合、破壊の危険性や浸水被害を増大させるため、堤防嵩上げは実施できません。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問
猪名川流域では、どのくらいの頻度で、又、どのくらいの程度の浸水被害が出ているのか? アメリカが出した結論のように、ダムで洪水被害を全くゼロにすることはできない。川は本来犯濫するものであり、流域に住む住民の方も、自然を完全に制圧するのではなく、自然と妥協していくことも必要だと思う。
浸水による被害額は出ているが、余野川ダムを造ることにより失った自然(絶滅危惧種など)をお金に換算すれば いくら位の損失になるかは出ていない。ぜひ計算してほしい。 自然環境は未来の子ども達からの借りもので、大人の代で食い潰さないでほしい。
阪神間では 水余り状態で、利水面では新規ダムの造成は不要。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 猪名川流域で近年において被害がでた洪水は、昭和28年9月、昭和35年8月、昭和42年7月、昭和43年8月、昭和47年7月、昭和47年9月、昭和58年9月、平成元年9月です。昭和28年から現在まで約50年間で8回の洪水被害が発生しています。
 アメリカのダムについては、ダム建設を全面的に中止・休止したわけではなく、西部の州においては現在も州政府により大型ダムを建設中であり、また、米国陸軍工兵隊においても洪水調節用ダムを建設しています。アメリカのダム事情の詳細については、国土交通省のホームページをご参照ください。
アメリカのダム事情:
  (http://www.mlit.go.jp/river/opinion/america_dam/
america_dam.html)

 現在、自然環境の価値を経済性で評価する手法は確立されていません。今後はその手法や評価方法について専門家や流域委員会の意見を聞いて取り組んでいきたいと考えています。

 工業用水等の利水について、現在、利水者に将来の水需要について精査・確認中です。精査・確認の結果を踏まえ、用途間転用や新規の水資源開発について確定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 余野川ダムの建設の必要性について
 余野川ダムの建設について 地元箕面市止々呂美の住民は元々反対である。しかし、治水と利水の必要性から建設が始まったが、今日的に利水目的が必要でなくなったのではないか。治水についても、下流部の対策を変更することによって、ダムも必要がないと云われている。にもかかわらず、川西市の狭さく部と多田地区の浸水対策として、便宜的に建設そのものを再検討する必要な余野川ダムを建設する理由にすることは許せないと考える。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を地元止々呂美地域の住民の皆様に説明した昭和50年代後半には、地元から色々なご意見があったことは承知しています。しかしながら、止々呂美地域の活性化や将来の発展のためにダム計画を受け入れていただいた経緯があり、現在は周辺の宅地開発などと併せてダム事業の推進により地域の発展を図ることが地元の念願であると伺っています。

 余野川ダム計画を見直した結果については、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおり、治水上から有効であり必要なダムと考えています。

 また、現在、ダムおよびダム以外の治水対策の方法について併せて検討を行っています。検討にあたっては、周辺自然環境への影響、社会的な影響、事業の効果などを考慮し、今後検討・見直しを行い、結果がでた時点で、流域委員会や流域住民、関係地方自治体等の意見を頂いた上で決定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 国土交通省の近畿地方整備局の機構について
近畿地方整備局には猪名川総合開発工事事務所の他にどの様な機構があるのか。
又、現在進められている他の開発工事等の一覧等を望みたい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 国土交通省近畿地方整備局の機構や工事等については、ホームページを参照下さい。

 http://www.kkr.mlit.go.jp/ の「近畿地方整備局PROFILE」です。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問
猪名川流域の降雨量の長期的な傾向はどうなっているのか、将来も大雨による洪水の確率が過去と同程度に予想されるのか。
洪水の被害を防ぐために考えられる対策は余野川ダムがなければ、絶対他に考えられないのか例えば河川を改修して流れを変更するとか・・・・・
回  答  ご意見ありがとうございます。
 降雨量の長期的な傾向については、平成11年福岡豪雨(御笠川)平成12年の東海豪雨(庄内川)、平成13年の高知県(宗呂川)・三重県(小野谷川)、平成14年の岐阜県(揖斐川・牧田川・那珂川)、平成15年の北海道(沙流川)三重県(小野谷川)等、局地的な豪雨により浸水被害が発生しており、いつ・どこで大きな浸水被害が生じるかわかりません。
 狭窄部上流の浸水被害を蒙る地区については、過去に起こった実績洪水規模に対して浸水被害を軽減する方策を早急に対応する計画とします。

 現在、ダムおよびダム以外の治水対策の方法について併せて検討を行っています。検討にあたっては、事業の効果、周辺自然環境への影響、社会的な影響、などを考慮し、検討結果がでた時点で、流域委員会や流域住民、関係地方自治体に改めて説明し、意見を頂いた上で決定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 説明資料について
P18 35の S35年8月洪水の被害額約630億円 被害者数、床上、床下浸水の数とP12 23の実績図の被害状況の違いについて、現在にS35年8月の氾濫シュミレーションを作ったのですか?
又、P11 21とP12 23を比べた場合、S42年の方が洪水被害が大きいのでは?
回  答  ご意見ありがとうございます。
 P18におけるスライドは、現在の河道の形状および土地利用状況で、昭和35年8月当時の降雨が降った場合を想定して氾濫シミュレーションを行った結果です。
 P10~P13に示した4洪水(S28.9、S35.8、S42.7、S58.9)の浸水図は、当時の浸水状況を聞き取り調査や既存資料などにより作成した実績の被害図です。
 また、ここで示している被害状況(死者、負傷者、全壊流出家屋数、等々)は、猪名川流域における尼崎市、伊丹市、川西市、豊中市、池田市、猪名川町の被害を集計したものです。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問
1. 一庫ダムの渇水がひんぱんにおこるといっているが原因はなにと考えるか
2. 1.の関連でそのコンキョになるデータはあるのか。
3. 一庫ダムの利水転用は関係自治体と話し合ったのか。
4. 昨年から今年にかけての一庫ダムの渇水は一庫ダムの「新しい洪水調節」によって放流量をイト的に多くしていたからではないか。
5. 利水にかんして、大阪府(府営水道7拡事業との整合)とどのような話しを進めているか公開できる文書の公開を。
6. 一庫ダムの利水の転用分は上流域での新たな利水として活用できるか。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 平成12,13、14年と3年連続で渇水調整を行っていますが、近年の少雨化、特に年間を通して最も水の使用が多くなる灌漑期における少雨の影響が大きいと考えています。

 過去の降雨の状況につきましては、一庫ダムの管理開始以降(昭和58年~平成14年;20年間)の雨量データ、ダムの流入・放流データは保有しております。

 一庫ダムの利水容量の振り替えについては、今後、振り替え先、振り替え方法、振り替え量等について詳細に検討し、実施段階になった時点で利水者および関係自治体と調整、協議を図りたいと考えています。

 平常時のダムからの放流に関しましては、ダム下流部にある河川流量確保基準点における期別の規定流量を確保するよう調節を行っております。「新しい洪水調節」に関しましては、洪水時のダムからの放流量の規則を決めたもので、平常時の放流調節とは直接は関係ありません。

 大阪府営水道の7次拡張計画は、余野川ダムの給水予定区域とは重複しません。従来の計画以降、新たな計画変更について正式な協議文書はありません。

 一庫ダムの利水容量の振り替えを余野川ダムで行うと約0.4m3/sの振り替えが可能となります。この量は概ね、一庫ダムが池田市と豊能町に供給している量に相当します。
 なお、振り替えにより生じた一庫ダム利水容量の余裕分は、洪水調節容量に再編成し洪水調節機能の増強を図ります。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 治水・利水の観点からはハイドログラフ、被害額などを検討しているが、被害額が最大に対して氾濫シミュレーションを行っているが、被害額の大きさだけで決めてよいのか疑問である。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 浸水被害の状況は、降雨の量や降り方によって様々です。
 ご指摘の通り、被害額はあくまで評価する目安のひとつであり、今後は被害額だけでなく、様々な降雨(波形、量)に対して、家屋の立地状況や浸水時間など様々な観点から評価していきたいと考えています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 余野川ダム「完成報告会」? について
計画案として提案致しましたが遅かったようですね。 
ダムの下流に「セキ」を造り 川魚、ホタル、オシドリ等の保護を考えましたか
数少ない都市と自然の近い猪名川周辺に鳥取県の日野町 - オシドリ - 34羽、兵庫の豊岡市 - コウノトリの住家を提供したい「清和台」付近にはオシドリ50羽位は毎年訪れており、簡単に出来るのでは - ダム計画の一環としても可能では!
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 余野川ダム早期完成について
住民にとっては洪水は大変困る。環境保全も必要だが住人の安全な暮しを第1に考えるべきである。早期対策として余野川ダムを是非完成させるべきである。
生態系の破壊と良く言われるが自然保護のみを優先するとそこに住む住人の生態系が破壊される(住む人が居なくなる)ことも考慮すべきである
回  答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を見直した結果については、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおりです。
 狭窄部上流多田地区の浸水被害を早期に軽減するために、既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効であり、また、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する効果があります。 

 余野川ダム計画の見直しで説明しましたが、今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。
 水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 遊水地をぜひつくってほしい。一方で県管理部分等では河川内の民有地がありいつの間にか駐車場 倉庫等になっていく状況がある。 だんだん川幅がせまくなっている
民有地となっている草原を買収する等 線引きをきちんと先に出来ないのか。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。
 なお、ご意見については兵庫県にもお伝えします。

ご意見・ご質問
1. 狭窄部の開削についての検討が、何故後回しになるのか。保津川の保津狭や、木津川の岩倉狭と違い、銀橋狭窄部の開削は工事も簡単で、コストも安い。狭窄部下流の堤防が破堤しないように堤防の強化をするのに、ばく大な費用、長い期間を要することが明らかだから検討を後回しにしたのか。教えて頂きたい。
2. 一庫ダムの操作規則は平成12年に改正され、それまで100年に1回の洪水にも耐えられる(毎秒1,320m3の内、毎秒670m3貯留し、毎秒650m3放流)のを 20~30年に1回程度に耐えられる(流入量、毎秒790m3、貯留640m3、放流150m3)というレベルに落している。これは何故なのか。今般再改訂するなら放流量毎秒250m3でなく、当初の操作規準に戻してはどうか。何故それができないのか。お答え頂きたい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 狭窄部の開削は、下流への流量増により破堤の危険度を増大させます。今後は、下流の破堤の危険度を増大させないという観点から、下流の河川整備の進捗状況等を踏まえて実施の判断を行います。

 一庫ダムの操作規則では、100年に1回程度の確率で発生する規模の降雨によってダムに流入する流量毎秒1,320m3のうち、毎秒670m3をダム貯水池に貯留し、毎秒650m3放流する計画となっていました。
 しかしながら、中小規模の洪水(概ね20~30年に1回)が発生した場合、ダムの洪水調節容量に空きがあるにも拘わらずダムから多くの流量を放流することから、下流多田地区等の浸水被害に洪水調節効果がありませんでした。
 これに対し現行操作では、地元の要望を踏まえ、中小規模の洪水に対応するよう毎秒150m3を下流に放流する計画としています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問
余野川ダムは現在建設中とのことですが地域住民に対して今までどの程度の説明をして来られましたか
今までの河川整備のあり方を反省し、これからは環境重視(特に生態系など)に配慮した整備に方向転換されるように理解しているのですが。
その点を考慮すれば「新たな遊水地の設置」が適切な対策ではないでしょうか。
被害を軽減することは最もなのですが失くすることはできないと言われていますが被害は最少化する方向で検討するのが最良と思います。
回  答  ご意見ありがとうございます
 余野川ダム建設地である箕面市止々呂美地域の住民の皆様に対しては、ダム計画の説明と協力依頼を行った昭和57年以降、必要に応じて説明を続けてきています。
 余野川ダム計画の見直しで説明したように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境の影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。
 貯水池規模や運用を見直した結果を踏まえ、ダム建設に伴う動植物への影響軽減対策について検討します。また、余野川ダム貯水池の周辺が宅地開発されることから、事業主体である大阪府と自然環境の連続性の確保などについて調整を行います。

 周辺自然環境の影響という点では「新たな遊水地の設置」は優れていますが、地役権補償が必要であることと、洪水調節効果があまり期待できないことから対策候補の一つではありますが、他の対策も併せて必要になります。

 おっしゃるとおり、被害は最小化する方向で検討しますが、これまでの治水計画のようにハードに全て頼るのではなく、ソフトと併せて被害を最小化するよう検討したいと考えています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問
1. 一庫ダムの利水容量の振り替えについて貯留施設として余野川ダムの造成を考えているのか。
2. 多田地区洪水を考えるのであれば、現在放施されている一の鳥居の南側(能勢カントリーのとなり)の造成地も合わせて考慮する必要があるのではないか。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今回説明した一庫ダムの利水容量の振り替えは、余野川ダムで振り替え分を確保する場合です。
 今後は、ダム以外の振り替えの可能性について詳細な検討を行います。

 該当する箇所は猪名川の左支川である塩川上流域にあたりますが、塩川の流出量は猪名川本川に較べると少なく、多田地区の浸水被害にはあまり影響しないと考えています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 宅地開発も原因の一つと考えますが、山全体の保水力と思います。最近知った事ですが、能勢の大阪府野外活動セータから流れてる小さな川は、断水しない様に思います。小さい川なのに安外水量が多い。
千里川、武庫川の断水は良く見ますが、千里川、武庫川、上記の川の航空写真見たいです。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 武庫川流域の航空写真の閲覧については、武庫川のホームページ(http://web.pref.hyogo.jp/hanshinkita/kendoseibi/takarazuka/
mukogawa/osirasemukogawa/benkyoukai/view_ben.htm)
で流域の一部の写真を紹介している他、流域全体を1枚の写真として貼り合わせたもの(撮影時期:H13.11~H14.2、写真縮尺:約2万分の1)を兵庫県庁河川整備課や流域内の兵庫県の7つの土木事務所(神戸、尼崎、西宮、宝塚、伊丹、三田、篠山)及び流域内の各市役所の河川担当部局で保管していますので、お問い合わせいただくようお願いします。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 淀川水系流域委員会からの原則中止の提言を何故「現段階では建設が有効」と判断なされたのかが今日の早い説明では理解しにくい。
一度破壊され失われた自然は二度ふたたび取り戻すことは不可能なことです。
自然環境、環境保護といった観点から、我々が暮らす生態系をこわしてはいけないのではないでしょうか?
回  答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を見直した結果については、7/5の説明会で説明したとおり、1.既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効である。2.余野川ダムは下流部の浸水被害を軽減する効果がある と考えています。
 河川整備計画説明資料第2稿に示すように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 要望
最後に、「利水については、早急な水需要の精査確認」とありましたが、工業用水や農業用水の転用も含めて、すなわちこれまでの省庁、自治体の壁をこえて、広く、柔軟な検討を是非お願いしたい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 工業用水等の利水について、現在、利水者に将来の水需要について精査・確認中です。精査・確認の結果を踏まえ、用途間転用や新規の水資源開発について確定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 池田に有る風船ダムの大きなのは、どれくらい水が留める事が出来ますか。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 現在、呉服橋上流には、池田井堰と加茂井堰の2カ所にゴム引布製起伏堰があります。両堰は、平常時はゴム引布製がふくらんで川の水をせき止め、安定した取水位を確保します。また、洪水時にはゴム引布製をしぼませ洪水の水位を下げ洪水を安全に下流へ流すこととなります。両堰のゴム引布製がふくらんでいるときに溜められる水量は、それぞれ約152,000m3です。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 園田地区の侵水想定について
 浸水予想区域図では阪急園田駅前で5mぐらいと想定されているが、現在の提防が破堤するとは思えませんが、降雨量増大によって、降雨した水が留ってしまうと考えられるのか、あるいは提防を越水してしまうと考えられるのか、どう云う想定か回答をお願いします。
 留水増の場合は排水可能か。(川へ)
回  答  ご意見ありがとうございます。
 過去の築堤は、早期に効率的に築造するため現地の川の中を掘った土砂を材料として使用し、土の締め固め等も人力施工など現在の堤防強度と比べ脆弱する箇所もあり、洪水によって決壊する恐れがあります。
 氾濫シミュレーションは、現時点の流域状況や河道断面・一庫ダムの洪水調節方式等を考慮し、破堤地点は堤防点検等の結果から脆弱と考えられる地点を選定を想定してシミュレーションしています。浸水予想区域図は、破堤地点を単独で計算し、計算結果を重ね合わせ(最大水深)一枚の図を作成しています。なお、本川の増水によって支川の洪水が吐けなくなることによる内水氾濫を想定したものではありません。
 本川と支川の合流地点に鉄のゲートがついた樋門があれば、本川が増水し支川に逆流しないようゲートを閉め、さらに排水機場が整備されておれば、内水氾濫を防止または軽減するため排水ポンプで本川に洪水を排出します。なお、本川の水位が高い場合は、洪水をポンプで排水することは下流で破堤する恐れがあるため出来ません。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 工事中における河川の汚れについて
一庫ダム完成から猪名川下流での土砂が堆積し河川中央に雑草の茂みが出来、ゴミ等が着いて大変見た目にも良くない。下流、絹延橋、中橋、呉服橋、阪急ガード下等の川底の砂の除去をし以前40~50年前の様な子供が川魚を取れる又釣れる様な川にして頂きたい。
又、工事機材の流失を無くして欲しい。
工事用機材が大雨で流され下流のテトラポットにひっかかり大変見苦しい。 業者の指導も徹底してほしい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 河床の堆積土砂は、定期的に河道形状の状況を把握し、洪水の流水阻害状況・河床変動状況や河川環境への影響等から判断し除去します。また、土砂の流出防止機能を有する森林の保全・整備の検討について関係機関との連携を図ります。                  
 一方、流況の平滑化等に伴う河川環境への影響を改善するため、水位変動や攪乱の増大を図るべく検討します。さらに、良好な河川環境を維持するため、河川愛護の啓発や、住民団体及び地域に密着した組織と協力して美化・清掃活動を継続実施するほか、ゴミ等の不法投棄対策を強化します。また、工事用機材の流出について、今後一層の監督指導を実施していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 余野川・観光と日々の暮らしを向上させたい!
増水したときの余野川と猪名川を目の当りにしてきましたが、絶対に必ず上流域にダムが必要です。
より良い余野川のダムを建造して、中流域から下流域の余野川河川敷を夙川や武庫川のように整備していただきたい。そこで、毎日の暮らしの中で散歩をしたり、春は桜、夏は百日紅(さるすべり)といった花見ができる環境を作っていただきたい。夙川のような花満開になる花見ができる余野川に是非育てて欲しい。そして、余野川の個性は百日紅(さるすべり)が夏に咲く夏にも花見ができる。すばらしい「リバーフロント」が楽しめる河川に育てていただきたい。
いまは、どちらかというと、ただ通過するだけ背を向けている川でしかない。川辺に足を運びたくなる。川に向かい合いたくなる。そんな。すばらしい川にしていただきたい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 ご指摘の場所は、大阪府が管理しており、ご意見は大阪府の方へ送付させていただく予定です。
 国の管理区間でも同様な場所があり、私共の考えを説明します。
 水辺は貴重な水と緑の空間であり、河川および堤防は地域社会の憩の場として貴重な役割を果たしてきました。市街化等に伴い緑が減少しつつあることから良好な水辺空間の整備等の要望は多くだされています。
 国土交通省として、昭和63年から「桜づつみモデル事業」を実施し、猪名川では、伊丹市森本地先(神津大橋上流左岸)で実施しております。
 「桜づつみ」を作る条件として堤防から住宅地側に土地を提供していただき、植樹しても堤防に影響がないよう堤防を住宅地側に盛土して、そこに植樹するものです。
 これらについて、地元自治体から要請を受け、基礎工事を河川管理者が行い、土地の提供・植樹や維持管理は地元自治体となっています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。
 

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