猪名川河川事務所

余野川ダムについて頂いたご意見と回答 平成15年7月6日~平成16年1月24日まで

今までの説明会など

テーマ:淀川水系河川整備計画策定にむけて

【淀川水系河川整備計画策定にむけてのご意見及び回答】


自治体からのご意見
みなさまからのご意見
余野川ダムについて頂いたご意見と回答
平成15年6月24日~7月5日まで
平成15年7月5日 意見交換会
平成15年7月6日~平成16年1月24日まで
平成16年1月25日 箕面会場 第1回討論会
平成16年2月14日 箕面会場 第2回討論会
平成16年8月21日~9月4日まで
平成16年9月5日 川西会場 説明会
平成16年9月6日~9月10日まで
平成16年9月11日 尼崎会場 説明会
平成16年9月12日~10月2日まで
平成16年10月3日 川西会場 第3回討論会
平成16年10月4日~10月9日まで
平成16年10月10日 箕面会場 第4回討論会
平成16年10月11日~
その他のご意見と回答

 
■ みなさまからのご意見 【 平成15年7月6日~平成16年1月24日まで 】
ご意見・ご質問 世界でも日本でも脱ダムの流れの中、流域委員会も提言したように、ダムによらない、河川整備の方向にすすむべきだと思います。一庫ダムをつくるために、兵庫県は過大な水需要をみこみましたが、その計画にはほど遠い状況で推移しています。ダム下流の川は、生体系も大きく変化しました。余野川ダム建設は中止し、市民や専問家の知意も生かして、河川の整備のあり方を検討すべきだと考えます。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 河川整備計画説明資料第2稿に示すように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 水曜ハイクに参加させていただき思った事は、なぜ余野川ダムが必要なのか、聞かせてほしいと思いました。歩いてみて、こんな素晴らしい自然が残っているのにダムが出来たら水没してしまうそうです。動植物がかわいそうです。何とかこの自然を残してほしいのが、私の願いです。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 河川整備計画説明資料第2稿に示すように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。
 また、現在、ダムおよびダム以外の治水対策の方法について併せて検討を行っています。検討にあたっては、周辺自然環境への影響、社会的な影響、事業の効果などを考慮し、今後検討・見直しを行い、結果がでた時点で、流域委員会や流域住民、関係地方自治体等の意見を頂いた上で決定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 何とかして重箱のスミをつついてやろう……反対することだけが目的の集まりとしか思えなかった。ダムをつくるのがムダ使いというなら何に使うのだったら納得できるのかダムより他にもっとムダ使いされているのがあるように思う
このメモは匿名ならば発表しても可。アレンジも可。一部のみ引用も可
殆ど浸水の話ばかりでしたが、渇水のことも考えて下さい
宮沢賢治のように日照りの時はオロオロするのでしょうか
私は被災者(震災)ですが水のない生活には本当に困りました
会場で発言した人は府下の人が多かった。きっと私のような体験がないのでしょう。ダムがあっても断水する時はする。しかし貯水がなければ直撃です
○○年に一回おきるかどうかにお金をかけるのか
 被害額19975→16334 軽減額でダムはつくれる
 ○○年に一回の際、発言者の親族に被害が出た場合まで想定したの  でしょうか?それとも自分の死後はどうでもよいということか?箕面市の ●●という男性は「50年後は自分は生きていない」と発言していた
自分が生きている間のことだけを考え、後はしらないとはずいぶん無責任です
もっと長いスケールで決めるべき
まるで「自分の年金額を減らされたくないので、つくるな」と言っているように聞こえる


少子化だからダム不要……中年女性の発言
でわ温暖化はどうするのか
ヒートアイランド現象で止々呂美が集中豪雨となった場合どうなるのか


長野県の植林事例を引用した男性
高齢者ばかりの止々呂美に於いて、一体誰がするのでしょうか
少子化でしかも3Kの仕事をやってくれる人がいるのでしょうか
植林すれば1.5倍の降雨が防止できるという科学的な裏付けのもとに発言しているのか
発言後、拍手がおきたのには呆れた

反対派の人に問いたい
当日(7/5)マイカーで会場へ来たのか?
もしマイカーなら「環境」について述べる資格はあなたにはありません
水害を実際に見た・経験したことがあるのか?
私は昭和58年-絹延の知人宅で見た
神戸に住んでいた時は目の前で橋が流されていった
昭41?42年   体のふるえが止らなかった
止々呂美に足を運んだことがあるか?
実情をどこまで把握した上で反対を唱えているのか

その他感じたこと
実績づくりの説明会ならあの程度の規模で十分です
氾濫シミュレーション
昭28年実績の1.5倍とあるが
オゾン層の破壊・温暖化を思うと1.5倍でも足らないのではと心配しております
発言は1人1回○○分以内
ルールを設けた方がよい
扇動者にかき回されないように
地元(止々呂美)代表の方に地元の希望を発表する場を与えてはいかがでしょうか
物事、すべて賛否あるのだから並列に扱うべき
反対意見ばかり聞かされても……
流域委員会について
メンバーは、いつ誰が任命したのかしらと思ってしまった
構成によっては、最初から答えは出ているのと同じだ
回  答  ご意見ありがとうございます。
 ご意見を参考にさせていただき、今後はできるだけ多くの人に参加していただき、より多くの人が発言できるような会場の設定や説明会の適切な運営・進行を考えていきたいと思います。

 淀川水系流域委員会の設置にあたり、平成12年7月に淀川水系に関して学識経験を有する4名の委員により準備会議を設立し、淀川水系河川整備計画の作成にあたって、関係住民の意見の反映方法について提言するとともに、「淀川水系流域委員会」のあり方(構成、メンバー等)についてとりまとめ、近畿地方整備局に対して答申を行いました。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 7/5余野川ダム意見交換会で感じたことを列挙します
1. 無責任な提案 ○60年に1回の洪水であろうと、より安全な環境を早期構築することが行政の責務である。○発言者が当該地区の住人であっても効果の劣るダム以外の方法でOKなのか疑問である。○不況時代に税金のムダ使いとの発言あったがダム中止により発生するかも知れない失業者をどうするのか、ダム建設財源を何に使うのか提案あるべき。
2. 現状無視の提案  長の県のように植林することで脱ダムを計る提案あったが誰が植林するのか。当地域では林業は産業として成り立たないことを踏まえての提案とは思えない。デメリットが多すぎる
3. 蛍の生育  ダムによって水質汚濁が進展するのかどうかは解らないが、余野川で蛍が増えたのは下水整備によるものと思っている。
4. 発言者はダム建設を阻止する為に都合の良い論理付けをし、又次のステップの為のネタ探しをしているように思えた。もう少し建設的な意見を期待していたので失望した。
発言者意見のみを重視するのではなく無発言者の意見も同等に扱ってほしい。
 今回の説明で余野川ダムの必要性は良く解った。早期完成を望みます。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 先日(6/5)の説明会では時間切れで云えなかったので意見を申し上げます。当日の出席者のほとんどがダム反対のように感ぜられ本来住民と行政は同じ目的「住み良い街作り」のため協力する立場にあるのに、何かおかしいと思いました。それは私の考えですが、本来この計画は洪水の被害を少くしたいという目的であるから手段は色々あると思います。ダムを作るのはその中の一手段であって全てではないのに、はじめからダムありきで、それの妥当性を労力をかけたシュミレーション作業と資料で説明され、意見はありませんかという進め方がまちがっているのではないでしょうか。当日も色々意見が出ていましたが、洪水を防ぐ手段につき、先づ市民から発想や提案を募集し、専門家の意見を聞き衆知を集めてダムありの場合、ダムなしの場合の各ケースを設定した上でシュミレーションをして、コストと被害(環境に及ぼす被害も含めて)を出し、それらに対する意見を求めるのが正しいやり方ではないのですか。今のやり方では何回説明会をされてもダムを作るための反対意見に対するガス抜きであって、どうせダムが作られるのだろうとしか思われませんでした。
回  答  ご意見ありがとうございます。
  ご意見を参考にさせていただき、今後はより多くの人が発言できるような、適切な運営・進行を考えていきたいと思います。
住民意見の反映方法については、流域委員会で検討していただいているところです。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 平成50年には、45百万人に、日本の人口が減少(NHK、T.V、人口減にどう対処するか)と云って心配している時、労働人口が急減する将来に備えて、大規模ダムを作るのは、学生が減ることが分っていながら、新しい大学を作り続けた人達の愚を繰り返すことにならないか。
電力需要予測をやり直すことが先決。
回  答  ご意見ありがとうございます。

 河川整備計画説明資料第2稿に示すように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 なお、余野川ダムの目的は1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 であり、発電はありません。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 三年前に池田市から当所へ引っ越してまいったものです。以前にも手紙にて意見を述べさせていただきましたが、現在滝山の猪名川のほとりに住んでおります住民です。
どう考えましても当方マンションの附近の川の週辺の工事整備がぬけており私どもの流域は草ぼうぼうで畑はしほうだい!!
現在整備中の河川の工事をなぜ上の方(北の方向)から計画して下さらなかったのか大変不満です。なっとくいきません。
不衛生で一度関係者の方がお住みになったら如何ですか!
回  答  ご意見ありがとうございます。
 現在、滝山付近で工事を実施しているのは川西市出在家町の木部・出在家地区河道整備工事です。出在家町から上流は兵庫県の管理区間となっていることから、いただいたご意見を兵庫県に確認したところ以下の回答をいただきました。

 兵庫県で管理している区間の内、ご意見を頂きました区間については、現在、治水上の観点から工事を実施しなければならない区間にはなっておりません。
 また、畑については、既にご承知のこととは存じますが、現地に看板を設置するなど、耕作者に対して、畑の撤去を指導しているところです。
 今後とも、畑の撤去に向けて、ねばり強く耕作者を指導してまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。ご意見ありがとうございます。


ご意見・ご質問 美しい自然は未来の為にのこして置くべきだと考えております。
人口が減って行くのにダムは必要無いと思います。
99%の土地買収が済んでいるのなら自然公園に切替て進めていただきたい。
使えなくなったダムを元の自然に戻すのに作る時の何倍のお金が必要になるかを考えてほしい。
ほかに方法があるのでは?なぜ多田地区に水害がおきたのですか?
回  答  ご意見ありがとうございます。

 利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を余野川ダム見直しに反映させます。

 河川整備計画説明資料(第2稿)に示すように、多田地区の下流部には銀橋等の狭窄部があるため、度々浸水被害が発生しています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。


ご意見・ご質問 余野川ダム建設大反対します。
理由は一庫ダムに川に流れた土砂を浚渫すれば余野川ダムの倍以上の水を溜めるる事が出来、そうすれば無駄な国民の税金を使わなくて済みます。
又、土手の修理は必要とおもいますが治水事業で浚渫を1番に行う事です。
回  答 ご意見ありがとうございます。
ダムは洪水調節のための容量や水道などの利水目的のための容量とは別に、100年間に貯水池に堆積する土砂量を推定し、計画堆砂容量を設定しています。一庫ダムでは250万m3の計画堆砂容量が設定されており、この内、現在までに概ね70万m3程度の土砂が貯水池に堆積しています。
計画堆砂容量の範囲の堆砂であれば、洪水調節や利水上には何ら支障を生じるものではありませんが、一庫ダムの洪水調節機能を一層高めるための方法のひとつに、堆積した土砂を浚渫するなどにより、計画堆砂容量の一部を洪水調節容量に振り替えることが有効であることを、5月16日の流域委員会や7月5日の余野川ダム計画の見直し案の説明会において説明しました。
なお、「猪名川総合開発事業の建設に関する基本計画(第2回変更)」では、余野川ダムの洪水調節容量は1,120万m3であり、一庫ダムの計画堆砂容量(250万m3)と比べると格段に大きな容量を有しています。
今後は、上記の方法をはじめ、狭窄部上流多田地区の浸水被害軽減のために考えられる他の方法も含めて、さらに精度を高めた検討を行っていきます。
また、猪名川下流部の浸水被害を軽減するための方法として、河床を掘削し、河道の流下能力(どれくらいの水を流すことができるのか)を向上させる方法がありますが、今後は生態系などの河川環境に与える影響や橋梁などの河川横断工作物への影響、治水上の効果、事業費等を詳細に検討し、河床掘削の有効性について評価を行っていきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 淀川水系5ダムの治水、利水問題に関する円卓会議の要請
 淀川流域委員会も終盤を迎え10月29日河川整備計画原案が出される段階になってきています。2年余の歳月を重ねての議論の結晶は今後の河川計画の指針になるべき「提言」を生んだが、近畿地方整備局は5月15日、委員会「提言」を覆す「見直し案」の発表を行い、これまで委員会を見守ってきた全ての流域住民のみならず河川環境に関心を持つ市民、そしてダム問題を抱える団体を驚かせました。そしてその反応は8月20日朝日新聞社説「淀川のダム 委員会を無駄にするな」の記事となってマスコミをも賑わせることになりました。
 このマスコミ報道については、近畿地方整備局は誤報扱いの弁明をしていますが、マスコミが誤解するようであるなら市民、住民が誤解するのが当然です。しかし、整備局の弁明は先日の24回淀川流域委員会での委員の〈「河川整備計画原案の案」は「提言」から乖離している〉がやはり的を射た発言と思われ私達を納得させるに至っていません。従って、マスコミ報道を否定するならばやはりこの疑いを払拭しなければ、また説明の必要が整備局にあると考えます。
 「見直し案」で特にショックを感じているのはやはりダム建設問題を抱えている団体です。元より淀川流域委員会はダム反対団体からの委員を公募採択していません。従って、ダム論を正面切って協議した委員は少なく議論が深まっていない状況でダムの治水、利水論が通過しているきらいが見受けられます。この背景での流域委員会の機構からダム問題を検証する団体の意見書と質問状はことごとく無視されてきているのが現状です。この無視は整備局本体でなければどの段階においてそうなっているのか疑問です。
 ダム問題を考える団体の意見書、質問書が反映されない流域委員会は果たして新河川法の理念を標榜できるのでしょうか。甚だ疑問が残るばかりで、全国に先駆け開かれた透明性を謳った広告塔としての流域委員会の名を汚すことになり、60名近い委員の方のご尽力があるにも拘らず禍根を残すことになりかねません。
 そこで私達は、ダム問題の議論が深まることを願って円卓会議を企画しました。そうすることが流域委員会においてより進化した方法で河川整備のあり方を議論する上で一石を投じる、さらにマスコミの誤解を払拭する為にも賢明な場になると考えた次第です。
 円卓会議の方法は、丹生ダム、川上ダム、余野川ダム、大戸川ダム、安威川ダム、5ダムの団体、「関西のダムと水道を考える会」、「大阪自然環境保全協会」の7団体の参加と近畿地方整備局の方々とにおいて行いたいと考えています。なお、淀川流域委員会委員、河川環境に関心のある方に傍聴参加を促したいと考えています。今回の円卓会議は河川整備計画とダム問題を多角的な視点で論じあい、参考意見をお聞きする場と思っています。
 以上、近畿地方整備局に対して共有の場を持って頂くことを要請します。
 なお、日時は10月25日(土)午後とさせて頂きます。
 主催団体は「脱ダムネット関西」です。
 各団体の参加者が確定しているのは、「関西のダムと水道を考える会」代表の○○、「大阪自然環境保全協会」会長○○2名です。
 よろしく取り計らいお願いします。
 ○○
 2003.9.26
回  答 「円卓会議参加要請」に対しましては、下記のように考えております。
淀川水系の河川整備計画を策定するために、河川管理者としての近畿地方整備局では、次のような取り組みを行っております。
  河川管理者としての近畿地方整備局では、ホームページやFAXなどで一般の方々などからのご意見やご質問をお受けしており、それについての回答をさせていただいています。回答が遅れているものもありますが、必ずお返しする予定です。
  整備計画の策定に当たっての取り組みとしては、淀川水系流域委員会(これまでに委員会25回、地域別部会67回、テーマ別部会21回)での説明や、一般住民の方々を対象とした説明や意見交換(これまでに延べ39回)、関係自治体への説明・意見交換を実施しています。
 また、ご意見やご質問[を]をいただいたグループや団体にも出向いての説明や意見交換も行っています。
(なお、これまでに住民の方々からは延べ約1,600件のご意見・ご質問をいただいております。)
  これからも、これまでのような説明会や意見交換会を予定しているほか、対話集会なども開催していく予定です。その中で、ご意見などをお聞きしていくことにしています。
  なお、10月25日は木之本町内で基礎原案につきましての意見交換会を開催することにしております。
 以上のことから、淀川水系5ダムの計画内容の見直しにつきましては、淀川水系河川整備計画策定の手続きの中で、淀川水系流域委員会、流域の住民の皆様、関係自治体の意見を聞きつつ行って行きたいので、今回ご提案の円卓会議には参加を見合わせさせていただきます。

以上

平成15年10月6日
近畿地方整備局河川部

ご意見・ご質問 円卓会議の要請に対する回答書について
 7日、要請書の主催団体「脱ダムネット関西」の会議において貴職から頂いた回答書についての意見交換を持ち、私から当日の面談での模様を報告しました。
 先ず率直に申し上げて、「回答書」は全く「要請書」の本意を汲み取っていない近畿整備局河川部の常套句(「委員会を何回開催した、グループや団体に出向いて説明会を持った、今後対話集会を開催していく予定です」)でしかないことにげんなりしています。個人的なことになりますが、松山監理官とは5年来の旧知になります。互いの性格を熟知して面談した結果としては甚だ残念な段違いの平行棒の認識に終わったことに、国土省の名称が変わっても「三つ子の魂百まで」との思いを強くするものでしかありませんでした。
 と言うのも、8月の「大阪自然環境保全協会」と「関西のダムと水道を考える会」への説明会においても、「はっきりした答えが返ってこない」との不満の意見が相変わらず出ました。また各団体の代表は意見書に対する回答が得られないとのことから督促状を出したとの話も聞きました。意見書、質問状が無視されているという事実は要請書でも明記していますが、現実に私自身も9月5日の京都での淀川流域委員会では、川上ダムの住民団体の方が傍聴者発言において質問状に対して回答はいつまで経っても得られないとの発言を聞いています。このように近畿整備局河川部の説明は住民、市民団体を説得するどころか、反って不信、反発を募らせるもとになっています。詰り行政が率先して行わなければならない住民への説明責任を果たしていないのが現実です。
 国土省は河川行政の行詰りから住民の意見を反映させる為に新河川法を発足させたことを忘れているのではないか。また、流域委員会は表紙の説明では立ち行かなくなった現状を踏まえて公開での住民参加、傍聴者を含めての幅広い意見の反映、議論の深まりを前提としたものであった筈です。しかし、近畿整備局河川部の常套句と住民団体の特にダム建設についての理解に著しい隔たり、認識の不一致があることを近畿整備局河川部は認めようとせず、誤解の一点張りで全てを封印する手法に終始しています。そして、淀川流域委員会においても意見書を取り上げないで審議が続行しているのが現実です。
 更に懸念される意見書の無視は、ホームページの記載の遅滞と相俟って貴重な住民意見を葬りさせるきらいが見え隠れします。これらの実態は甚だ残念なことではあるが住民無視の誹りを免れないものです。議論の俎上にのらない、半年後れでしかホームページに掲載されない現実はもはや住民無視の最たるものと言えます。
 取分け今回の「要請書」を無視した近畿整備局河川部の対応は新河川法の理念を逸脱した建設省当時に逆行したものであると言わざるを得ません。今回の「回答書」を出した近畿整備局河川部を厳しく糾弾します。
 ○○
 2003.10.9
回  答 ご意見いただきました。
 淀川水系河川整備計画策定に当たっての取り組みの中で、住民の皆様からたくさんのご意見やご質問をいただいております。これらいただきましたご意見・ご質問に対しましては、順次回答させていただいておりますが、回答の遅れているものもございます。
 つきましては、回答が遅れておりますご意見・ご質問につきましても、必ずお返しさせていただく予定でございますのでご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 河川管理者としての近畿地方整備局といたしましては、今後とも、淀川水系河川整備計画策定の手続きの中で、淀川水系流域委員会、流域の住民の皆様、関係自治体の意見をお聞きしながら取り組んで参ります。宜しくお願いいたします。

以上
平成15年10月20日
近畿地方整備局河川部

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